ただいま、つなかん
ただいまつなかん- 上映日
- 2023年2月25日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 2023
- 上映時間
- 115分
- レーティング
- 一般映画
解説
仙台市唐桑半島にある民宿の女将を10年以上にわたり取材したテレビ報道発のドキュメンタリー。東日本大震災当時、自宅を学生ボランティアの拠点として開放した菅野夫妻は、その場所を民宿として開業。テレビで放送された映像に新たなシーンを加えて映画化。監督は、本作が映画初監督となるテレビディレクターの風間研一。ナレーションは、「Fukushima 50」の渡辺謙。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「ただいま、つなかん」のストーリー
宮城県気仙沼市唐桑半島鮪立の、美しい入江を見下ろす高台にある民宿・唐桑御殿つなかん。100年続く牡蠣の養殖業を営む菅野和享さんと一代さん夫妻は、東日本大震災当時、津波により浸水した自宅を補修すると、学生ボランティアの拠点として開放し、半年間で延べ500人を受け入れた。若者たちに“つなかん”と呼ばれたその場所は、皆がいつでも帰ってこられるようにという夫妻の思いから、2013年秋、民宿として生まれ変わる。一代さんは女将として、自慢の牡蠣やワカメを振る舞い、土地の魅力を発信する。そんなつなかんに引き寄せられるかのように、元ボランティアの若者たちが次々と移住してきた。彼らは海を豊かにする森を育てたり、漁師のための早朝食堂を営んだり、移住者のサポート体制を整えたりと、地域に根ざしたまちづくりに取り組む。そんなある日、海難事故が発生する。養殖業を廃業し、閉じこもりがちになった一代さんを思い、全国各地から元ボランティアや仲間たちが集まってくる。民宿は再会し、いつしか移住者たちは地域を担う立場となっていく。そして、コロナ禍による民宿存続の危機の中で、2021年3月11日を迎える。震災から10年という節目を機に、一代さんは大きな一歩を踏み出そうとしていた……。
「ただいま、つなかん」の映像
「ただいま、つなかん」の写真
「ただいま、つなかん」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ただいま、つなかん」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | 日本 |
製作年 | 2023 |
公開年月日 | 2023年2月25日 |
上映時間 | 115分 |
製作会社 | 文化工房 |
配給 | (配給協力:ウッキー・プロダクション) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | https://tuna-kan.com/ |
コピーライト | (C)2023 bunkakobo (C)鈴木盛男 |
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