クイーン・オブ・ダイヤモンド

くいーんおぶだいやもんど QUEEN OF DIAMONDS
上映日
2024年5月10日

製作国
アメリカ

制作年
1991
上映時間
77分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

女性が直面する孤独や暴力をテーマに扱い、独自の美学を貫き通す孤高の映画監督ニナ・メンケスが、ラスベガスで生きる女性ディーラーの倦怠に満ちた日常を描いた長編映画。1991年にサンダンス映画祭で初上映、92 年にミュンヘン国際映画祭で上映。1980年代初頭から活動を続け、世界の映画祭でますます評価を高めるニナ・メンケスの初期作品がアカデミー・フィルム・アーカイブによって修復され、代表作3本(本作と「マグダレーナ・ヴィラガ」「ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー」)が2024年5月10日、初めて日本で公開される。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画監督
    清原惟
    淡々とした時間の流れに身を任せているうちに、他人の人生に乗り込んでいるような感覚になった。カジノのシーンでのお金を入れていく身振りや、部屋でだらだら話している女... もっと見る
  • 編集者、映画批評家
    高崎俊夫
    ニナ・メンケスの新作「ブレインウォッシュ」を見ると“映画における男性の眼差し”を俎上に載せる痛烈なるフェミニストという印象を抱く。だが、... もっと見る
  • 映画批評・編集
    渡部幻
    アメリカの異端児ニナ・メンケス、91年の代表作。極私的なアヴァンギャルド・スタイルで知られる女性作家の白眉は、果てしなく続く台詞なしのカジノ場面に表れる。日光を... もっと見る

「クイーン・オブ・ダイヤモンド」のストーリー

ラスベガスで生きる女性ディーラー、フィルダウス(インドネシア語で“楽園”の意)は、昼間は瀕死の老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。時には砂漠に浮かぶ湖に友人と出かけたり、恋人に手を上げる隣人に悪態をついたり、行方不明になった夫の消息を探ろうと施設に足を運ぶものの、放たれる言葉や歌声は誰にも届かず、何も変容しないまま一日が過ぎる。眩暈がするほど煌びやかなネオン、無機質なアパートメント、純白のシーツやウェディングドレス、業火に焼き尽くされる大木。永遠に続くかのような反復とそこかしこに横たわる暴力に感覚が麻痺していく。

「クイーン・オブ・ダイヤモンド」の写真

「クイーン・オブ・ダイヤモンド」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「クイーン・オブ・ダイヤモンド」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1991
公開年月日 2024年5月10日
上映時間 77分
製作会社 Menkes-Menkes Film
配給 コピアポア・フィルム(提供:マーメイドフィルム=Respond)
レイティング 一般映画
アスペクト比 ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 モノラル
公式サイト https://ninamenkesfilmfes.jp
コピーライト (C)1991 Nina Menkes (C)2024 Arbelos

「クイーン・オブ・ダイヤモンド」を観ているあなたにおすすめの映画