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「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」冒頭シーン映像と著名人コメント公開
2024年11月14日カーネギー賞とガーディアン賞を受賞したリチャード・アダムスの児童文学を原作に、理想郷を目指すうさぎたちの旅を描いたアニメーション映画「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」(1978)が、HDリマスター版となって11月30日(土)よりシネ・リーブル池袋、シアター・イメージフォーラム、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸、アップリンク京都ほか全国で順次公開される。冒頭シーンの映像と著名人のコメントが到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=2ZzzcH9Hj5w 〈コメント〉 ギレルモ・デル・トロ(映画監督) 『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』は人生の分岐点となった映画だ。 小島秀夫(ゲームクリエイター) 高校生の時に劇場公開された「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(1978)」は衝撃作だった。イギリスからやって来た凶暴な“うさぎたち”のアニメは、原作を未読だった兎年の僕にはトラウマにもなった。児童文学などで描かれていた兎の概念を吹き飛ばす内容だったのだ。あの“うさぎたち”が45年ぶりにHDで帰ってくる! しかも挿入歌も音声もオリジナル音声版なのだ。さあ、大人になった今、また“うさぎたち”の穴に墜ちてみよう。 古川登志夫(声優 ※1980年初公開時に吹替を担当) 格調高い映像と音楽、この作品にフィットする日本語版のセリフは、技巧的であってはなるまいと思ったのを覚えています。初めて映像を観た時、画面全体が、彩度を落とした草木染めのようなリアルな色調で、樹木や草花も精緻に描かれ、日本画の様だと感じました。登場するうさぎ達は、言葉を除くと、造形、色彩、動き、表情などは、極端な戯画化や擬人化が無くあくまでリアルで、残酷なシーンなども容赦なく描写される。次々と襲いくる危機、波乱万丈の物語の進展は早く、一気に惹きこまれました。「強い者が偉い」!として、万物の最高位に君臨する人間へのアンチテーゼの様にも見える《弱者であるうさぎ達のユートピアを目指す苦難の物語》は、しかし、人間社会の縮図でもあるのでしょう。 長江俊和(監督・作家) まるで夢のなかにいるかのような映像体験でした。自分がうさぎになって冒険の旅に出たかのような……。でもそれは決して楽しいものではありません。くり返される殺戮と転生。時には残酷で、時には神々しく。 氏家譲寿(ナマニク/文筆家・映画評論家) 残酷さや社会的なメタファに目がいきがちだが、ウサギたちが静かに“ブラック・ラビット”に迎えられる様をみるにつけ、運命と死は荘厳なものであると感じる。何も恐れる必要はない、ただ想いと共にひたすら前に進めばいいのだ。 涌井次郎(新宿ビデオマーケット店長) 天使の歌声が響く中に描かれる舞いが、観る者を向こう側へと誘ない、白昼夢のような心地よさと、このまま連れて行かれそうな怖ろしさを同時に覚える。アニメーションでこそ表現し得た生と死の境界線、その繊細な美しさ。 手塚治虫(漫画家) ※1980年初公開時パンフレットより 映画が始まったとたん「ガーン」とハンマーで叩かれたようなショックをうけましてね、ウサギの伝説ではじまるプロローグの部分の絵に、まずまいった。そのあと、物語部分を10分ほどみているうちに、切々と「人生のシガラミ」・・・・・・といったものが伝わってくる感じで、だんだん泣けそうになるのですね。・・・・・・で、2回半、みちゃいました(笑)。 © 1978 WATERSHIP PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED. 配給:アーク・フィルムズ ▶︎ うさぎたちの旅を描いた名作アニメ「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」、リマスター版でリバイバル -
傷ついた二人がカルト教団に復讐。ニック・カサヴェテス監督「神は銃弾」
2024年11月13日「このミステリーがすごい!」2002年版海外編で第1位となったボストン・テランのベストセラー小説を、ニック・カサヴェテス監督(「ジョンQ-最後の決断-」「きみに読む物語」)により映画化したノワール・アクション「神は銃弾」が、12月27日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。 クリスマスの夜、刑事ボブ・ハイタワーの元妻とその夫が惨殺され、愛娘ギャビが忽然と姿を消す。事件の背後には、カルト教団〈左手の小径〉の存在があった。かつてそこから逃げ延びたケース・ハーディンと出会ったボブは、手を組んで追跡を開始。法の力が及ばぬ闇を前に正義の限界を悟り、刑事の職を捨てて踏み込んでいく──。 https://www.youtube.com/watch?v=L1WEtMrBfeM ボブ役を『ゲーム・オブ・スローンズ』のニコライ・コスター=ワルドー、ケース役を「イット・フォローズ」のマイカ・モンローが務め、「Ray/レイ」のオスカー俳優ジェイミー・フォックスも出演。苛烈にして重厚な物語に心揺さぶられる。 「神は銃弾」 監督・脚本:ニック・カサヴェテス 原作:ボストン・テラン「神は銃弾」(文藝春秋刊) 音楽:アーロン・ジグマン 編集:ベラ・エリクソン 出演:ニコライ・コスター=ワルドー、マイカ・モンロー、ジェイミー・フォックス、カール・グルスマン、ジャニュアリー・ジョーンズ、ポール・ヨハンセン、ブレンダン・セクストン三世、ギャレット・ウェアリング 2023年/アメリカ/英語/156分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/R15+ 原題:GOD IS A BULLET 字幕翻訳:平井かおり 配給:クロックワークス Copyright © 2023 By GIAB Productions LLC. All rights reserved 公式サイト:https://klockworx.com/movies/giab/ -
『飯を喰らひて華と告ぐ』仲村トオルに会える!Blu-ray購入者限定イベント決定
2024年11月13日東京の路地裏にある、中華店のような佇まいの料理屋〈一香軒〉。その店主は、料理の腕は超一流だが、客の悩みを勝手に“勘違い”し、見当違いなアドバイスで困惑させるズレたオヤジだった──。足立和平の異色グルメ漫画を仲村トオル主演でドラマ化した『飯を喰らひて華と告ぐ』。そのBlu-ray&DVDの12月25日(水)リリースを記念し、仲村トオルが登壇するBlu-ray購入者限定イベントを2025年2月22日(土)に都内某所で開催することが決定した。 応募はBlu-ray初回版特典のシリアルコード1つにつき1回可能で、イベントの詳細はBlu-ray&DVD特設サイトで後日発表される。引き続きチェックしたい。 『飯を喰らひて華と告ぐ』Blu-ray&DVD 【発売日】12月25日(水) ※レンタル同日開始 【価格】Blu-ray:9,900円(税込)、DVD:5,500円(税込) 【Blu-ray特典】ブックレット、スリーブケース、イベント参加券(以上初回限定) メイキング映像、仲村トオル・足立和平先生対談映像、予告映像 【発売・販売元】ポニーキャニオン 【キャスト】 主演:仲村トオル 各話ゲスト:田村健太郎、猫背椿、吉村界人、きたろう、高橋ひとみ、三河悠冴、華村あすか、福井俊太郎(GAG)、山崎紘菜、山城琉飛、円井わん、柄本時生(※放送話順) 【スタッフ】 原作:足立和平 「飯を喰らひて華と告ぐ」(白泉社「ヤングアニマルWeb」連載) 監督:近藤啓介、井上雄介 脚本:近藤啓介、神谷圭介、金子鈴幸 主題歌:フィッシュマンズ「ごきげんはいかがですか」 制作プロダクション:オフィスクレッシェンド 製作:「飯を喰らひて華と告ぐ」製作委員会 ©2024 足立和平・白泉社/「飯を喰らひて華と告ぐ」製作委員会 -
アルノー・デプレシャンが名作映画を紐解きながら映画愛を綴る「映画を愛する君へ」
2024年11月13日アルノー・デプレシャンが世界中の50以上の名作映画を紐解きながら、映画と映画館への愛を綴った自伝的シネマ・エッセイ「映画を愛する君へ」が、2025年1月31日(金)より新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。ティザーポスターが到着した。 デプレシャン作品「そして僕は恋をする」「あの頃エッフェル塔の下で」に続いてポール・デュダリスという名の主人公を据え、初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を描く本作。マチュー・アマルリックが本人役で出演し、祖母役を「ママと娼婦」のフランソワーズ・ルブラン、14歳のポール役を「落下の解剖学」のミロ・マシャド・グラネールが務める。 登場する映画は、リュミエール兄弟「ラ・シオタ駅への列車の到着」、アベル・ガンス「ナポレオン」、フランク・キャプラ「或る夜の出来事」、アルフレッド・ヒッチコック「北北西に進路を取れ」、黒澤明「乱」、クロード・ランズマン「SHOAH ショア」、ジェームズ・キャメロン「ターミネーター2」、ロジャー・ミッシェル「ノッティングヒルの恋人」、フランソワ・トリュフォー「大人は判ってくれない」、ジャン=リュック・ゴダール「小さな兵隊」、イングマール・ベルイマン「仮面/ペルソナ」「叫びとささやき」など。デプレシャンが尊敬する哲学者スタンリー・カヴェルや批評家アンドレ・バザンの言葉も借りながら、“映画とは何か”に迫る。 ドラマとドキュメンタリーが融合した構成で、一般の観客が映画体験を語るインタビューも挟まれ、シネ・ヌーヴォ(大阪)やアンスティチュ・フランセ(東京)といった日本の映画館も登場。第77回カンヌ国際映画祭で特別上映され、最優秀ドキュメンタリー賞にあたるゴールデン・アイ賞にノミネートされた注目作だ。 「映画を愛する君へ」 監督・脚本:アルノー・デプレシャン 脚本:ファニー・ブルディーノ 製作:シャルル・ジリベール 共同製作:オリヴィエ・ペール 音楽:グレゴワール・エツェル 撮影:ノエ・バック 衣裳デザイン:ジュディット・ドゥ・リュズ 出演:ルイ・バーマン、クレマン・エルヴュー=レジェ、フランソワーズ・ルブラン、ミロ・マシャド・グラネール、サム・シェムール、ミシャ・レスコー、ショシャナ・フェルマン、ケント・ジョーンズ、サリフ・シセ、マチュー・アマルリック 2024年/88分/フランス/カラー/5.1ch/2.35:1 原題:Spectateurs! 英題:Filmlovers! 日本語字幕:福家龍一 後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ 配給:アンプラグド © 2024 CG Cinéma / Scala Films / Arte France Cinéma / Hill Valle 公式サイト:unpfilm.com/filmlovers -
狂乱ホラー「THE SIN 罪」、屍者を呼び起こす《死のダンス》シーン解禁
2024年11月12日映画の撮影現場となった廃墟で巻き起こる恐怖を描き、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭などに出品された「THE SIN 罪」が、11月29日(金)より全国で公開。主人公の女優が《死のダンス》を披露するシーンの写真と映像が解禁された。 映画撮影のため、山奥の廃墟にやってきた新人女優シヨン。変わり者と評判の監督には、屋上で踊ることだけを指示され、不安に駆られる。そしてトラブル続きで撮影が進む中、突如血まみれのスタッフが登場。呆然とするシヨンたちを一瞥すると、屋上から飛び降りる。地面に叩きつけられた身体はあらぬ方向に折れ曲がり、即死と思われたが、なんと立ち上がり……。 https://www.youtube.com/watch?v=puHFEDK-UBA シヨンのダンスをきっかけに、“生ける屍”が撮影クルー襲撃を開始。そこへ謎の呪術集団が現れ、廃墟に結界を張って外界と遮断したと告げる。狂乱の行方から目が離せない。 「THE SIN 罪」 出演:キム・ユネ、ソン・イジェ、パク・ジフン、イ・サンア 監督:ハン・ドンソク 2024年/韓国映画/韓国語/103分/シネスコ/5.1ch/PG12 原題:씬 英題:The Sin 字幕:福留友子 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム © 2024 DOOR E&M CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:thesin.jp