制作年: 1924
ダンカンがヴァイタグラフからユ社に転じてからの第3回作品で「鉄路の猛者」「迅雷列車」に次いで作られたもの。ダンカン専門の鉄道活劇から離れて、舞台を白皚々の大北に置いているだけに目先が少しは変わろうというものである。監督は同じくダンカン、主役はダンカン、ジョンスン夫妻共演で、その他古い悪役で10年1日の精勤家、ウィリアム・ヘイスから表彰されそうなジョセフ・W・ジラードや、ジョー・ボノーモ等という牛殺し然とした男、エスター・ラルストン等が共演している。原作はロバート及びキャザリン・ピンカートン夫妻著の「自由貿易」である。