RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編の映画専門家レビュー一覧
RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編
向井理が“絶対舌感”という特殊能力を持つ男・朝永蘭丸を演じたTVドラマ『神の舌を持つ男』の劇場版。ひとり自分探しの旅に出た蘭丸は、人里離れた山奥にある鬼灯村の温泉で働き始めるが、怪事件が次々と発生。やがて封印された村の秘密が明るみになってゆく。共演は「くちびるに歌を」の木村文乃、「幼獣マメシバ」シリーズの佐藤二朗、「極道大戦争」の市原隼人、「イン・ザ・ヒーロー」の黒谷友香、「渾身 KON-SHIN」の財前直見、「ぐるりのこと。」の木村多江。原案・監督は「天空の蜂」の堤幸彦。
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評論家
上野昻志
笑えないんだよね。べつだん斜に構えているつもりはないんだが。たまに、佐藤二朗扮する宮澤寬治の突っ込みにクスッとなる時はあるのものの、思わず吹き出してしまうという具合にはならないのだ。何故なのか? 木村文乃のオーバーな演技も、そのように設定されたキャラだから、非難しようなどとは思わないが、これを笑うのはどんな人なのだろうと思ってしまう。水資源とか子殺しとか、話に工夫はしているのだが。まあ、アート映画ではないけれど、観客を選ぶ映画ではありますな。
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映画評論家
上島春彦
テレビ版の視聴率低迷をわびてボヤく冒頭が可笑しい。主人公トリオの役柄が微妙にいつもと違うのが番組のポイントだった、しかし「外した」理由はそこにあろう。堤さん、考えすぎちゃったんだな。でも木村嬢の七十年代っぽいパンツスタイルは新鮮で見どころとなっている。布の上からでもぷにぷにしたお尻感は伝わってくる。でもせめて「時間ですよ」クラスの入浴ヌードが欲しかった。こんな時でも櫻井脚本は真面目一点張りで融通が利かないが、芯がしっかりしているのは高評価だな。
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映画評論家
モルモット吉田
いつもの堤ワールドなのでお好きな方はどうぞという感じだが冒頭から不発に終わったTVドラマ版への自虐ネタを織り交ぜ、自分がやりたいことだけを断固やるという潔さは意外に好感。まあ、小ネタにばかり気を取られて本筋が進まないどころか、進路先不明になることもしばしば。しかし向井がほぼ全篇にわたって金田一コスプレで登場し、「悪魔の手毬唄」+「八つ墓村」のパロディをやるのだから寛大な横溝ファンである筆者は「金田一耕助の冒険」の姉妹篇ぐらいのつもりで観ていた。
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