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- 錦戸亮
略歴 / Brief history
兵庫県尼崎市で生まれ、大阪府門真市で育つ。1997年、オーディションを受けてジャニーズ事務所に入り、“関西ジャニーズJr.”の一員に。早い段階から中心メンバーに抜擢され、ステージ活動、テレビのバラエティ番組出演などで注目を集める。2002年12月、関西ジャニーズJr.で出演していた関西テレビのバラエティ『J3 KANSAI』内の企画で、横山裕、渋谷すばる、大倉忠義らとユニット“関ジャニ8”を結成。続いて、翌03年9月に山下智久、手越祐也らによって結成されたアイドルグループ“NEWS”のメンバーにも選ばれ、同年11月にシングル『NEWSニッポン』でCDデビュー。さらに04年8月には関ジャニ8が“関ジャニ∞”とグループ名を改めて、シングル『浪花いろは節』でデビューし、錦戸は二組のグループの活動を並行して行なうようになる。両者での音楽活動とバラエティ番組出演など多忙なスケジュールをこなす一方、個人としての俳優活動も開始。関西ジャニーズJr.時代から、いくつかのテレビドラマに出演した経験はあったが、本格的には03年のNHKの深夜ドラマ『かるたクィーン』からで、同年のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』では、石原さとみ扮するヒロインの初恋の相手・桑原和人を好演し、一躍脚光を浴びた。その後も、フジテレビ『がんばっていきまっしょい』『1リットルの涙』05、『アテンションプリーズ』06など、次第に露出の多い役に配されるようになり、08年の同局『ラスト・フレンズ』では狂気を帯びたDV男性・及川宗佑役を熱演する。アイドルとしてのイメージダウンも辞さぬほどのリアルな狂気をまとった芝居で、俳優としての評価を一気に高めた。以後もドラマでの活躍が続き、宮藤官九郎脚本のTBS『流星の絆』08では両親を殺害された三兄妹の次男・泰輔役で、殺人犯への復讐を胸に秘めながらも、いつまでも被害者家族という過去に縛られていたくないと願う矛盾を内包した難役を快活に演じる。そして10年、中村義洋監督「ちょんまげぷりん」で満を持しての映画初出演。江戸時代からタイムスリップしてきた侍・木島安兵衛を演じ、お菓子作りで子供と心を通わせていく姿で好感を残す。テレビドラマはほかに、TBS『オルトロスの犬』09、フジテレビ『ジョーカー・許されざる捜査官』10、『全開ガール』11、テレビ朝日『犬を飼うということ・スカイと我が家の180日』11など。11年10月、NEWSから脱退し、関ジャニ∞としての活動と個人の俳優業に専念することを発表した。
錦戸亮の関連作品 / Related Work
作品情報を見る
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ショウタイムセブン
制作年: 20252014年公開の韓国映画「テロ, ライブ」を原作にオリジナル要素も盛り込んだ、阿部寛主演によるサスペンス。夜7時、爆破犯からの1本の電話で始まる犯人との独占緊急生中継。爆弾が仕掛けられたテレビ局で、交渉役に指名されたのは元人気キャスターの折本だった。共演は「Gメン」の竜星涼、「モエカレはオレンジ色」の生見愛瑠、「東京公園」の井川遥、「映画 おいハンサム!!」の吉田鋼太郎。監督は「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の渡辺一貴。 -
抱きしめたい 真実の物語
制作年: 2014TVドキュメンタリー『記憶障害の花嫁-最期のほほえみ-』としても紹介された実話を基に「黄泉がえり」の塩田明彦監督が映画化。北海道・網走を舞台に、交通事故で左半身と記憶能力に障害を負った女性とタクシードライバーの男性との恋愛模様を描く。出演は「ルームメイト」の北川景子、「県庁おもてなし課」の錦戸亮、「漫才ギャング」の上地雄輔、「愛と誠」の斎藤工、「二流小説家 シリアリスト」の平山あや、「ナイトピープル」の佐藤江梨子。