小林涼子 コバヤシリョウコ

  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1989/11/08

略歴 / Brief history

東京都の生まれ。2003年頃からローティーン向けのファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルとして活躍し、04年、トミー(現・タカラトミー)の“ガールズトイ”イメージキャラに選ばれる。同年の日本テレビのドラマ『一番大切な人は誰ですか?』で、ヒロイン・宮沢りえの娘役という大役に抜擢。宮沢のほか岸谷五朗、牧瀬里穂らを相手に堂々たる存在感を発揮し、一躍脚光を浴びた。翌05年には、乙一原作のオムニバス映画「ZOO」の金田龍監督篇「カザリとヨーコ」で、一卵性双生児の姉妹を一人二役で演じて主演。母親の寵愛を受ける妹・カザリと母から虐待を受ける姉・ヨーコを見事に演じ分ける。この年は、ほかにも秋山貴彦監督「HINOKIO」、長石多可男監督「仮面ライダー THE FIRST」と映画出演が相次いだ。さらに、河野圭太監督「子ぎつねヘレン」06で大沢たかお演じる主人公の獣医の娘役、秋原正俊監督「富嶽百景・遥かなる場所」06で塚本高史演じる主人公の作家が逗留する“天下茶屋”の娘役などを経て、07年のTBSの昼帯ドラマ『砂時計』に出演。両親の離婚を機に母の実家がある島根に引っ越してきた主人公・杏と、次第に惹かれ合うようになっていく同級生の大悟との14年に及ぶ恋愛模様を描いた本作で、杏の中高生時代を演じた。大悟の中高生時代を演じた佐野和真との淡い恋心と微妙なすれ違いの物語が視聴者の共感を呼び、新たな代表作となる。翌08年には“嵐”の大野智が主演したTBS『魔王』に、サイコメトリーの能力を持つキーパーソン、咲田しおり役で出演。大野演じる成瀬領に好意を抱いて接近していくが、自身の能力によって彼の正体に気づいてしまう悲劇のヒロインを鮮烈に演じた。以後も、裁判員制度を扱った最高裁判所の広報映画「審理」08、楠みちはるの人気コミックの映画化「湾岸ミッドナイト THE MOVIE」などに出演し、初舞台となった09年の東京グローブ座『ロミオとジュリエット』では、ヒロインのジュリエット役を射止めた。テレビドラマはほかに、NHK『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』04、『離婚同居』10、テレビ東京『刺客請負人』07・08、『寧々・おんな太閤記』09、日本テレビ『サムライ・ハイスクール』09など。子供の頃からクラシックバレエで鍛えたスラリと伸びる細い手足と、大きな瞳が魅力で、20代を迎え新たな役の広がりが望まれる。

小林涼子の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 先生の白い嘘

    制作年: 2024
    男女の性の格差に切り込んだ鳥飼茜の漫画を「恋わずらいのエリー」の三木康一郎監督が実写化した人間ドラマ。女であることの不平等さから目を背ける教師の美鈴。ある日、親友の美奈子から美鈴を餌食にした早藤と婚約したと聞かされる。そんなある日、衝撃的な性の悩みを打ち明けられ……。ドラマ『透明なゆりかご』『きのう何食べた?』などを手がけてきた安達奈緒子が脚本を担当。男女の性差に対峙する原美鈴を奈緒が、トラウマを抱えた男子生徒・新妻祐希を男性アイドルグループ『HiHi Jets』のメンバー、猪狩蒼弥が、美鈴の親友・美奈子を三吉彩花が、暴力的な裏の顔を持つエリートサラリーマン・早藤を風間俊介が演じる。
    100
  • わたしの幸せな結婚

    制作年: 2023
    顎木あくみによる同名小説を「コーヒーが冷めないうちに」の塚原あゆ子監督が映画化。帝都に屋敷を構える名家の長女・斎森美世は、幼い頃から継母と異母妹から虐げられてきた。すべてを諦めて生きる彼女は、美しくも冷酷な軍人・久堂清霞との政略結婚を命じられる。出演は「月の満ち欠け」の目黒蓮、「ヲタクに恋は難しい」の今田美桜、「恋のいばら」の渡邊圭祐、「彼女が好きなものは」の前田旺志郎。
  • 窓 MADO(2022)

    制作年: 2022
    化学物質過敏症の原因を巡り、同じ団地の2つの家族が裁判で争った実話に基づくドラマ。郊外の団地で暮らす江井家の1人娘、英美はよくベランダで歌っていたが、階下の備井家から来るタバコの煙のせいで体調を崩す。一方、父・英夫は日記にトラブルを記録し始める。出演は、「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」の西村まさ彦、「恋恋豆花」の大島葉子、「MIRRORLIAR FILMS Season3」二宮芽生。監督・脚本は、本作が長編映画監督デビュー作となる麻王。
  • 劇場版 舞台「刀剣乱舞」慈伝 日日の葉よ散るらむ

    制作年: 2022
    人気ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』を原案にしたストレートプレイ版の舞台の映画館上映第7弾として、2019年6月上演の『慈伝 日日の葉よ散るらむ』を上映。新天地に引っ越し本来の役割を果たせるようになってきた刀剣男士たちの前に、新たな刀剣男士が現れる。音声を5.1chサウンドにし、Blu-ray/DVDとは異なるアングルを多数採用して、劇場用に再編集している。脚本・演出・総監修は、『刀剣乱舞』シリーズや『鬼滅の刃』シリーズなど多くの2.5次元舞台を手がける末満健一。
  • 僕と彼女とラリーと

    制作年: 2021
    2021年、「FIA世界ラリー選手権(WRC)」の開催地となる愛知県豊田市・岐阜県恵那市を舞台に、ラリーを通して人生を歩みなおす若者と夢にチャレンジする人々の姿を描く物語。主演は「本気のしるし」の森崎ウィン。ヒロインは「おもいで写眞」の深川麻衣。父親との確執によって過去にとらわれ将来に迷う青年・北村大河を森崎ウィン、大河の幼馴染みで地元で自分らしく暮らすシングルマザー・美帆を深川麻衣が演じ、葛藤を抱えた若者が故郷の美しい自然と人々の温かさに触れながら、自身の夢と大切な絆を取り戻していく様子が繊細に描かれる。監督・脚本は「今日も嫌がらせ弁当」の塚本連平。豊田市出身のシンガーソングライター・加藤ミリヤが主題歌を担当している。
  • 窓たち

    制作年: 2021
    若手映画作家育成プロジェクト・ndjc2020により制作された短編映画。一緒に暮らして5年程経つ朝子と森。彼らの関係は冷めきったわけでもなく、キラキラしているわけでもない。ある日、引越し祝いのために朝子の友人の家を訪れ、森はある決心をする。監督・脚本は、「春みたいだ」がPFFアワード2017やTAMA NEW WAVE正式コンペティション部門などに入選した志萱大輔。出演は、「轢き逃げ 最高の最悪な日」の小林涼子、「未来の唄」の関口アナン。

今日は映画何の日?

注目記事