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- モニカ・ヴィッティ
略歴 / Brief history
イタリア・ローマ生まれ。15歳からアマチュア劇団に参加し、ローマの演劇アカデミーに入学。舞台でヨーロッパを巡業しながら、54年に映画デビュー。ミケランジェロ・アントニオーニの劇団にも参加したことをきかっけに、彼の監督作へ出演。「情事」(60)では主演に抜擢され、一躍スターに。憂いを帯びた“けだるい”表情は、彼女のトレードマークとなった。アントニオーニとは私生活でも一時パートナーとなり、「太陽はひとりぼっち」(62)や「赤い砂漠」(64)などの代表作を生み出してゆく。その後も、イギリス映画やフランス映画に出演し、国際的な女優活動をする一方、90年には監督作品を発表している。
モニカ・ヴィッティの関連作品 / Related Work
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ジェラシー(1970)
制作年: 1970美しい花売娘に惚れられたのが運のツキで女房も忘れ恋敵と争ううち、あやまって彼女を刺し殺さざるをえなくなったイタリア男の悲喜劇。製作はピオ・アンジェレッティとアドリアーノ・デ・ミケーリ、監督は「もしお許し願えれば -女について話しましょう」のエットーレ・スコラ、脚本はスコラとアジェノーレ・インクロッチ、フリオ・スカルペッリの共同で、撮影は「赤い砂漠」のカルロ・ディ・パルマ、音楽を「昨日・今日・明日」のアルマンド・トロバヨーリ、美術はルチアーノ・リッケリ、編集をアルベルト・ガリッティが各々担当。出演は「ひまわり」のマルチェロ・マストロヤンニ、「唇からナイフ」「結婚大追跡」のモニカ・ヴィッティ、「サンタ・ビットリアの秘密」のジャンカルロ・ジャンニーニ、その他マノーロ・サルツォ、マリサ・メルリーニ、ヘラクレス・コルテス、ジョゼフィーナ・セラトーザなど。