わたしの物語

わたしのものがたり IS THERE ANYBODY OUT THERE?
上映日
2024年6月22日

製作国
イギリス

制作年
2023
上映時間
87分

ジャンル
社会派

check解説

股関節がなく、大腿骨が短い極めて稀な障がいのあるイギリス人女性監督エラ・グレンディニングによるセルフ・ドキュメンタリー。障がい者への差別が未だ残るこの社会。同じ障がいのある人をSNSで探し訪ねながら、自分らしい生き方を発見していく4年間を記録した。2023年サンダンス映画祭ワールドシネマ部門正式出品。『あなたを探し求めて』のタイトルでSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023にて上映。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 文筆業
    奈々村久生
    差別や偏見が生まれる一因として「見慣れていない」ことは強く作用する。監督かつ被写体であるエラの下半身が短い容姿は多くの人にとって「きわめて稀」だと思われるが、約... もっと見る
  • アダルトビデオ監督
    二村ヒトシ
    エラ監督は美人だ(とジャッジしてるんだからこの短評はルッキズムという差別である)が映画ではそこは言及されない。若い美女でありつつ障がい者でもあることはそれはそれ... もっと見る
  • 映画評論家
    真魚八重子
    生まれつき、両足に障がいがあるエラ・グレンディニング監督。特徴的な障がいの中でも、片足だけの症状が多く、両足という例は他に会ったことがないという。障がいが世界で... もっと見る

「わたしの物語」のストーリー

股関節がなく、大腿骨が短い20代の女性エラ・グレンディニング。障がいを意識せず伸び伸びと育てられた彼女だったが、“自分だけ異質”という感覚を拭い去ることはできない。好奇の目線を無遠慮に投げかけてくるこの世界で、自分を肯定するためには何が必要か。その答えを求め、エラはfacebookに「わたしと同じような脚の人っている?」と書き込み、こうして2018年、エラの自分と同じ障がいを持つ人をSNSで探す旅が始まった。そんななか、マッチングアプリで出会ったパートナー、スコットとの子を妊娠していることが判明。やがて息子を出産、子育てを共に経験し深く信頼し合うエラとスコット。シングルマザーとしてエラを育てた母や、自閉症の親友ナオミ、そしてSNSを通じて出会った障がいのある仲間たちを通して、エラは新しい世界と自分を知り始める。脚を切断し子どもの障がいを治療するべきか悩む親たち、「治療すれば人生は劇的に改善される」と言う医者。“わたしのからだ”は治療しなければならないのか。エラが自分を肯定するために出した答えとは……。

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「わたしの物語」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「わたしの物語」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 イギリス
製作年 2023
公開年月日 2024年6月22日
上映時間 87分
製作会社 Hot Property Films=Tigerlily Films
配給 パンドラ(各地域編成協力:ミカタ・エンタテインメント)
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://www.pan-dora.co.jp/watashi/
コピーライト (C) HOT PROPERTY ITAOT LIMITED 2023