前田亜季 マエダアキ

  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1985/07/11

略歴 / Brief history

東京都の生まれ。母といたところをスカウトされ、1992年からCMのモデルとして芸能活動を始める。翌93年、2つ年上の姉・前田愛とマクドナルドのCMで姉妹共演。同じく姉が出演していたフジテレビ『あっぱれさんま大先生』に出演したのち、松岡錠司監督「トイレの花子さん」95でも姉妹共演し、映画初出演を果たす。翌96年は平山秀幸監督「学校の怪談2」で幼馴染を慕う女の子役、金子修介監督「ガメラ2・レギオン襲来」ではガメラの復活を祈る少女役で達者な芝居を見せ、姉に続きジュニアアイドルとして注目を集める。TBS『ひとりぼっちの君に』98の勝ち気な野球少女役などテレビドラマも多く、同局『しおり伝説・スター誕生』99では弱冠14歳で昼帯ドラマの主演をつとめ、挿入曲で歌手としてもデビュー。また『グッバイガール』98のませた娘・ルーシー役で初舞台を踏むなど、順調にキャリアを積んだ。2000年、国の命令で中学生同士が殺し合う深作欣二監督の問題作「バトル・ロワイアル」に出演。ドラマのキーとなる少女・中川典子役をひたむきに好演して飛躍の一作とする。深作の遺作となった続編「バトル・ロワイアルⅡ/鎮魂歌」03にも続けて出演。その間も学業を優先しつつ、BS-i(現・BS-TBS)での放送後に劇場公開された篠原哲雄監督「女学生の友」01、NHK『僕はあした十八になる』01などでヒロインをつとめる。法政大学国際文化学部進学後の05年は、山下敦弘監督「リンダリンダリンダ」で女子高生バンドのドラマー役。非日常的な題材への起用が多かった中、等身大の女の子を活き活きと演じて好評を得る。同年に大学のカリキュラムでボストン留学。成人しても変わらない愛くるしい笑顔は年下の役に適い、06年は須賀大観監督「最終兵器彼女」、後藤憲治監督「水に棲む花」にいずれも女子高生役で主演した。近年は鈴井貴之監督「銀色の雨」09、堀禎一監督「魔法少女を忘れない」11など年相応の役が増えている。本谷有希子作・演出『幸せ最高ありがとうマジで!』08など舞台にも積極的に出演している。

前田亜季の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • Motherhood

    制作年: 2019
    『ストレージマン』の萬野達郎監督のSF短編作品。『ストレージマン』併映。
  • 川のながれに

    制作年: 2021
    那須塩原の美しい自然に抱かれながら、自身の生き方を見つめ直す青年の成長を綴るヒューマンドラマ。箒川でSUP(スタンドアップパドル)のアウトドアガイドをしている君島賢司。母を亡くし改めて自らと向き合う彼だったが、死んだと聞かされていた父が現れ……。出演は「スーパー戦闘 純烈ジャー」の松本享恭、「バトル・ロワイアル」シリーズの前田亜季。監督・脚本・編集は「Diner ダイナー」の脚本を手がけた杉山嘉一。2022年11月11日よりフォーラム那須塩原にて先行公開。
  • 茜色に焼かれる

    制作年: 2021
    石井裕也監督が、尾野真千子主演で撮り上げた激しくも切ない魂のドラマ。7年前、理不尽な交通事故で夫を亡くした良子と中学生の息子・純平。花屋のバイトと夜の仕事の掛け持ちを続ける良子だったが、それでも家計は苦しく、そのせいで純平はいじめにあっていた。共演は「君が世界のはじまり」の片山友希、「エルネスト」のオダギリジョー、「星の子」の永瀬正敏。
    90
  • 一度も撃ってません

    制作年: 2020
    石橋蓮司が「黄昏流星群 星のレストラン」以来18年振りに主演するハードボイルドコメディ。売れない小説家・市川は密かに殺しの依頼を受けては本物のヒットマンに仕事を頼み、その状況を取材していた。そんな彼が、敵のヒットマンから命を狙われてしまう。監督は、「半世界」の阪本順治。脚本は、ドラマ『探偵物語』の丸山昇一。出演は、「団地」の大楠道代、「北の桜守」の岸部一徳、「ふたりの旅路」の桃井かおり。
  • 帰郷(2019)

    制作年: 2019
    藤沢周平による同名短篇小説を仲代達矢主演で映像化。若かりし頃、訳あって木曾福島を出奔した宇之吉は、流浪の旅を続け、病に倒れた旅の空で見た風景に故郷への思いを馳せる。老い先を悟った宇之吉は、寄る辺なき帰郷を果たすが、そこに守るべき存在を見出す。共演は「だれかの木琴」の常盤貴子、「羊の木」の北村一輝、「散り椿」の緒形直人。監督は「最後の忠臣蔵」の杉田直道。第32回(2019)東京国際映画祭特別上映作品。
  • やがて水に歸(かえ)る

    制作年: 2017
    「ありふれた愛に関する調査」などの榎戸耕史監督が「渇きの街」以来20年ぶりに撮り上げた劇場用作品。大学院を中退した石上は同期の矢内からある女に会ってほしいと頼まれる。その女・雛子と石上は、その後も運命に導かれるように二度三度と出会いを繰り返す。出演は「青木ヶ原」の前田亜季、「ベイブルース 25歳と364日」の趙珉和、「セブンティーン、北杜 夏」の寺田農。脚本は「ボーイ・ミーツ・プサン」の窪田信介。榎戸耕史が教鞭をとる桜美林大学映画専修の講師や学生もスタッフとして参加している。

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