水川あさみ ミズカワアサミ

  • 出身地:京都府京都市生まれ、大阪府茨木市で育ち
  • 生年月日:1983/07/24

略歴 / Brief history

京都府京都市で生まれ、大阪府茨木市で育つ。1996年、旭化成『へーベルハウス』のCMに出演して芸能界デビュー。翌97年、堤幸彦監督「金田一少年の事件簿・上海魚人伝説」でキーマンとなる役柄を演じ、女優としての本格的なスタートを切る。2001年、第3回“ミス東京ウォーカー”に選ばれ、これがきっかけとなって中田秀夫監督のホラー「仄暗い水の底から」02に、主人公の娘・郁子の高校生時代で出演。03年には堀江慶監督「渋谷怪談」で映画初主演し、若手注目株として頭角を現す。初期はクールな面差しの印象が強く、陰影のある無表情な役や姐御肌の役が多かったが、自身はサバサバとしたおしゃべり好きな性格で、やがて地を活かしたコミカルな役柄も増えていく。中でもフジテレビのドラマ『のだめカンタービレ』06で演じた三木清良は当たり役。クラシック演奏者を目指す音大生たちを描いたこの群像コメディで抜群の存在感を示した。堂本剛とコンビを組んだミステリー・コメディのフジテレビ『33分探偵』08・09、連ドラ初主演作の日本テレビの深夜ドラマ『夢をかなえるゾウ』08などでも、コメディエンヌぶりが光った。映画では、藤原竜也と共演した阪本順治監督「カメレオン」08での謎めいた女占い師、キム・テギュン監督「彼岸島」10での吸血鬼集団と壮絶なバトルを繰り広げる女性など、どんな役でも体当たりでぶつかっていく姿勢で好感を集める。テレビドラマはほかに、フジテレビ『さよなら、小津先生』01、『ロング・ラブレター/漂流教室』02、『マザー&ラヴァー』04、『西遊記』06、『医龍/Team Medical Dragon』06・07、『ラスト・フレンズ』08、NHK『風のハルカ』05、『風林火山』07、『江・姫たちの戦国』11、TBS『奥さまは魔女』04、『ゴッドハンド輝』『オルトロスの犬』09、テレビ朝日『必殺仕事人2007』07、『犬を飼うということ・スカイと我が家の180日』11、WOWOW『パンドラⅡ・飢餓列島』10などがある。

水川あさみの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 霧の淵

    制作年: 2023
    京都芸術大卒業制作作品「ROLL」でなら国際映画祭2020 NARA-wave観客賞を受賞した村瀬大智監督が、同映画祭の映画製作プロジェクトNARAtive(ナラティブ)2022にて手がけた人間ドラマ。老舗旅館を営む家に生まれたイヒカ。ある日祖父が姿を消してしまい……。主人公のイヒカをオーディションで抜擢された奈良県出身の三宅朱莉が、イヒカの母・咲を「喜劇 愛妻物語」の水川あさみが、イヒカの父・良治を「ケイコ 目を澄ませて」の三浦誠己が、イヒカの祖父・シゲを「みとりし」をはじめ数々の作品に出演する堀田眞三が演じる。なら国際映画祭2022にてプレミア上映。4月6日ユーロスペースにて先行上映、4月19日TOHOシネマズシャンテ他公開。
  • 沈黙の艦隊

    制作年: 2023
    かつて社会現象を巻き起こしたかわぐちかいじの大ヒットコミックを実写映画化。日米が極秘に開発した日本初の高性能原子力潜水艦シーバットの艦長に任命された海江田四郎は、核ミサイルを搭載して出港後、深海に消える。日米を翻弄する海江田の目的とは……?出演は「キングダム 運命の炎」の大沢たかお、「キングダム 運命の炎」の玉木宏、「シャイロックの子供たち」の上戸彩、「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」の江口洋介。監督は「ハケンアニメ!」の吉野耕平。
    78
  • 唄う六人の女

    制作年: 2023
    パフォーマンス集団キュピキュピの主宰で「ミロクローゼ」やドラマ『オー!マイキー』などを手がけた石橋義正監督によるサスペンススリラー。亡父の山を売却する萱島と開発業者の下請け・宇和島は事故に遭い、気付くと奇妙な六人の女たちに監禁されていた。『イチケイのカラス』の竹野内豊と「はるヲうるひと」の山田孝之が正反対の性格である萱島と宇和島を演じ、美しく奇妙な六人の女を「滑走路」の水川あさみ、東京2020オリンピック閉会式でソロパフォーマンスを披露したダンサーのアオイヤマダ、「ミッドナイトスワン」の服部樹咲、「N号棟」の萩原みのり、「消せない記憶」の桃果、「真・鮫島事件」の武田玲奈が演じる。
    60
  • MIRRORLIAR FILMS Season4

    制作年: 2022
    映画監督から俳優、一般公募など36名の監督による“変化”をテーマにした短編を4回に分けオムニバス形式で公開する短編映画制作プロジェクトの第4回。窪田正孝主演、気力を失った男の変化を描いた水川あさみの初監督作「おとこのことを」など9作品を収録。他、「夏、至るころ」で監督デビューを果たした池田エライザによる「Good night PHOENIX」、一般公募のGAZEBO監督による「BEFORE/AFTER」、齊藤工が自身が監督した「COMPLY+-ANCE コンプライアンス」(2020)を新たな脚本、キャストでセルフリメイクした「女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE」、「アイヌモシリ」の福永壮志監督による「シルマシ」、「新聞記者」の藤井道人監督による「名もなき一篇・東京モラトリアム」、一般公募の真壁勇樹監督による「星ニ願イヲ」、一般公募の村上リ子監督による「THE NOTES」、俳優のムロツヨシが以前自身が書いた脚本を映像化した「バイバイ」を収録。年齢、職業、メジャーやインディーズなどといった垣根を超えた短編が揃う。
  • 半径1メートルの君 上を向いて歩こう

    制作年: 2021
    水川あさみ、松井玲奈、岡村隆史、又吉直樹、上田誠といった24名の俳優×吉本タレント×クリエイターによるオムニバス。中年サラリーマンの佐久間と、彼の娘に付きまとう男子学生の攻防を描く「本日は、お日柄もよく」など、愛と笑いに包まれた全8話で構成。霜降り明星の粗品が初監督を務めるほか、「Zアイランド」の品川ヒロシが1話、『世にも奇妙な物語』など数々のTVドラマを手がけてきた山内大典と紙谷楓が3話ずつ監督を務める。
  • アンダードッグ 後編

    制作年: 2020
    「百円の恋」の製作陣が再集結、ボクシングを題材にした人間ドラマの後編。過去のささやかな栄光が忘れられずどん底を這いずる晃、過去の事件が影を落とす龍太、大物俳優の2世ながら鳴かず飛ばずの宮木。人生に見放された三人の負け犬ボクサーの拳が交わる。出演は、「怒り」の森山未來、「思い、思われ、ふり、ふられ」の北村匠海、「バンクーバーの朝日」の勝地涼ほか。また、元WBA世界スーパーバンタム級王者の佐藤修、元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二、プロボクサーでありトレーナーライセンスも取得しているお笑いトリオ『ロバート』の山本博も参加している。同日公開の前編から続く。第33回東京国際映画祭TOKYOプレミア2020オープニング作品。
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