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ウォーレス・ビアリーの関連作品 / Related Work
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支那海
「結婚十分前」「或夜の特殊」のクラーク・ゲーブルと「わたし純なのよ」「春の火遊び」のジーン・ハーロウ、「奇傑パンチョ」「曲芸団」のウォーレス・ビアリイの3人が主演する映画で、クロスビー・ガースティンの原作から「爆弾の頬紅」のジュールス・ファースマンと「類猿人ターザン・復讐編」のジェームズ・ケヴン・マッギネスとが脚色し、「SOS氷山」「海の荒鷲(1933)」のテイ・ガーネットが監督した。撮影は「スピード花嫁」「宝島(1934)」のレイ・ジョーンである。3人の主演を助けて「宝島(1934)」のルイス・ストーン「悪夢」のロザリンド・ラッセル、「キャラバン」のダッドリー・ディグス、「ベンガルの槍騎兵」のC・オーブレイ・スミス、「舗道」のリリアン・ボンドを初めロバート・ベンチレー等が出演している。 -
喜劇の王様たち
昨年公開された「喜劇の黄金時代」と同傾向のサイレント・コメディ抜粋映画。アメリカのプロデューサー、ロバート・ヤングソンが、ハリウッドで往年に全盛をきわめた、スラップスチック・コメディ映画の数々を集めて、再編集したもの。初期1914年のマック・センネットの製作になるものからサイレント時代の幕が降りかけている1928年のハル・ローチ・プロのものに至まで2500巻ものフィルムの中から選び出している。まず、チャップリンがマック・セーネットの下でデビューした当時の作品が3本紹介される。チェスター・コンクリンとの共演の“A Film Johnny”明眸といわれたメイベル・ノーマンドとの共演作品His Trysting Place プロペラ自動車の登場するA Gentleman of Never など。続いては、ファティ(でぶ)の愛称で知られたロスコー・アーバックルとノーマンドとが活躍する、“Fatty and Mabel Adrift”グロリア・スワンソンがウォーレス・ビアリーとの共演で大活劇を演じる“Teddy at the Throttle”など。次はハリー・ラングドンが妖艶さをうたわれたマデリン・ハーロックそのほかとともに名演を見せる作品と20年代に全盛を誇ったハル・ローチ喜劇の代表的なもの2作が続いて紹介される。スナップ・ポラード主演の“It's a Gift”エドガー・ケネディ主演のアイスクリーム騒動珍談“A Pair of Tights”ここでキートンも登場してキーストン・コップス(警官隊)をほんろうする。ほかにやぶにらみの珍優ベン・ターピンのアラスカもの、ビリー・ビーバンの演じる独創的なギャグの数々が紹介される。最後は極楽コンビで知られたローレル=ハーディの登場する“A Big Business” -
スイングの少女
「花の合唱(コーラス)」のジョー・パスターナクが製作した1948年度ミュージカル作品で、アリーン・レスリー作の人物からドロシー・クーパーとドロシー・キングスレイが脚本を創作、「風車の秘密」のリチャード・ソープが監督。撮影は「暴力行為」のロバート・サーティース、音楽はジョージ・ストールである。我が国初登場のジェーン・パウエルに「悪漢バスコム」のウォーレス・ビアリー、「若草物語(1949)」のエリザベス・テイラー「悩まし女王」のカルメン・ミランダ、「荒鷲戦隊」のロバート・スタック、バンド・マスターのザヴィエル・クガートらが共演する。なお、本邦公開プリントは、テニカラーのモノクロ版である。 -
グランド・ホテル(1932)
1本立てで主演映画を作り得るスターを5名集めたキャストの贅沢さで空前のセンセーションを惹き起こした映画で、ヴィッキ・バウム作の同名の小説を女史自ら劇化したものを映画化したもの。ただしこの映画直接の扮本はウィリアム・A・ドレイク翻案の米国における舞台脚本で、監督には「月世界征服(1931)」「夜の天使」のエドモンド・グールディングが当たり、カメラは「お気に召すまま(1932)」「摩天楼の狼」のウィリアム・ダニエルスの担任である。主要俳優は「お気に召すまま(1932)」のグレタ・ガルボ、「雨」「蜃気楼の女」のジョーン・クローフォード、「チャンプ(1931)」「肉体」のウォーレス・ビアリー、「アルセーヌ・ルパン」のジョン・バリモアおよび「男子戦はざる可からず」のルイス・ストーン、「ビール万歳」のジーン・ハーショルト、この他バーネル・ブラット、ロバート・マクウェード、モーガン・ウォーレス、タリー・マーシャル、フェルディナンド・ゴットシャルク等も出演している。80点 -
ロスト・ワールド
シャーロック・ホームズ探偵物語で有名な英国の文豪アーサー・コナン・ドイル卿原作の同名小説に基づき、マリオン・フェアファックス女史が脚色し、ハリー・ホワイト氏が監督したもので、主役は「スペインの踊子」「ロビン・フッド(1922)」等出演のウォーレス・ビアリー氏、「スカラムーシュ」「心なき女性」等出演のルイス・ストーン氏、「村の鍛冶屋」「人類の破滅」等出演のベッシー・ラヴ嬢、「嫉妬の創痕」「嵐の園テス」等出演のロイド・ヒューズ氏等である。劇中前世紀の怪動物ブロントザウルス・ステゴザウルス・トリケラトプス・トラコウドン等の棲息しているシーンはウィリス・オブライエン氏の研究によって完全に画面に活躍させている。映画界始まって以来のノヴェルティーとして米国では大評判になった映画である。 -
チャンプ(1931)
「秘密の6」「惨劇の波止場」のウォーレス・ビアリーと「スキピイ」「スーキー」のジャッキー・クーパーとが主演する映画で、「ビリー・ザ・キッド」「ハレルヤ」などとおなじくキング・ヴィダーが監督した。「秘密の6」「ビッグ・ハウス」と同じくフランセス・マリオンが書き下ろしの原作によって「運命の兄弟」のレナード・ブラキスンスが台詞と台本をものした。キャメラは「ビリー・ザ・キッド」のゴードン・エイヴィルがクランクしている。助演者は「染の唇」「少年世界」のアイリーン・リッチ、「ビリー・ザ・キッド」のロスコー・エイツ、「仮染の唇」のヘール・ハルミトン、「夜歩きパリ雀」のエドワード・ブロフィー等。 -
西班牙の踊子
フランスの劇作家アドルフ・ダンヌリイとS・T・デュマノアール合作になる舞台劇「ドン・ケーザル・ド・バサン」に基づいたもので、嘗てフォックス社でウィリアム・ファーナム主演のもとに製作され「冒険者(1920)」として我が国に紹介されたものと同一の原作である。オペラの「マリタナ」もこれに基づいたもの。本篇の脚色はジューン・メイシスとビューラー・マリー・ディックスの2人が担当した。監督は「四つの顔の女」「絹擦れの音」等と同じくハーバート・ブレノンで、「ベラ・ドンナ」「チート」に次ぐポーラ・ネグリの主演映画である。対手役としては「渓谷の乙女」「刺激を追う女」等出演のアントニオ・モレノ、「ロビン・フッド(1922)」「信号塔」等出演のウォーレス・ビアリー、その他キャスリン・ウィリアムス、ギャレス・ヒューズ、アドルフ・マンジュウ、ロバート・エイニュー、等素晴らしい顔振れである。メリー・ピックフォードの「ロジタ(1923)」と似た筋であるだけに、比較して見るも興味あることであろう。 -
悪漢の町
「拾万ドル玉手箱」「悔悟」と同じくJ・ウォルター・ルーペン監督、クライド・デ・ヴィナ撮影によるウオーレス・ビアリー主演映画である。ストーリーはルーペンがプロデューサーのハリー・ラッフと協力執筆し、「戦友」と同じくシリル・ヒュームとリチャード・メイボームが共同脚色した。助演者は「春に背くもの」「踊るアメリカ船隊」のヴァージニア・ブルース、無名より抜擢されたデニス・オキーフ、「夕陽特急」のジョセフ・カレイア、「拾三番目の椅子(1937)」のルイス・ストーン、「山の法律」のガイ・キッビー、「モヒカン族の最後(1936)」のブルース・キャボット、「戦友」のクリフ・エドワーズ、「大都会」のグィン・ウィリアムスその他である。 -
バワリイ
ワーナー・ブラザース社にあったダリル・フランシス・ザナックがユナイテッド・アーチスツ社長ジョゼフ・スケンクと共に起こした20世紀映画社第1回作品。マイケル・L・シモンズとベシー・R・ソロモン共作の小説により「仮面の男(1933)」「シマロン(1931)」のハワード・エスタブルックが、俳優であるジェームズ・グリースンと共同して脚色にあたり、「水兵上陸」「金髪乱れて」のラウール・ウォルシュが監督し「戦線の嵐」「暁の耕地」のバーニー・マクギルが撮影した。主演者は「酔いどれ船」「肉体」のウォーレス・ビアリー、「舗道」「深夜の紳士」のジョージ・ラフト、「僕の武勇伝」「紐育・ハリウッド」のジャッキー・ノーパーで、「キング・コング(1933)」「肉の蝋人形(1933)」のフェイ・レイを始め、舞台からのパート・ケルトン、リリアン・ハーマー、ハロルド・ヒューバー、フレッチャー・ノートン等である。 -
噫初恋
「アンナ・クリスティ」「巨人ジョーンズ」と同じくユージーン・オニール作の戯曲の映画化で、「猛獣師の子」「支那海」のウォーレス・ビアリーが主演するもの。監督には「アンナ・カレニナ」「私のダイナ」のクラレンス・ブラウンが任じ、脚色は「影無き男(1934)」「愛の隠れ家」とおなじくアルバート・ハケットとフランセス・グッドリッチの脚色チームが当り、カメラは「空の軍隊」「宝島(1934)」のクライド・デ・ヴィナが受け持った。主演のピアリーを助けて「男性No.1」「孤児ダビド物語」のライオネス・バリモア、「世界は還る」のアリーン・マクマホン、「生の創め」のエリック・リンデン「彩られし女性」のセシリア・パーカー、「真夏の夜の夢」のミッキー・ルーニー、「東への道」のスプリング・バイントン、「乙女よ嘆くな」のチャールズ・グレイプウィン及びクランク・アルバートスン等が出演している。 -
漂泊い人(1926・アメリカ)
モオリス・サミュエルス氏の舞喜劇をジェームズ・T・オドノヒュー氏脚色し「バグダッドの盗賊(1924)」等と同じくラウール・ウォルシュ氏が監督したパラマウント社特作映画である。ニューヨーク劇壇に於てはフロレンス・リード嬢が大当たりだったティッシャの役はパ社が諾威から招いた新進のグレタ・ニッセン嬢が演じ「猛襲一騎打ち」等出演のウィリアム・コリアー・ジュニア氏「人生の舞台裏」等出演のアーネスト・トーレンス氏「紅百合」等出演のウォーレス・ビアリー氏及び映画初出演のキャスリン・ヒル嬢が出演する他タイロン・パワー氏、キャスリン・ウィリアムス嬢も助演するという壮観である。 -
大西洋撃滅隊
「悪漢の町」「奴隷船」のウォーレス・ピアリーが主演する映画で、ラルフ・ウィールライトとハーヴェイ・ヘイスリップとの書卸しを「男性No.1」「仇敵」のウェルズ・ルートが原作者ヘイスリップと協力脚色「拾三番目の椅子(1937)」「春に背くもの」のジョージ・B・サイツが監督に当り、「群衆は叫ぶ」「海の若人」のジョン・サイツが撮影した。主演のピアリーを助けて「大空地獄」「舗道の青春」のチェスター・モリス、「海と青年」「テスト・パイロット」のヴァージニア・グレイが出演するほか、「乙女の曲」のダグラス・ダンブリル、「夕暮れの歌」のカール・エスンド、「大都会」のクレム・ビヴァンス、「生活の悦び」のジョン・クェーレン、レジス・トゥーミー等が助演している。 -
忘れじの面影(1930)
ニューヨークメトロポリタン・オペラ劇場のソプラノ歌手として知られているグレース・ムーアが初主演の映画。「肉体の呼ぶ声」のドロシー・ファーナムが書き下ろしたストーリーを基に「黎明の剣士」のハンス・クレ-リーとクローディン・ウェストが協力して脚本にまとめ上げ「黎明の剣士」「野生の蘭」のシドニー・A・フランクリンが監督し、「曳かれゆく男」「トレスパサー」のジョージ・バーンズがクランクしたもので助演者は「マダム・サタン」「キートンの恋愛指南番」のレジナルド・デニー、「ビッグ・ハウス」のウォーレス・ビアリー、ガス・シャイ、ジョビナ・ハウランド、ジョージ・F・マリオン等々である。 -
猛獣師の子
「チャンプ(1931)」「宝島(1934)」と同じくウォーレス・ビアリーがジャッキー・クーパーと顔合わせする映画で、ハーヴェイ・ゲイツとマルコム・スチュアート・ボイランが合作し、「復活(1934)」のレオナード・プラスキンス、「チャンプ(1931)」のワンダ・タショック及びオチス・ギャレットが協力脚色し、「噫無情」「白衣の騎士」のリチャード・ボレスラウスキーが監督に当たり、「晩春」「影無き男(1934)」のジェームズ・ウォン・ホウが撮影した。助演は「旅からす子供連れ」のスパンキー・マクファーランド、「世界一の金持ち娘」のヘンリー・スティーブンソン、「黒地獄」のセーラ・ヘイドン、映画初出演の舞台女優レオナ・マリクル、「死の本塁打」のウィラード・ロバートソンその他。 -
ダイナマイト・スミス
「怒涛の彼方へ」で失敗してインス氏の許へ帰ったチャールズ・レイ氏の第一回作品で、トライアングル時代と同じくC・ガードナー・サリヴァン氏が原作を書き、インス氏の弟ラルフ・インス氏が監督の任に当たった。相手役には「夕陽の山道」「干潮」等出演のジャクリーン・ローガン嬢、「ロビン・フッド(1922)」「リチャード獅子王」等出演のウォーレス・ビアリー氏、「人類の破滅」「聖者エルモ」等出演のベシー・ラヴ嬢という良い顔触れ、レイ氏はお得意の臆病物に扮している。 -
太平洋爆撃隊
「大飛行艦隊」「大飛行船」と同じくアメリカ海軍少佐フランク・ウィードが書卸したストーリーを、ハーヴェイ・ゲイツとマルコム・スチュアート・ボイランが共同脚色し、「秘密の6」「大飛行艦隊」のジョージ・ヒルが監督し、「秘密の6」「惨劇の波止場」のハロルド・ウェンストロムが撮影したものである。主役は「チャンプ(1931)」「秘密の6」のウォーレス・ビアリーと「秘密の6」「暗黒街に踊る」のクラーク・ゲーブルで、「ニューヨークの歩道」「燃ゆる海原」のクリフ・エドワーズ、「印度の寵児」のコンラッド・ネーゲル、「假染の唇」のマージョリー・ラムボー、「ゴルフ狂時代」のドロシー・ジョーダン、「暴露戦術」のマリイ・ブレヴォー等が助演している。 -
ガルシアの伝令
「噫初恋」「奇傑パンチョ」のウォーレス・ビアリー、「愛の弾丸」「近代脱線娘」のバーバラ・スタンウィック、「空飛ぶ音楽」「ロジタ(1936)」のジョン・ボールズが主演する映画で、「情無用ッ」「水兵万歳」のジョージ・マーシャルが監督にあたったもの。エルバート・ハッバートのエッセイとアンドリュー・S・ロウアンの著書を素材として、「戦う巨象」「嵐の三色旗」のW・P・リプスコームが「野性の叫び(1935)」「曲芸団」のジーン・ファウラーと協力して脚本を書いた。助演者は「小牧師(1934)」のアラン・ヘール、「恋のセレナーデ」のハーバート・マンディン、モナ・バリー、エンリケ・アコスタその他で、撮影は「リリオム」「メトロポリタン(1935)」のルドルフ・マテの担当である。 -
黙示録の四騎士(1921)
西班牙の文豪イバネスの原作をジューン・メイシスが脚色し、「征服の力」で最近我国にも知られたレックス・イングラムが監督した大作品である。ルドルフ・ヴァレンティノ氏とアリス・テリーとが主役、そのほか著名の人が数多く出演している。製作に6カ月と百万ドル以上とを費やし、45万尺のネガティーヴと1万2千5百人の俳優と、14台のカメラと、15人の撮影監督助手を使ったと云うのもまんざらほらではないらしい。4騎士とはー―白い馬に跨る「征服」、赤い馬に跨る「戦い」、黒い馬に跨る「飢饉」、灰色の馬に跨る「死」の4騎士をいうのである。世界始まって以来常に戦争は人々を苦しめて来た。この20世紀に来てさえもその恐怖は人々を戦慄させた。野心止む時なき「人」を懲すため神の裁きの剣は抜き放たれたのである。壮大真に魂を驚かせる物語が展開されていく。米国映画界の興行上記録破りの大映画であるから上映の上は定めし我国でも大騒ぎとなろう。 -
女人禁制(1925)
「よう!グリフィス」で売り出したレイモンド・グリフィズ氏の近作品でウィリアム・C・デミル氏の舞台劇からウォルター・ウッズ氏が潤色し、キーン・トムスン氏が脚色したものを「よう!グリフィス」を監督したフランク・アーソン氏とポール・アイリブ氏が共同監督した。グリフィス氏の相手役は「霊魂の叫び」「氷に閉ざされて」等出演のヴェラ・レイノルズ嬢で、ウォーレス・ビリアー氏、ルイズ・ファゼンダ嬢が主要な役を演ずる。 -
宝島(1934)
これまでも映画化されたことのあるロバート・ルイ・スティーヴンソンの名作小説のトーキー化で、「エスキモー(1934)」「世界拳闘王」のジョン・リー・メインが脚色に、「爆弾の頬紅」「ホワイト・シスター(1933)」のヴィクター・フレミングが監督に、「舗道の雨」「秘密」のレイ・ジューン及び「ターザンの復讐」「エスキモー」のクライド・デ・ヴィナが撮影に、それぞれ当たった。主演者は「奇傑パンチョ」「バワリイ」のウォーレス・ビアリーと「僕はカウボーイ」「バワリイ」のジャッキー・クーパーで、「かたみの傑作」「心の緑野」のライオネル・バリモアを始め、「世界拳闘王」「林檎の頬」のオットー・クルーガー、「クリスチナ女王」のルイス・ストーン、英国劇団から来たナイジェル・ブルース、「豚児売り出す」のチャールズ・チック・セール、「妾は天使じゃない」のドロシー・ピーターソン等が助演している。 -
肉體
「チャンプ(1931)」「太平洋爆撃隊」のウォーレス・ビアリーが主演する映画で、「心の青空」も同じくエドモンド・グールディングが原作し、「人類の戦士」「大空の闘士」のジョン・フォードが監督に当たった。脚色は「愛に叛く者」「チャンプ(1931)」のレオナード・プラスキンスが「裸一貫(1931)」のエドガー・アレン・ウルフと共同し、台詞は劇作家モス・ハートが書いている。助演者は、「マルタの鷹(1931)」「十仙ダンス」のリカルド・コルテス、「マタ・ハリ」「暗黒街の顔役(1932)」のカレン・モーリーを始め、「愛に叛く者」「街の野獣(1932)」のジーン・ハーショルト、「スザン・レノックス」「進め女性軍」のジョン・ミルジャン、「今宵ひととき」のグレタ・マイヤー、ヴィンス・バーネット等で、キャメラは「魔の家(1932)」「待ちかねる処女」のアーサー・エディソンがクランクした。 -
モヒカン族の最後(1920)
モーリス・トゥールヌール氏が連合製作者会社から発売した第1回映画で、トゥールヌール氏及びクラレンス・ブラウン氏の2人によって監督された。インディアン集落の物語で、フランス人と英国人との争いや、悪インディアンが白人の娘に対する卑しき恋などを描いて力強い感銘を与える。画面の美しいことがこの映画の最大長所で、「この種の物語を取り扱ったものとして真に傑作である」と米誌は評している。 -
ロマンスの河
「恋愛行進曲」「青春狂想曲」と同じくチャールズ・バディー・ロジャース氏が主演する映画でジェームス・クルース氏の名作と同じくブース・ターキントンの有名な小説「マグノーリア」を映画化したものである。脚色は「レビューのパリっ子」「店荒らしの天使」のリチャード・ウォーレンス氏で、カメラは「ウォール街の狼」「父と子」のビクター・ミルナー氏である。助演者は「君恋し」「青春狂想曲」のエメアリー・ブライアン嬢、「四人の息子(1928)」「赤い酒」「無頼漢(1928)」のジューン・コリアー嬢、「中華街の夜」「人生の乞食」のウォーレス・ビアリー氏等を始め、ヘンリー・B・ウォルソール氏、ウォルター・マッグレイル氏、フレッド・コーラー氏、ナタイー・キンウストン嬢等である。 -
奴隷船(1937)
「密林の復讐」「永遠の戦場」のワーナー・バクスターと「ガルシアの伝令」「噫初恋」のウォーレス・ビアリーが主演する映画で、ウィリアム・フォークナーがジョージ・S・キング作の小説を改作し、「懐かしのケンタッキイ(1935)」のグラディス・レーマンがサム・ヘルマン及びラマー・トロッティと協力脚色し、「支那海」「恋は特ダネ」のテイ・ガーネットが監督に当たり、「恋は特ダネ」「二国旗の下で」のアーネスト・パーマーが撮影した。助演者は「嵐の三色旗」「女性の反逆」のエリザベス・アラン、「腕白時代」「我は海の子」のミッキー・ルーニー、「勝鬨」のジョージ・シルドクラウト、「八点鐘」のアーサー・ホール、ミナ・ゴンベル等である。 -
八一三
「虎の牙」で仏国の探偵小説家モーリス・ルブランの名は我が邦の愛活家の間にも知られるようになった。これもアルセーヌ・ルパンを主人公としたルブラン原著探偵小説ですでに原本は1919年保篠龍緒氏によって翻訳され金剛社から出版されて洛陽の紙価を高からしめている。これはその原作をW・スコット・ダーリング氏が脚色し、スコット・シドニー氏が監督し、古くユ社にあり近くは「正義の囁き」に出演したウェッジウッド・ノウエル氏がルパンに扮して撮影し、1921年1月早々発売された映画である。波乱は波乱を生んで興味の尽きるところを知らない程である。ウォーレス・ビアリー氏と、キャスリン・アダムス嬢がノウエル氏を助けて主要な役を演じている。ニュース誌は-ミステリーに満ち、活劇味に豊み、真に1流の探偵活劇である。-と激賞している。 -
惨劇の波止場
ローナ・ムーン原作の小説「暗黒の星」から「アンナ・クリスティ」「ビッグ・ハウス」のフランセス・マリオンがマリオン・ジャクソンと協力して脚色し、台詞を書き「ビッグ・ハウス」「大飛行艦隊」のジョージ・ヒルが監督にあたった映画で主演者は「アンナ・クリスティ」「ホリウッド・レビュー」のマリー・ドレッスラーと「ロマンスの河」のウォーレス・ビアリー。助演者として「黎明の剣士」「肉体の呼ぶ声」のドロシー・ジョーダン、「ハア・マン」のマージョリー・ランボー、ドナルド・ディラウェイ、デヴィット・ジニングス等が顔を並べている。カメラは「ビッグ・ハウス」のハロルド・ウェンストロムの担任である。 -
ロビン・フッド(1922)
「亜米利加大王」「奇傑ゾロー」「暗雲晴れて」「三銃士(1921)」等と同じくダグラス・フェアバンクス氏主演のユナイテッド・ダグラス社映画で、エルトン・トーマス氏の小説をロッタ・ウッズ女史が脚色したもの。監督はかつてダグラス氏の「結びの神も思案投首」等を監督した事のあるアラン・ドワン氏。ウォーレス・ビアリー氏、サム・ド・グラッス氏、エニッド・ベネット上等の名優が助演している。 -
シー・ホーク(1924)
「スカラムーシュ」の原作者なるイギリスの小説家ラファエル・サバティニ氏の小説を、「オリヴァー・トウィスト」「不滅の情火」等を監督したフランク・ロイド氏が監督したもの主役は「魔界の髑髏島」「善悪の境」等出演のミルトン・シルス氏「怒涛の彼方へ」「海賊アップルジャック」出演のエニッド・ベネット嬢で、その他にもウォーレス・ビアリー氏、ロイド・ヒューズ氏マーク・マクダーモット氏等良く知られた人々が出ている。十六世紀イギリスの物語で、大掛りな海戦で呼物である。 -
弥次喜多探偵の巻
「弥次喜多女難の巻」に次ぐウォーレス・ビアリー氏、レイモンド・ハットン氏共演の弥次喜多物で、「弥次喜多空中の巻」と同じくフランク・ストレイヤー氏が監督している。グローヴァ・ジョーンズ氏とギルバート・プラット氏とが協同して原作並に脚色を書いた。「凸凹青春の巻」でコンクリン、フィールヅの凸凹組を助演したメアリー・ブライアン嬢とジャック・ルーデン氏、それから「最後の命令」出演のウィリアム・パウエル氏、その他アーサー・ハウスマン氏、ジョセフ・ダブリュー・ジラード氏、ジョージ・アーヴィング氏、ジャック・リチャードソン氏などが出演している。因に今度はハットン氏は一人二役を演ずる。 -
晩餐八時
「グランド・ホテル」と同じくデイヴィッド・O・セルズニックが製作にあたった超特作品で、「私重役様よ」のマリー・ドレッスラー「グランド・ホテル」のジョン・バリモア、ライオネル・バリモア、ウォーレン・ビアリー及びジーン・ハーショルト、「紅塵」のジーン・ハーロウ、「ロシア探訪飛脚」のリー・トレイシー、「彼女の用心棒」のエドモンド・ロウ、返りさきのビリー・バーク、「ヘル・ビロウ」のマッジ・エヴァンス、「肉体」のカレン・モーリー、「男子戦わざるべからず」のフィリップス・ホームス、「今日限りの命」のルイズ・クロッサー・ヘイル、「令嬢殺人事件」のメイ・ロブスン、「心の青空」のグラント・ミッチェルと言うオール・スター・キャストである。原作はニューヨークで大あたりを取ったジョージ・S・カウフマン、エドナ・ファーバー合作の舞台劇で、「シナラ」「チャンプ(1931)」のフランセス・マリオンが「闇に踊る(1932)」のハーマン・J・マンキーウィッツと共同脚色し、「街のをんな」「心を汚されし女」のジョージ・キューカーが監督にあたり「グランド・ホテル」「お気に召すまま(1932)」のウィリアム・ダニエルスが撮影にあたった。 -
氷原の血煙
自社やファースト・ナショナル映画等の監督に当たっていたエドウィン・カリューウ氏が再び自社において監督製作した映画で、原作は雪国活劇の多数を書いてお馴染みのジェームズ・オリヴァー・カーウッド氏の小説『大北の詩的な審き』(The Poetic Justice of Uko San)で脚色はレイモンド・L・シュロック氏である。役割はすこぶる立派で、ケネス・ハーラン氏が主演、その他「ユーモレスク(1920)」のガストン・グラス氏「熱血の大河」「新三銃士」等のローズマリー・セビー嬢、「電話の銃声」等のアリス・レイク嬢。「海の狼(1920)」等のノア及び「ロビン・フッド(1922)」「勇敢なる孤児」等のウォーレスのビーアリー兄弟が共演している。 -
空の軍隊
「宝島(1934)」「曲芸団」のウォーレス・ビアリーが主演する映画で、ジョン・モンク・ソーンダースが書き下ろした飛行機物である。脚色には「大空の闘士」「大飛行船」のフランク・ウィード少佐がアーサー・J・ベックハードと協力し、監督にはサイレントの昔に活躍したリチャード・ロッスンが当たり、「エスキモー(1934)」「ターザンの復讐」のクライド・デ・ヴィナが撮影し空中撮影は「夜間飛行」と同じくチャールズ・マーシャルとエルマー・ダイヤーが協力している。助演者は「死の本塁打」「ロスチャイルド」のロバート・ヤング、「白い蘭」「ターザンの復讐」のモーリン・オサリヴァン、「宝島(1934)」「クリスチナ女王」のルイス・ストーン、舞台から来たロザリンド・ラッセル、「自由の魂」のジェームズ・グリースン、新顔のロバート・テイラー、「白衣の騎士」のラッセル・ハーディー、「影無き男(1934)」のヘンリー・ウォズウォース等である。 -
曲芸団
ダリル・F・ザナックの製作した作品で「バワリイ」「奇傑パンチョ」のウォーレス・ビアリーが主演する映画。脚本は「栄光のハリウッド」「恋の手ほどき(1933)」のジーン・ファウラーと「明日の太陽」のベス・メレディスとが協力して書き下ろしたもので「激浪」「カーニバル」のウォルター・ラングがそれを監督し、「新世紀」「街の伊達男」のペヴァレル・マーレーが撮影を担当した。助演者じゃ「可愛いマーカちゃん」「夫の日記」のアドルフ・マンジュウを始めとし「奥様御寵愛」のヴァージニア・ブルース、「あたしは別よ」のロチェル・ハドソン、ジャネット・ビーチャー、ジョン・ハイアムスその他。この映画はアメリカの一代のサーカス王バーナムの経歴を脚色したものである。 -
海行かば(1930)
アルバート・リチャード・ウェチェン原作の小説を映画化したもので「藪睨みの世界」「ビッグ・パレイド」の原作者ローレンス・ストーリングスとW・L・リヴァー、チャールズ・マッカーサーの3人が脚色し台詞を付し「鴛鴦の舞」のサム・ウッドが監督した作品である。主演者は「生ける屍」「赤熱の抱擁」のジョン・ギルバートで、「ビッグ・ハウス」「支那街の夜」のウォーレス・ビアリー、「ビッグ・ハウス」「世界の与太者」のリーラ・ハイアムス、「人世の乞食」の原作者ジム・タリー、ポリー・モーラン、ドリス・ロイドその他が助演、カメラは「有頂天時代(1930)」「生ける屍」のパーシー・ヒルバーンが担任している。 -
戦艦くろがね号
パラマウント社1926-27年度特作映画で、ローレンス・ストーリングスが特にパ社の為に史実に基づいて執筆した物語をハリー・カーとウォルター・ウッズとが脚色し、「駅馬車(1925)」「性の敵」「親心子心」等と同じくジェームズ・クルーズが監督したもの。主演俳優は「サンディー」等出演の新進チャールズ・ファーレル、「蹴球王」「美女競艶」等出演のエスター・ラルストン、「弥次喜多」喜劇主演のウォーレス・ビアリー「駅馬車(1925)」「海馬」等出演のジョージ・バンクロフト、「法に追われて」「大陸横断列車」等出演のジョニー・ウォーカー等で、チャールズ・ヒル・メイルズ、エディ・フェザーストン等も出演している。尚この映画の字幕は特にルパート・ヒューズが執筆した。
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