解説
同名小説を原作に、明治時代の福井県でメガネ作りに挑んだ人々の物語を映画化。庄屋の長男・増永五左衛門とその弟・幸八は、村をあげてメガネ作りに挑む。二人は幾度となく挫折するが、五左衛門の妻・むめは兄弟を支え続ける。やがて彼らは最後の賭けに出る。出演は、「TAP THE LAST SHOW」の北乃きい、「HiGH&LOW THE WORST X」の森崎ウィン。監督は、「えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。」の児玉宜久。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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文筆家和泉萌香当時にタイムスリップする場面での壮大で美しい雪景色の後は、ほとんど人物が配置された室内の画がほとんどになるが、文化財であるという撮影地の家々の内部、登場人物たち... もっと見る
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フランス文学者谷昌親明治時代に、福井の片田舎でメガネづくりを一から始めた人びとの物語に登場するのは、いずれも誠実でひたむきな人物ばかりで、観ていて清々しい気持ちになれる映画だ。しか... もっと見る
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映画評論家吉田広明冒頭に福井の観光CMが流れ、新幹線がトンネルに入って過去=映画本篇となる。狙いが分かりやすくて結構だ。福井でメガネ産業が盛んになった理由を描く地場産業振興物語。... もっと見る
「おしょりん」のストーリー
明治37年、福井県足羽郡麻生津村の庄屋の長男・増永五左衛門(小泉孝太郎)と結婚したむめ(北乃きい)は、育児と家事に日々明け暮れていた。ある日、五左衛門の弟・幸八(森崎ウィン)が勤め先の大阪から帰ってくる。幸八は、村をあげてメガネ作りに取り組むことを提案する。メガネはまだほとんど知られてないが、活字文化の普及で必ず必需品になり、収入のない冬の農家の人々の暮らしの助けになるというのだ。初めは反対していた五左衛門だったが、視力の弱い子どもがメガネをかけて大喜びするのを見て、挑戦を決意する。村の人々を集めて工場を開き、苦労の末にメガネを仕上げるが、「売り物にならない」と卸問屋に突き返され、資金難から受けた銀行の融資の返済を厳しく迫られる。兄弟は幾度となく挫折するが、決して夢を諦めない強い心を持つむめは、そんな二人を信じ、支え続ける。兄弟と職人たちはむめに励まされ、最後の賭けに打って出る……。
「おしょりん」の映像
「おしょりん」の写真
「おしょりん」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「おしょりん」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2023 |
公開年月日 | 2023年11月3日 |
上映時間 | 120分 |
製作会社 | 「おしょりん」制作委員会(制作プロダクション:広栄=トロッコフィルム) |
配給 | KADOKAWA |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://movies.kadokawa.co.jp/oshorin/ |
コピーライト | (C)「おしょりん」制作委員会 |
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