美と殺戮のすべて
びとさつりくのすべて ALL THE BEAUTY AND THE BLOODSHED解説
2022年ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞したドキュメンタリー。1970~80年代のドラッグカルチャーなど時代性を反映した作品を手がけてきた写真家ナン・ゴールディンの人生とキャリア、そして彼女が医療用麻薬オピオイド蔓延の責任を追及する活動を追う。監督は「シチズンフォー スノーデンの暴露」のローラ・ポイトラス。2022年(第95回)アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
文筆業奈々村久生アウトサイダーカルチャーのシーンと製薬会社の過失を記録した志の高さは認めるが、映像によって語る行為において、自分が映画という表現に求めるものとは異なると言わざる... もっと見る
-
アダルトビデオ監督二村ヒトシ世界から痛めつけられている。生きているだけで痛い。〈普通〉じゃない私だけの痛み。痛みがあるから芸術を創作し、痛みがあるから恋愛する。鑑賞者の痛みを刺激して感動さ... もっと見る
-
映画評論家真魚八重子ナン・ゴールディンが仲間と、サックラー家が販売製造し中毒者を多く出している「オピオイド系鎮痛剤」に反対運動をしている。映画はナンの過去を振り返り、むしろ80年代... もっと見る
「美と殺戮のすべて」のストーリー
1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーン…… 当時過激とも言われた題材を撮影し、その才能を高く評価され一躍時代の寵児となったアメリカの写真家ナン・ゴールディン。2018年3月10日、彼女は多くの仲間たちと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れる。目的の場所は、製薬会社を営む大富豪が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペース“サックラー・ウィング”。到着した彼女たちは、ほどなくして『オキシコンチン』という鎮痛剤のラベルが貼られた薬品の容器を一斉に放り始める。「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら……。オキシコンチンは『オピオイド鎮痛薬』の一種であり、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされる<合法的な麻薬>である。ナン・ゴールディンはなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に一人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりが今明かされる。
「美と殺戮のすべて」の映像
「美と殺戮のすべて」の写真
「美と殺戮のすべて」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「美と殺戮のすべて」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 社会派 伝記 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2022 |
公開年月日 | 2024年3月29日 |
上映時間 | 121分 |
製作会社 | Participant=Praxis Films |
配給 | クロックワークス |
レイティング | R-15 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://klockworx-v.com/atbatb/ |
コピーライト | (C)2022 PARTICIPANT FILM, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. |