ヘンリー・フォンダ ヘンリーフォンダ

  • 出身地:ネブラスカ州グランド・アイランド生まれ
  • 生年月日:1905年5月16日
  • 没年月日:1982年8月12日

略歴 / Brief history

アメリカ・ネブラスカ州グランドアイランド生まれ。20歳でアマチュア劇団に参加し、25年に初舞台。29年にはブロードウェイの舞台に立つ。35年「運河のそよ風」で映画デビューを果たし、「丘の一本松」(36)「暗黒街の弾痕」(37)「若き日のリンカン」(39)など作品にも恵まれ、またたくまにスターとなる。戦時中はアメリカ海軍に入隊し、青銅星章と大統領感状が授与された。戦後も「荒野の決闘」(46)「十二人の怒れる男」(57)など映画史上に残る名作に続々出演。晩年はゲスト出演が多かったが、遺作となった「黄昏」(81)でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。俳優のジェーン・フォンダとピーター・フォンダは実子。

ヘンリー・フォンダの関連作品 / Related Work

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  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト

    制作年: 1968
    1969年に約25分カットされた短縮版が公開されて以来、日本で上映される機会がなかった巨匠セルジオ・レオーネによる西部劇「ウエスタン」の165分オリジナル版を日本初公開。女性主人公ジルの目を通し、移り変わる時代と共に滅びゆくガンマンたちの落日を綴る。出演は「山猫」のクラウディア・カルディナーレ、「黄昏」のヘンリー・フォンダ、「大統領の陰謀」のジェイソン・ロバーズ、「狼よさらば」のチャールズ・ブロンソン。共同原案に、若き日のベルナルド・ベルトルッチとダリオ・アルジェントが参加。日本初公開時邦題「ウエスタン」(短縮版141分:1969年公開)
    81
  • ミッドウェイ海戦

    制作年: 1942
    第2次大戦における太平洋戦線の戦況の大きな転機となったミッドウェイ海戦の模様を、戦闘に従軍した巨匠ジョン・フォードが撮影・監督した戦争ドキュメンタリー。フォードは撮影フィルムに合わせた台詞形式のナレーションを「駅馬車」のダドリー・ニコルズと「リオ・グランデの砦」のジェームズ・ケヴィン・マッギネスの両脚本家と共同で執筆。フォード自身とのちの監督ロバート・パリッシュが編集。音楽は「怒りの葡萄」のアルフレッド・ニューマン。16mmのコダクロームでカラー撮影され、35mmのテクニカラー・プリントで一般公開された(今回の上映は16mm版)。アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞に輝き、フォードにとっては「怒りの葡萄」「わが谷は緑なりき」に続く3年連続の受賞になった。「ドキュメント真珠湾攻撃」と併映。ナレーションはヘンリー・フォンダ、ドナルド・クリスプらフォード作品の名優が吹き込んだ。1995年12月23日より東京・三百人劇場で開催された『生誕100年 ジョン・フォードの世界』にて公開。
  • レディ・イヴ

    制作年: 1941
    美人の女詐欺師が蛇にしか興味のない御曹司と恋に落ちるラブ・コメディ。監督・脚本は、脚本家として映画の道に入り、数々の話題作の脚本を担当しながらも、「サリヴァンの旅」「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」「殺人幻想曲」などスクリューボール・コメディの名作を自ら監督してきたプレストン・スタージェス。製作はポール・ジョーンズ、原作はモンクトン・ホッフェ、撮影はヴィクター・ミルナー、編集はスチュアート・ギルモア、美術はハンス・ドライヤー、音楽はジグモンド・クラムゴールドが担当している。主演は、女詐欺師に、「ステラ・ダラス(1937)」「教授と美女」「私は殺される」のバーバラ・スタンウィック、彼女が恋に落ちる世間知らずの御曹司にジョン・フォード、ジョゼフ・L・マンキーウィッツ、ロバート・アルドリッチといった名匠の作品に数多く出演しているヘンリー・フォンダ。その他、エルンスト・ルビッチの「天国は待ってくれる」などに出演し、片眼鏡に葉巻がトレード・マークのチャールズ・コバーンや、苦みばしった顔をしながら根は優しい男を演じて定評があり、「スミス都に行く」などに出演しているウィリアム・デマレストなど。
    90
  • 未知への飛行

    制作年: 1964
    アメリカの核戦略爆撃機がソ連攻撃に向かい、米ソ両国に核戦争の危機が迫るというSF映画。ユージン・バーディクとハーベイ・ホイラーの「未確認原爆投下指令/フェイル・セイフ」(創元推理文庫)に基づき、ウォルター・バーンスタインが脚色、シドニー・ルメットが監督した。製作はマックス・E・ヤングスタイン、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、美術はアルバート・ブレナー、編集はラルフ・ローゼンブラムが各々担当。出演はヘンリー・フォンダ、ダン・オハーリー、ウォルター・マッソー、ラリー・ハグマンなど。IP創立10周年記念作品。
  • 黄昏(1981)

    制作年: 1981
    ニューイングランドの静かな湖畔を舞台に老夫婦と娘をめぐるひと夏の触れ合いを描く。製作はブルース・ギルバート、監督は「ローズ」のマーク・ライデル、原作・脚色はアーネスト・トンプソン、撮影はビリー・ウィリアムス、音楽はデーヴ・グルーシン、編集はロバート・L・ウォルフ、衣裳はドロシー・ジーキンズが各々担当。出演はキャサリン・ヘップバーン、へンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ、ダグ・マッケオン・ダブニー・コールマンなど。日本語版監修は戸田奈津子。テクニカラー、ビスタサイズ。1981年作品。
  • シティ・オン・ファイア

    制作年: 1979
    1人の男の復讐から火の地獄と化したアメリカの中西部にある人口100万の都市住宅地を舞台に人々の必死の脱出を描くパニック映画。製作総指揮はハロルド・グリーンバーグとサンディ・ハワード、製作はクロード・ヘロー、監督は「昨日にさようなら」のアルヴィン・ラーコフ、脚本はジャック・ヒルとデイヴィッド・P・ルイス、撮影はレネ・ヴェルジェ、音楽はウィリアム・マッコーレイとマシュー・マッコーレイ、特殊効果はクリフ・ウェンジャー・シニアとキャロル・リン、スタント・コーディネイターはグラント・ペイジ、視覚効果はウィリアム・クルーズが各々担当。出演はバリー・ニューマン、スーザン・クラーク、ヘンリー・フォンダ、エヴァ・ガードナー、シェリー・ウィンタース、ジェームズ・フランシスカス、レスリー・ニールセンなど。