解説
「文学史上最も不遇な新人作家」の逆襲を描いた柚木麻子の同名小説を堤幸彦が映画化した文壇ピカレスクコメディ。新人賞を受賞したものの、大御所作家から酷評を受けて小説を発表する場も得られなかった作家の加代子は復讐を決意。予想外の進展を見せる2人の対決の行方は……。出演は「さかなのこ」ののん、「あの人が消えた」の田中圭、「若き見知らぬ者たち」の滝藤賢一。2024年2月に惜しまれながら全面休館を迎えた「山の上ホテル」で撮影が行われた。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「私にふさわしいホテル」のストーリー
新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・加代子(のん)。この恨み、晴らさでおくべきか……。そう決意しながら、憧れの“山の上ホテル”に宿泊する加代子の部屋の上階に泊まっていたのは、なんと東十条だった。大学時代の先輩で編集者の遠藤(田中圭)の手引きにより、東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を落とさせることに見事成功。だが、ここからが加代子の更なる不遇と試練の始まりだった……。加代子VS東十条の因縁の対決は、誰にも予想できない方向へと突き進んでいく。果たして加代子は文壇に返り咲き、作家の道を歩むことができるのか?
「私にふさわしいホテル」の映像
「私にふさわしいホテル」の写真
「私にふさわしいホテル」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「私にふさわしいホテル」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2024 |
公開年月日 | 2024年12月27日 |
上映時間 | 99分 |
製作会社 | 「私にふさわしいホテル」製作委員会(製作幹事・制作プロダクション:murmur/企画協力:新潮社) |
配給 | 日活=KDDI |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | https://watahote-movie.com/ |
コピーライト | (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会 |