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- シャルロット・ゲンズブール
略歴 / Brief history
イギリス・ロンドン生まれ。歌手のセルジュ・ゲンズブールと女優のジェーン・バーキンを両親に持ち、84年の「残火」でカトリーヌ・ドヌーヴの娘役として映画デビュー。翌年には初主演作「なまいきシャルロット」でセザール賞の有望若手女優賞を史上最年少で受賞した。その後も「小さな泥棒」(88)、「アンナ・オズ」(96)、「フェリックスとローラ」(00)などに出演し、01年には俳優の夫イヴァン・アタルが監督した「ぼくの妻はシャルロット・ケンズブール」に本人役で出演。さらにラース・フォンリアー監督と組んだ「アンチクライスト」(09)ではヌードシーンもある過激な役を熱演、カンヌ国際映画祭女優賞に輝いた。
シャルロット・ゲンズブールの関連作品 / Related Work
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午前4時にパリの夜は明ける
制作年: 2022「母との約束、250通の手紙」のシャルロット・ゲンズブールが1980年代のパリを舞台に、孤独な少女と交流するシングルマザーを演じたドラマ。深夜のラジオ番組で働くエリザベートは、家出をした少女タルラと出会い、10代の息子と暮らす自宅に連れて帰る。出演は、「8人の女たち」のエマニュエル・ベアール。監督は、「アマンダと僕」のミカエル・アース。第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。 -
ほの蒼き瞳
制作年: 2022スコット・クーパーとクリスチャン・ベイルが「荒野の誓い」に続きタッグを組み、ルイス・ベイヤードの小説を映像化。1830年、元刑事ランドーは士官学校で起きた殺人事件を調べるため、後にエドガー・アラン・ポーとして知られる士官学生に協力を求める。出演は、「ハリー・ポッター」シリーズのハリー・メリング、「英国総督 最後の家」のジリアン・ アンダーソン。 -
ジェーンとシャルロット
制作年: 2021セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの娘、シャルロット・ゲンズブールが初監督作として母ジェーンを撮影したドキュメンタリー。娘たちへの想い、これまで感じた苦悩や後悔、長女ケイトを自死で失って以降の深い悲しみを、優しい時間の中に紡ぎ出す。第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション、第48回セザール賞最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート。 -
マイ・ドッグ・ステューピッド
制作年: 2019「フレンチなしあわせのみつけ方」のイヴァン・アタルが監督・主演を務めたコメディ。ここ数年何も出版できていない中年の作家アンリは、妻子から逃げ出して新しい生活を送りたいと思っていた。そんなある日、不愛想で素行の悪い犬を飼うことになったが……。出演は、「オートクチュール」のパスカル・アルビロ、「ニンフォマニアック」のシャルロット・ゲンズブール。『Kino Festival 2022』で上映。 -
ルクス・エテルナ 永遠の光
制作年: 2019サンローランのクリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロがキュレーションを務めるアートプロジェクト『SELF』の一環として「CLIMAX クライマックス」のギャスパー・ノエが監督した中編。様々な思惑が交錯する撮影現場はカオスな状態になり……。主演は、「裏切りの闇で眠れ」のベアトリス・ダルと、「ニンフォマニアック」のシャルロット・ゲンズブール。流れるようなカメラワークやビビットな色彩を用い、映画への愛と狂気を描く。第72回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門にてプレミア上映。特集『のむらコレクション(のむコレ2020)』にて上映。60点 -
孤独なふりした世界で
制作年: 2018「スリー・ビルボード」のピーター・ディンクレイジ&エル・ファニング共演のSFファンタジー。人類が死に絶えた終末世界。孤独を愛する男デルは、誰もいなくなった町で遺体を弔い、空き家を整理して暮らしていた。そこに、風変わりな少女グレースが現れる。監督は、第69回エミー賞で作品賞など多数受賞したドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のリード・モラーノ。共演は「ストレイト・アウタ・コンプトン」のポール・ジアマッティ、「嘘はフィクサーのはじまり」のシャルロット・ゲンズブール。69点