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[adchord 息子を殺された男の復讐劇を描いたジョン・ウー監督最新作「SILENT NIGHT」が邦題「サイレントナイト」として、4月11日(金)新宿バルト9ほか全国公開が決定。ポスタービジュアルと特報映像が解禁した。 監督を務めたのは、アクション映画界の名匠 ジョン・ウー。声を失った男の復讐劇ということで全編セリフはなし。「ジョン・ウィック」シリーズの製作陣らとタッグを組み、ひたすらアクションと映像の力だけで観客を魅了する手腕は圧巻。主演は「シンパシー・フォー・ザ・デビル」の公開も控えるジョエル・キナマン。息子を殺された男の壮絶な悲しみと怒りを、スクリーンに焼き付けている。 特報映像では、幸せな生活を送っていたところ理不尽にもギャング同志の抗争に巻き込まれ息子を亡くし、自らの声すらも失った男が写し出される。ベートーヴェン交響曲第9番「歓喜の歌」とともにアジョン・ウーによるド直球ガンアクションで描く、圧巻の復讐劇を期待させる映像となっている。 https://youtu.be/U3xvZeybAog Story 幸せな一日になるはずだったクリスマス・イブのその日、ギャング同士の銃撃戦に巻き込まれた男は、目の前で愛する我が子の命を奪われる。自らも重症を負った男は、なんとか一命をとりとめたものの声帯を損傷。絶望を叫ぶ声すらも失ってしまう。声なき男の悲しみはやがて憎悪へと変わり、悪党どもへの復讐を決意するのであった。ギャング壊滅の日は次の12月24日。聖なる夜に、誰も観たことのない壮絶な復讐劇が幕を開ける。 「サイレントナイト」 製作・監督:ジョン・ウー 脚本:ロバート・リン 撮影:シャロン・メール 音楽:マルコ・ベルトラミ 出演:ジョエル・キナマン、スコット・メスカディ、ハロルド・トレス、カタリーナ・サンディノ・モレノ 2022年/アメリカ/英語/カラー/ビスタサイズ/5.1CH/104分/原題:SILENT NIGHT/字幕翻訳:長岡理世/配給:クロックワークス映倫:R15+ ©2023 Silent Night Productions, Inc. All Rights Reserved
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指名手配犯・桐島聡の軌跡を梶原阿貴(脚本)×高橋伴明(監督)で描く「「桐島です」」
2025年1月29日1970年代に〈東アジア反日武装戦線〉のメンバーとして連続企業爆破事件に関わり、指名手配されて逃亡生活を続け、2024年に神奈川県の病院で本名を名乗り出た後に死亡した桐島聡容疑者。その軌跡を「夜明けまでバス停で」の脚本家・梶原阿貴と高橋伴明監督のコンビが描いた「「桐島です」」が、7月4日(金)より新宿武蔵野館などで公開される。ティザービジュアルと高橋伴明監督のコメントが到着した。 高度経済成長の裏で社会不安が渦巻く1970年代。大学生の桐島聡は反日武装戦線に共鳴し、行動を共にする。しかし1974年、三菱重工爆破事件で多くの犠牲者を出し、深い葛藤を抱えることに。やがて警察の捜査によって組織は壊滅状態となり、指名手配された桐島は偽名を使って逃亡した末、工務店で住み込みの職を得る。ようやく手にした静かな生活の中、桐島はライブハウスで出会った歌手のキーナが歌う「時代遅れ」(河島英五の代表曲)に心を動かされ、相思相愛となるが……。 桐島聡役を「ケンとカズ」の毎熊克哉、さそり部隊のメンバーである宇賀神寿一役を「SR サイタマノラッパー」の奥野瑛太が務め(いずれも20代から70代まで演じる)、キーナ役で『バイプレイヤーズ』の北香那、謎の女役で高橋監督のパートナーである高橋惠子が出演。さらに「さすらいのボンボンキャンディ」の原田喧太と影山祐子がそれぞれバーの店主と工務店の事務員を演じ、甲本雅裕、山中聡、白川和子、下元史朗、趙珉和といった監督に縁の深い俳優陣も登場する。 制作に当たっては、桐島の盟友で現在も反権力闘争を続ける宇賀神寿一氏も取材協力した。また、医師の長尾和宏が製作総指揮を務め、「痛くない死に方」「夜明けまでバス停で」に続く高橋作品への参加を果たしている。 高橋伴明(監督・共同脚本)コメント 昨年(2024年)の2月に入ってすぐだったと思う。別件で会っていた(本作企画の)小宮女史から、突然「桐島撮らんといかんでしょ」という言葉が飛び出した。頭の中で白いガラス玉が砕けた。連赤映画(「光の雨」)のオトシマエをつけろーーと聞こえた。そう、あの時代を共に生きた我々にはその責任があるのだろう。直ぐに脚本の梶原に電話をした。案の定、すでに桐島のスクラップをつくっていた。ウソツキ部分はオレが責任を持つ。 「「桐島です」」 出演:毎熊克哉、奥野瑛太、北香那、原田喧太、山中聡、影山祐子、テイ龍進、嶺豪一、和田庵、伊藤佳範、宇乃徹、長村航希、海空、安藤瞳、咲耶、趙珉和、松本勝、秋庭賢二、佐藤寿保、ダーティ工藤、白川和子、下元史朗、甲本雅裕、高橋惠子 監督:高橋伴明 製作総指揮:長尾和宏 企画:小宮亜里 プロデューサー:高橋惠子、高橋伴明 脚本:梶原阿貴、高橋伴明 音楽:内田勘太郎 撮影監督:根岸憲一 照明:佐藤仁 録音:岩丸恒 美術:鈴木隆之 衣装:笹倉三佳 ヘアメイク:佐藤泰子 制作担当:柳内孝一 編集:佐藤崇 VFXスーパーバイザー:立石勝 助監督:野本史生 ラインプロデューサー:植野亮 製作:北の丸プロダクション 制作協力:ブロウアップ 配給:渋谷プロダクション 2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/日本語/105分 ©北の丸プロダクション 公式サイト:kirishimadesu.com -
士郎正宗の漫画を押井守監督が映画化したSF長編アニメーションの金字塔「イノセンス」(2004)。その公開20周年を記念し、同作と前編「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(1995)を4Kリマスター版で、2月28日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷などで2週間限定公開することが決定した。 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は高度にネットワーク化された西暦2029年の世界を舞台に、サイバー犯罪に対抗する超法規特殊部隊〈公安9課〉の草薙素子やバトーの活躍を描いたもの。「マトリックス」のラナ&リリー・ウォシャウスキーなどハリウッドのフィルムメーカーにも影響を与え、2017年には同じ原作によるスカーレット・ヨハンソン主演のハリウッド映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」が公開された。 続編の「イノセンス」は2032年の世界が舞台で、公安9課のバトーがメインとなる。現在までカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された唯一の日本アニメーションであり、このたび20年ぶりのロードショー公開が実現。4Kリマスター版を劇場スクリーンで披露するのは初となる。 押井守(監督・脚本)コメント 今回「イノセンス」の4Kリマスター版を公開するにあたって、20年ぶり…もしかするとスクリーンで初めて、通して観たかもしれません。とても綺麗で美しく仕上がっていて良かったです。 当時は、何年もかかって手描きやCGで仕上げた画を細かなディテールまで映像で再現できなかった。ですが今回、高解像度のデジタルスキャンをしたことで、画の精度が格段に上がったと思います。4Kの威力を確かに感じました。それで当時のことを思い出しましたが、当時は病んでたなと(笑)。「イノセンス」が完成した後、2ヶ月くらい寝込んで立てなかったんですが、この作品にはその病んでるエネルギーが入っていました。美しいものを作るためには、何かを乗り越えないといけない。改めて観て、この作品から情念というのか退廃的な魅力を感じました。 皆さんにもぜひ劇場でご覧いただきたいです。 「イノセンス 4Kリマスター版」 原作:士郎正宗(「攻殻機動隊」講談社刊) 監督・脚本:押井守 制作:プロダクション I.G 上映時間:99分 ©2004 士郎正宗/講談社・IG, ITNDDTD 配給:TOHO NEXT 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」 原作:士郎正宗(「攻殻機動隊」講談社刊) 監督・脚本:押井守 制作:プロダクション I.G 上映時間:85分 ©1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT 配給:TOHO NEXT 公式サイト:https://20th-innocence-ghost-in-the-shell.jp
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深川麻衣が京都に翻弄される? アサダアツシ脚本×冨永昌敬監督「ぶぶ漬けどうどす」
2025年1月28日京都愛が強すぎる余所者が、大騒動を巻き起こす──。深川麻衣を主演に迎え、「his」「そばかす」のアサダアツシによるオリジナル脚本をもとに「南瓜とマヨネーズ」「白鍵と黒鍵の間に」の名手・冨永昌敬監督が描いた「ぶぶ漬けどうどす」が、6月6日(金)よりテアトル新宿ほか全国で公開される。ティザービジュアルと特報映像が到着した。 京都の老舗扇子店の長男のもとに嫁いできた東京人のフリーライター・まどか(深川麻衣)。歴史ある街の人々の暮らしをコミックエッセイにしようと、女将たちへの取材を始めるが、《本音と建前》の文化を知らずに相手を怒らせてしまう。猛省したまどかは、京都の正しき伝道師になるべく努めるが、街中を巻き込んで思わぬ展開に……。 まどかの義母である老舗扇子店の女将・澁澤環役は室井滋、まどかの仕事仲間である漫画家・安西莉子役は小野寺ずる、老舗料亭の女将・竹田梓役は片岡礼子、まどかの夫で扇子店の長男・澁澤真理央役は大友律、まどかが出会う大学教授・中村航役は若葉竜也、まどかの義父で環の夫・澁澤達雄役は松尾貴史、不動産業を営む上田太郎役は豊原功補が務める。 〈ぶぶ漬け〉とはお茶漬けのことで、「ぶぶ漬けどうどす」は京都人が客に早く帰ってほしい旨を遠回しに伝える言葉。《本音と建前》を使い分ける〈京都人〉と慣れない〈ヨソさん〉との攻防が楽しいシニカルコメディだ。 https://www.youtube.com/watch?v=MccRC0Jij9Y 〈コメント〉 深川麻衣(澁澤まどか役) 今回京都を舞台に、「本音」と「建前」に翻弄される女性、まどかを演じました。 強烈な個性を持つ登場人物の皆さんと、初めてご一緒できた冨永監督の、何が飛び出すか分からない玉手箱のような演出に心が踊る撮影の日々でした。 結末はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、見る方によって感想が分かれると思いますが、奇想天外でじわじわとクセになるお話です。 何より京都の方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。 室井滋(澁澤環役) 京都の中の本物と偽物が区別がつき辛い時代に突入! インバウンドで大盛り上がりの街なかで、ロケ中にも、京都のリアルな違和感を覚えました。 冨永監督のそれらを見逃さない視線がとても面白かったです。 ──因みに、本当に偶然なのですが、劇中に登場する老舗扇子店は20年来大ファンのお店で、お中元の品々を買い続けております。 京都の御縁に呼ばれたみたいで、それも含めて驚きの連続でした。 冨永昌敬(監督) 「ぶぶ漬けどうどす」の公開のお知らせを嬉しく思います。 おととし紅葉まっさかりの京都で撮影した本作は、商家の嫁と姑を演じた深川麻衣さんと室井滋さんを中心とした愉快なホームドラマでありつつ、ひとくちに説明しにくいテーマを持った映画でもあります。 6月の公開に向けて、この映画の狙いを少しずつ紹介していきたいと思っています。 よろしくお願いします。 アサダアツシ(企画・脚本) 企画立案から公開まで7年かかりましたがようやく皆さまにご覧いただけることになりとても嬉しいです。 これは京都を愛してしまった澁澤まどかという女性の〈ラブストーリー〉です。 まどかは京都に認められたいと献身的に尽くしますが、相手は一筋縄ではいきません。 まどかは京都に振り回されて打ちのめされますが、それでもめげずに京都への愛を強めていきます。 まどかの思いは果たして京都に届くのか?奇想天外なストーリーと予測不可能な結末が待っています。 ぜひ劇場で見届けて下さい。 「ぶぶ漬けどうどす」 出演:深川麻衣、小野寺ずる、片岡礼子、大友律、若葉竜也、山下知子、森レイ子、幸野紘子、守屋えみ、尾本貴史、遠藤隆太、松尾貴史、豊原功補、室井滋 監督:冨永昌敬 企画・脚本:アサダアツシ 音楽:高良久美子、芳垣安洋 製作:清水伸司、太田和宏、佐藤央 企画・プロデュース:福嶋更一郎 エグゼクティブ・プロデューサー:松岡雄浩、赤須恵祐 プロデューサー:石川真吾、横山蘭平 アソシエイト・プロデューサー:三好保洋 ライン・プロデューサー:柄本かのこ 協力プロデューサー:荒木孝眞 撮影:蔦井孝洋 照明:石田健司 録音:山本タカアキ 美術:福島奈央花 装飾:遠藤善人 助監督:中薗大雅 制作担当:福島伸司 スタイリスト:小磯和代 ヘアメイクデザイン:西村佳苗子 編集:堀切基和 宣伝プロデューサー:山根匡子 製作幹事:メ~テレ、東京テアトル 制作・配給:東京テアトル 制作プロダクション:さざなみ ©2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会 公式サイト:bubuduke.jp -
エドワード・ヤン「カップルズ」が4Kレストア版で公開。濱口竜介監督のコメントも
2025年1月27日エドワード・ヤン監督が〈新台北3部作〉の第2作として、1990年代の台北に生きる若者たちを描いた「カップルズ」(1996)が、4Kレストア版となって4月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマート新宿などで公開される。ポスタービジュアル、予告編、濱口竜介監督のコメントが到着した。 さまざまな国籍の者が割拠する1990年代半ばの台北。レッドフィッシュをリーダー格とする4人組は、金も自由も愛も思うがままに手に入ると信じている。ホンコンは女性をもてあそび、トゥースペイストはニセ占い師として稼いでいた。そんな彼らの前に現れたのは、フランスからやってきたマルト。新入りのルンルンは密かに彼女に心を寄せ、若者たちの関係は変わっていく──。 1996年ベルリン国際映画祭アルフレッド・バウアー名誉賞に輝いた本作。現代社会で欲望に駆られた者たちの《悲劇と希望》を見届けたい。 https://www.youtube.com/watch?v=YrTlZLEo5T0 濱口竜介監督コメント 『牯嶺街少年殺人事件』の少年たちが成長し、『恐怖分子』の鋭利さと『恋愛時代』の軽みを併せ持つ映画をつくりあげた。 『カップルズ』における協和と不協和の絶え間ない交替とその滑らかさは、エドワード・ヤンのフィルモグラフィの中でも際立っている。 危険なる傑作。 「カップルズ」4Kレストア版 監督・脚本:エドワード・ヤン 出演:ヴィルジニー・ルドワイヤン、クー・ユールン、チャン・チェン、タン・ツォンシェン、ワン・チーザン 1996年/台湾/1:1.85/120分/PG12 原題:麻將 英題:Mahjong 字幕翻訳:石田泰子 配給:ビターズ・エンド © Kailidoscope Pictures 公式サイト:www.bitters.co.jp/edwardyang2025