プアン 友だちと呼ばせて

ぷあんともだちとよばせて One for the Road
上映日
2022年8月5日

製作国
タイ

制作年
2021
上映時間
129分

レーティング
PG-12
ジャンル
ドラマ

check解説

タイ映画史上歴代興収1位を奪取した「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のバズ・プーンピリヤが監督を担当し、「花様年華」「恋する惑星」のウォン・カーウァイが製作総指揮を務め、サンダンス映画祭のワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞に輝いた青春映画。余命宣告を受けた男がNYにいるバーテンダーの友人をタイに呼び戻し、元恋人たちに会いに行くロードムービー。監督のオリジナル脚本で、若くして亡くなった親友に捧げる半自伝的な物語。タイトルの「プアン」はタイ語の「友だち」を、英題の“one for the road”は「別れの一杯」を意味する。出演はドラマ『Hormones』で人気が爆発し、「ゴースト・ラボ:禁断の実験」にも出演しているトー・タナポップと、ドラマ『VOICE』のアイス・ナッタラットがタッグを組んだ。タイの各地域の美しい景色や、ウォン・カーウァイ作品を彷彿とさせるネオン下のロマンティックな場面など、おしゃれでエモーショナルな雰囲気が漂う。タイ最旬の音楽やファッションを取り入れてヒットを生み出し続けてきた映画会社GDH559が製作した。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 米文学・文化研究
    冨塚亮平
    SNS時代のタイ版「ブロークン・フラワーズ」といった趣のA面は、難病という重い主題とコミカルな軽さのバランスが絶妙。カセットテープが裏返るとともに、一転してそれ... もっと見る
  • 日本未公開映画上映・配給団体Gucchi's Free School主宰
    降矢聡
    ロードムービーとは今ここではないどこかを希求する映画だ。現状の社会や価値観から逃避し、外の世界を渇望する。しかし余命いくばくかの男は、自分の過去を清算しようと、... もっと見る
  • 文筆業
    八幡橙
    思い出と共に昔の恋人を一人一人訪ね歩くという「舞踏会の手帖」的展開の前半戦は、軽やかな滑り出しの冒頭からぐいぐい惹き込まれる。だが、中盤で一気に物語は思わぬ方向... もっと見る

「プアン 友だちと呼ばせて」のストーリー

NYでバーを経営する青年ボス(トー・タナポップ)のもとに、バンコクで暮らす友人のウード(アイス・ナッタラット)から数年ぶりに電話が入る。ガンで余命宣告を受けたので、最期の頼みを聞いてほしいというのだ。バンコクに戻ったボスが頼まれたのは、元恋人たちを訪ねる旅の運転手。カーステレオから流れる思い出の曲が、二人がまだ親友だった頃の記憶を呼びさます。忘れられなかった恋への心残りに決着をつけたウードを、ボスがオリジナルカクテルで祝い、旅を仕上げるはずだった。だが、ウードがボスの過去も未来も書き換える〈ある秘密〉を打ち明ける──。

「プアン 友だちと呼ばせて」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「プアン 友だちと呼ばせて」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 タイ
製作年 2021
公開年月日 2022年8月5日
上映時間 129分
製作会社 Jet Tone Films=Houseton
配給 ギャガ
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト https://gaga.ne.jp/puan/
コピーライト (C)2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2022年8月下旬号 REVIEW 日本映画&外国映画 「プアン/友だちと呼ばせて」
UPCOMING 新作紹介 「プアン/友だちと呼ばせて」
2022年8月上旬号 「プアン/友だちと呼ばせて」 インタビュー バズ・プーンピリヤ[監督]
「プアン/友だちと呼ばせて」 論考

「プアン 友だちと呼ばせて」を観ているあなたにおすすめの映画