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ホン・サンスの関連作品 / Related Work
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あなたの顔の前に
制作年: 20212021 年カンヌ国際映画祭プレミア部門オフィシャルセレクションに招待されたホン・サンス監督の長編 26 作目。「晩秋」など60年代に数々の名作を残したイ・マンヒ監督の娘で40 年のキャリアを誇る女優イ・ヘヨンがホン・サンス作品に初参加、主人公の元女優サンオクを演じた。長いアメリカ暮らしから突然、故郷に帰ってきた一人の女性の心の機微と深淵が 一日の出来事を通して描かれる。監督の公私にわたるパートナーのキム・ミニがプロダクション・マネージャーを務めたほか、サンオクの妹役にチョ・ユニ、映画監督役にクォン・ヘヒョ、「イントロダクション」主演のシン・ソクホら、ホン・サンス作品の常連が出演。韓国映画雑誌『CINE21』の「今年の映画賞」第1位および、2022年国際シネフィル協会賞主演女優賞などを受賞。 -
イントロダクション
制作年: 2020ベルリン国際映画祭銀熊賞(脚本賞)を受賞したホン・サンス監督の長編25本目作品。韓国とベルリンを舞台に、モラトリアムをさまよう青年の、思い通りにいかない人生の痛みと愛おしさが、前作「逃げた女」の変奏バージョンのごとき3章構成とモノクロームで描かれる青春映画。主人公のヨンホを演じるのは、ホン・サンスが教授として在籍する建国大学映画芸術学部で学ぶシン・ソクホ。監督の「正しい日 間違えた日」(15年)にスタッフとして参加以来、幾つかの作品に出演、本作で初主演を飾った。ヨンホの恋人ジュウォン役のパク・ミソも監督のもとで学んだ女優である。第1章はソウルの雪の季節に、第2章は「逃げた女」でベルリン国際映画祭に参加しているときに、第3章は帰国後に韓国の東海で撮影された。「INTRODUCTION(イントロダクション)」の言葉が持つ「紹介」「序文」「入門」「導入」といった多様なエッセンスが内包された3つのエピソードは一見、時系列順に並んでいるようにも見えるが、そうでないようにも見え、主人公の三つの“再会”と三つの“抱擁”が各話を繋いでいく。ホン監督の公私にわたるパートナーであり、「夜の浜辺でひとり」(17)によってベルリン国際映画祭主演女優賞(銀熊賞)を受賞したキム・ミニがベルリン在住の画家役で参加したほか、ソ・ヨンファ、キ・ジュボン、チョ・ユニなど、ホン作品の常連俳優が顔を揃えた。 -
逃げた女
制作年: 2020韓国のホン・サンスが公私にわたるパートナーのキム・ミニと7度目のタッグを組み、2020年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を獲得した話題作。夫の出張中に5年間の結婚生活で初めて独りになった女性がソウル郊外に暮らす3人の女友だちと再会を果たす。静かで穏やかな空間のなか、交される何気ない昔話。その会話に隠された女たちの本心とは……。愛について、結婚について、揺れ動く女性心理が、ユーモラスにスリリングにあぶり出される。ホン・サンス×キム・ミニ作品は、2015年の「正しい日 間違えた日」(ロカルノ国際映画祭グランプリ受賞)を皮切りに、2017年の「クレアのカメラ」「夜の浜辺でひとり」(ベルリン国際映画祭銀熊賞<主演女優賞>受賞)「それから」(カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品)、2018年の「草の葉」(東京フィルメックス招待作品)「川沿いのホテル」(東京フィルメックス開幕作品)と続き、本作をはさんで、2021年の“INTRODUCTION”(ベルリン国際映画祭銀熊賞<脚本賞>受賞)まで8本が作られている。また、本作にはソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、「はちどり」でヨンジ先生を演じたキム・セビョクなど、ホン・サンス映画おなじみの実力派が出演している。 -
草の葉
制作年: 2018ホン・サンス監督が2018年に発表した監督第22作となる中編映画。ホン・サンス監督と公私にわたるパートナーである女優キム・ミニとの5本目のコラボレーション作品。ミニマルな音楽使いが多い同監督作のスタイルとは違い、シューベルトやワーグナーなどのクラシック曲がBGMとして多彩に使用されている。第68回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でプレミア上映され、日本では第19回東京フィルメックスで監督第23作『川沿いのホテル』(2018)とともに上映された。東京都墨田区の映画館Strangerにて開催のホン・サンス特集(2024年7月5日~18日)にて日本劇場初公開。 -
あなた自身とあなたのこと
制作年: 2016サンセバスチャン国際映画祭2016で監督賞を受賞したホン・サンスの監督18作目にあたる辛口恋愛喜劇。従来のホン・サンス作品に共通する芸術家(くずれ)の男の恋愛話に不条理なファンタジーの要素が加わっている。ヨンス役を演じたのは「青燕 あおつばめ」(05)「妻が結婚した」(08)などの映画や、歴史大河ドラマ『武神』(12)に主演するなど、人気絶頂だった2017年に交通事故死したキム・ジュヒョク。1年後に公開された映画「毒戦 BELIEVER」で、大鐘賞助演男優賞と特別賞を受賞している。ヒロインのミンジョンを演じたのは、「アトリエの春、昼下がりの裸婦」(14)でデビューし、「ザ・ソウルメイト」(18)「ジャンルだけロマンス」(21)などの映画で活躍中のイ・ユヨン。2016年・第29回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。2024年、東京都墨田区の映画館Strangerのホン・サンス特集(7月5日~18日)にて日本劇場初公開。 -
正しい日 間違えた日
制作年: 2015「自由が丘で」のホン・サンス監督と「お嬢さん」のキム・ミニが初めて組んだ、一組の男女の二通りの展開を綴る異色ラブストーリー。運命的な出会いをした映画監督チュンスと女性美術家ヒジョン。タイミングの違いにより、二人の辿る道もまた変わっていく。本作以後、キム・ミニはホン・サンス監督の新たなミューズとなり、タッグを組んでいく。主演は「王の涙 -イ・サンの決断-」のチョン・ジェヨン。第68回ロカルノ国際映画祭にて最高賞にあたる金豹賞と主演男優賞を獲得。第28回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品(映画祭タイトル「今は正しくあの時は間違い」)。80点 -
ヘウォンの恋愛日記
制作年: 2013初の長編作品「豚が井戸に落ちた日」以降ウィットに富んだ軽妙な作風が韓国のみならずヨーロッパからも注目され、「ハハハ」では第63回カンヌ国際映画祭ある視点賞を受賞したホン・サンス監督が、教授との秘密の関係を終わらせたい女子大生を描いた恋愛ドラマ。男女のリアルな機微を、独特の視点から切り取っている。女子大生を「超能力者」のチョン・ウンチェが、教授を「アバンチュールはパリで」ドラマ『コーヒープリンス1号店』のイ・ソンギュンが演じるほか、「ハハハ」で登場したユ・ジュンサンとイエ・ジウォン扮するカップルが本作にも顔を出す。また、「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のジェーン・バーキンがカメオ出演している。60点 -
教授とわたし、そして映画
制作年: 2010ひとりの女性をめぐり、恋愛と映画にまつわるエピソードが4章に分かれて繰り返されながら複雑な三角関係を描く「アバンチュールはパリで」のホン・サンス監督作。出演は「コーヒープリンス1号店」のイ・ソンギュン、「トガニ 幼き瞳の告発」のチョン・ユミ、「小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件」のムン・ソングン。「ホン・サンス/恋愛についての4つの考察」で上映される1本。 -
よく知りもしないくせに
制作年: 2009“過去の恋”をテーマに、偶然出会う女性たちに翻弄される映画監督の姿を描く「アバンチュールはパリで」のホン・サンス監督作。出演は「キッチン 3人のレシピ」のキム・テウ、「浜辺の女」のコ・ヒョンジョン、「映画館の恋」のオム・ジウォン。「ホン・サンス/恋愛についての4つの考察」で上映される1本。60点 -
アバンチュールはパリで
制作年: 2008パリを舞台に、既婚の中年画家と画学生が次第に惹かれ合っていく姿を描いたロマンス・コメディ。監督・脚本は「映画館の恋」のホン・サンス。出演は「SSU」のキム・ヨンホ、「ふたつの恋と砂時計」のパク・ウネ、TVドラマ『ホジュン』のファン・スジョン、「俺たちの街」のイ・ソンギュン、「アドリブ・ナイト」のキ・ジュボンなど。 -
浜辺の女(2006)
制作年: 2006映画監督と後輩の美術監督、そして彼の恋人が織り成す三角関係を、シーズンオフの海辺の町を舞台に描くラブロマンス。監督は、「女は男の未来だ」「女は男の未来だ」のホン・サンス。出演は「素敵な夜、ボクにください」のキム・スンウ、「女は男の未来だ」のキム・テウ、そして10年ぶりに女優復帰し本作が映画初出演のコ・ヒョンジョン。2007年8月25日より、東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋にて開催された「韓流シネマ・フェスティバル2007~ルネサンス~」にて上映。 -
カンウォンドのチカラ
制作年: 1998第51回カンヌ国際映画祭で特別言及賞を受賞した、擦れ違う男女を描いたラブストーリー。監督・脚本はホン・サンス。出演はペク・チョンハク、オ・ユノンほか。ビデオタイトル「カンウォンドの恋」。2021年6月12日より東京・渋谷 ユーロスペースで開催の「作家主義 ホン・サンス」にて上映。「アジアシネマ的感性」2024年8/23~9/5シモキタエキマエシネマK2にて上映 -
豚が井戸に落ちた日
制作年: 1996ホン・サンス監督の長編デビュー作で、1997年第26回ロッテルダム国際映画祭最高賞タイガー・アワードを受賞するなど各国の映画祭で注目された恋愛ドラマ。売れない小説家ヒョソプは少女ミンジェに片思いされる一方、人妻ボギョンとの不倫にのめりこみ……。冴えない小説家ヒョソプを演じたキム・ウィソンは本作の後「ヘウォンの恋愛日記」「自由が丘で」でもホン・サンス監督と組んでいる。「ベイビー・ブローカー」で2022年第75回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した俳優ソン・ガンホは本作でデビュー。1997年ベルリン国際映画祭フォーラム部門招待作品。1996年第9回東京国際映画祭ヤング・シネマ・コンペティション上映作品。辛・韓国映画祭2003上映作品。韓流映画祭2023上映作品。
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