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  • ハンガリーが誇る巨匠であり、ベルリン国際映画祭で女性監督として初の金熊賞に輝いたメーサーロシュ・マールタ。レストアで甦った彼女の作品群が日本初上陸、2023年初夏に新宿シネマカリテほかで全国公開される。著名人コメントが到着し、クラウドファンディングがスタートした。     アニエス・ヴァルダやヴェラ・ヒティロヴァと並んで重要な女性映画作家でありながら、日本では1985年の第1回東京国際映画祭〈映画祭の映画祭(世界主要映画祭受賞作)部門〉で「Diary for My Children」が上映されたのを除き、いずれの作品も未公開のメーサーロシュ・マールタ。 2017年より初期作の修復が進み、2019年のベルリン国際映画祭や2021年のカンヌ国際映画祭で上映されて世界的な再評価が進んでいる。そしてこのたび、修復が済んだ作品群より、1975年ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた「アダプション/ある母と娘の記録」をはじめとする5本が日本公開。 女性の主体性を脅かす社会の相貌を描き続ける彼女の作品は、今だからこそ新鮮さとともに、喫緊の視座を観る者に与えるはずだ。 ※「MOTION GALLERY」でのクラウドファンディングが10月21日(金)12:00開始予定(▶︎ こちら)。   監督:メーサーロシュ・マールタについて 1931年、ハンガリーの首都ブダペシュトに生まれる。ファシズムが台頭する戦間期、両親と共にキルギスへ逃れるも、父親はスターリンの粛清の犠牲となり、その後に母は出産で命を落とした。ソヴィエトの孤児院に引き取られ、戦後ようやくハンガリーへ帰郷。 1968年から長編映画を撮り始める。残酷な社会のなかで日々決断を迫られる女性たちの姿を描きながら、ファシズムの凄惨な記憶や、東欧革命の前兆であるハンガリー事件の軌跡など、暴力と化す社会の相貌をも捉えていく。 1975年の「アダプション/ある母と娘の記録」は、第25回ベルリン国際映画祭で女性監督としてもハンガリーの監督としても初となる金熊賞受賞を果たす。その後もカンヌ国際映画祭をはじめ数々の国際映画祭で受賞し、アニエス・ヴァルダらと並んで同時代の重要な女性作家としての地位を確立した。最新作は2017年の「Aurora Borealis: Northern Light」。   応援コメントは以下(順不同・敬称略)。 最高傑作の数々を世に送り出した、ハンガリーを代表する女性監督メーサーロシュ・マールタの作品が日本でも鑑賞できるようになることを歓迎します。人間ドラマとハンガリーの20世紀の歴史も描かれる作品を是非ご覧ください。 ──パラノビチ・ノルバート(駐日ハンガリー国特命全権大使) ※以下、「アダプション/ある母と娘の記録」へ寄せて なんて芳醇な映画だろう。主人公の女性のさみしさと気高さ。その眼差しには生きることの哀しみも強さも、愛への羨望も諦めもすべてが詰まっている。孤独さえも人生の豊さの一部であることをメーサーロシュ・マールタ監督は教えてくれる。 ──外山文治(映画監督) 社会主義体制下でも性差を超えて平等というわけではないことをメーサーロシュは堂々と描く。子供を持つことを決意したヒロインが五感を研ぎ澄まし、制度の仕組みや人間関係を見極めつつ目的に向う勇気が素晴らしい。 ──田中千世子(映画評論家) 共産体制下のフェミニズムが鮮烈に描かれていることに感銘を受け、その問題意識が現在世界でも通用してしまうことに嘆き、クールなリアリズムのタッチに息を呑む。疑似母娘関係で結ばれるふたりの女性の心情を伝えるショットの積み重ねはしなやかにして優雅だ。やがて、親、パートナー、そして子を持つことへの普遍的なエモーションが張り詰める。疑いなくメーサーロシュ・マールタ監督の傑作のひとつであり、本作ほど、いま再発見されるにふさわしい作品はないだろう。 ──矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター) 子供が欲しい四十代の女と、両親にネグレクトされた十代の少女。 二人の間に芽生えるものが擬似家族的ものでもなければ、単なる友情でもロマンスでもない、名付けえぬ不思議な絆であることに心惹かれました。 女性同士に芽生えた新しい関係性をドキュメントで見ているようなスリルと、生き抜いていこうとする女性たちへの眼差し。唯一無二の作品です。 ──山崎まどか(コラムニスト) 「アダプション/ある母と娘の記録」で描かれる、世代を超えた女性同士の稀有な結びつき。彼女たちの顔は向かい合うよりも、並んで同じ方を向いた瞬間に鮮烈な印象を残す。メーサーロシュ・マールタは、すでにここで男性に依拠しない女性の生き方を毅然と提示していた。 この時代にいたのは決してアニエス・ヴァルダだけではなかったと、いまこそもう一度刻み直さなければならない。 ──児玉美月(映画執筆家)     ▷ ▷ ▷ ▷ ▷ ▷ ▷ 上映作品   「ドント・クライ プリティ・ガールズ!」(1970) 原題「Szép lányok ne sírjatok」 英題「Don’t Cry, Pretty Girls!」 モノクロ/85分/2Kレストア ビート音楽のファンである不良青年たちは、工場で働きながらうだつの上がらない日々を送っている。ユリは不良青年のひとりと婚約しているが、あるミュージシャンと恋に落ちた。ギグを開くという彼と共に、ユリは小旅行へ出発。しかし、嫉妬深い婚約者とその不良仲間たちは執拗にふたりを追い……。 溢れんばかりのビート・ミュージックとともに社会の閉塞性が刻印された、珠玉の音楽逃避行劇。   「アダプション/ある母と娘の記録」(1975) 原題「Örökbefogadás」 英題「Adoption」 モノクロ/87分/4Kレストア 工場勤務の未亡人である43歳のカタは、既婚の同僚と不倫している。子どもが欲しいが、愛人は一向に聞き入れない。ある日、カタは寄宿学校で生活する17歳のアンナと出会い、面倒を見ることにした。ふたりは次第に奇妙な友情を育み……。 メーサーロシュの名を一躍世界に知らしめた記念すべき作品。家父長制を歯牙にもかけぬ主人公たちの親密さは見逃せない。   「ナイン・マンス」(1976) 原題「Kilenc hónap」 英題「Nine Months」 カラー/90分/4Kレストア 農学を学びながら工場に勤めるユリは、上司と恋に落ちる。ユリは上司に誠実な関係を望む一方、前夫との子どもがいることを隠している。やがて彼女の秘密が明らかになるも、上司は子どもの存在を受け入れる心の準備ができておらず……。 ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートさせたメーサーロシュが、作為性や修飾を極限まで削ぎ落した「真実」の記録。   「マリとユリ」(1977) 原題「Ők ketten」 英題「The Two of Them」 カラー/92分/4Kレストア マリの夫は偏狭で、ユリの夫はアルコールに依存している。彼女たちは辛い夫婦生活を乗り越え、慰めを求め合う。互いの葛藤を知ったふたりは、それぞれの人生を歩むべく、ある決断をする……。 結婚生活に絡めとられる2人の女性の連帯を、厳しくも誠実な眼差しで捉えた精緻な秀作。   「ふたりの女、ひとつの宿命」(1980) 原題「Örökség」 英題「The Heiresses」 カラー/109分/4Kレストア 1936年、ユダヤ人のイレーンは、裕福な友人のシルビアに相談を持ち掛けられる。シルビアは不妊に悩んでおり、自身の夫とイレーンとの間で子どもをつくってほしいというのだ。その子が莫大な財産を相続することが約束されるも、彼らの関係は悪化の一途を辿る。その頃、世界ではファシズムが台頭し……。 さまざまな文化圏の監督と協業を続けるイザベル・ユペールは、最初期の重要な出演作として本作を挙げている。この後、メーサーロシュは「日記」4部作に代表される歴史映画を手掛けていくが、その契機としても見落とせない意欲作。   © National Film Institute Hungary - Film Archive 後援:駐日ハンガリー大使館/リスト・ハンガリー文化センター 配給:東映ビデオ
  • 韓国ドラマといえば、超ドロドロの愛憎劇や復讐劇などありえないほどの設定や展開で描く“マクチャンドラマ”が人気だ。たとえば、『ペントハウス』に『夫婦の世界』、『結婚作詞 離婚作曲』など見始めたら止まらなくなってしまうと多くの人を夢中にさせている。そんなマクチャンドラマも真っ青な、夫婦間の修羅場をテーマにした韓国の人気トークバラエティ番組『エラー夫婦~永遠の愛を誓ったはずなのに!?~』が日本にも上陸。只今、絶賛配信中だ。 『エラー夫婦~』は2020年7月から韓国のチャンネルAで放送がスタートし高視聴率をマークした。「不倫」や「浮気」など一般から募集した夫婦間のトラブルを再現ドラマ化し、それをスタジオで人気タレントやベテラン女優、セレブ精神科医などによるコメンテーターたちが視聴しながら赤裸々トークを繰り広げていく。 リアル不倫あるあるが満載! 驚愕の夫婦トラブル集 第1話の「女の痕跡」で描かれるのは、会社を経営する夫との生活を壊そうと現れた愛人ヨンジュと妻コギョルとのバトル。愛人のヨンジュは夫の会社の社員で、年若く気の強い性格。自分の存在を知らせたい彼女は妻コギョルを挑発しようと、夫婦の寝室にわざと下着を置いていくという大胆な行動に出る。一方、コギョルは夫の不倫に気づきながらも障害を持つ娘のために家庭を守ろうとじっと耐えていた。だが、愛娘がいる時に夫は自宅にヨンジュを連れ込み、あろうことかその現場を愛娘が目撃していたことを知り、遂に怒りが爆発。コギョルは夫とヨンジュの不倫をヨンジュの両親に暴露し、これで2人の関係も完全に終わると思っていた。しかし、ヨンジュは転んでもタダでは起きない女性だった。再びコギョルの前に現れると、とんでもない反撃に出たのだった…。 次ぐ「隣の女」はタイトル通り、夫が隣家に住む人妻との不倫。が、そのタイトルからだけでは想像もつかないことが起きる…。「奇妙な同居」は年上夫の横暴に苦しんでいた妻が、趣味の絵を通して知り合った貧乏画家を夫と暮らす家の屋根裏に住まわせる。ハラハラヒヤヒヤ、そのてん末は…。相談者からの投稿という形で綴られていくドラマだが、相談者は女性ばかりではなく、「料理上手な女」のように、晩婚ながら美人で料理が得意な理想の妻と出会い、幸せに浸っていたはずの夫がまさかのトラブルに陥ってしまったというケースなど。驚愕の全25エピソードが続く。 5人目のコメンテーターになって井戸端会議に参加したくなる! 思わず目と耳を疑ってしまう内容に、毎回「オモオモ」(=あら、まあ)と顔を赤らめながらも、さまざまな夫婦のトラブルについて次第にエキサイトしていくコメンテーターたちの顔ぶれも振るっている。モデル出身で『脱出おひと島』にもコメンテーターとして出演したホン・ジンギョンに、ドラマ『嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!』などで知られるベテラン女優で、ラジオ番組の人気パーソナリティーとしても活躍するチェ・ファジョンらが強烈なツッコミを入れる一方で、精神科医のヤン・ジェジンがクールに妻を裏切る夫の心理状態を分析したり、相談者にアドバイスしたり。時には離婚専門の弁護士が加わり、「現実に親族同士で不倫や浮気は少なくない…」などと下世話な興味をそそる話題で盛り上がることも。 それぞれのエピソードに登場するキャラクターたちの描写も微に入り細に入り。DVにモラハラ夫や、過去を改ざんした妻、そして愛人もさまざまなだけに、コメンテーターたちのトークも白熱。井戸端会議のようなスタジオの雰囲気に引き込まれ、一緒になってツッコミ入れて、うなづきたくなること必至だ! 韓国のオリジナルタイトルは「また熱くなりたい隘路(エロ)夫婦」。韓国では「問題」「障害」を意味する「隘路(あいろ)」の韓国発音が「エロ」であることから、「エロス」と「隘路」をかけて誕生したタイトルという。本当にあんな夫にこんな妻が、そんな愛人がいるのか…と思ってしまうが、次々出てくるとんでもない夫婦。そして、他人事だから観ていられる怖―い話には、珠玉のマクチャンドラマが生まれるのも納得せずにはいられない。日本は「11月22日」はいい夫婦の日だそう。そんな日に、いつまでも穏やかに幸せに夫婦で過ごしていく秘訣なりを探してみてはいかが…。 文=前田かおり 制作=キネマ旬報社   https://youtu.be/Jm8vmhNKJK8 『エラー 夫婦~永遠の愛を誓ったはずなのに!?~』 ●デジタル配信:Abemaにて先行独占配信中(全25話) ▶デジタル配信の詳細はこちら ●パネラー:チェ・ファジョン『嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~』、ホン・ジンギョン『青い海の伝説』、ヤン・ジェジン(精神科医)ほか ●配給元:ポニーキャニオン © Channel A ALL RIGHTS RESERVED
  • 不動産業界の知られざる世界と、”家”をめぐる人間模様を描く、痛快お仕事コメディー! 俳優で歌手の山下智久がNHKドラマに初主演し、正直すぎる不動産営業マン役で新境地ともいえるコミカルな演技を披露した『正直不動産』。知られざるリアルな不動産業界の裏側や専門知識を交えつつ、嘘がつけなくなった男の奮闘劇と不動産に関わる人々の人間ドラマを描いて話題となった、このビジネスコメディドラマのDVD BOXとブルーレイ BOXが、10月21日にリリースされる。 嘘ばかりの不動産営業マンが祟りで正直者へと変貌!? 連続ドラマ『正直不動産』は、『ビッグコミック』で2017年6月から大谷アキラ(漫画)&夏原武(原案)&水野光博(脚本)が連載中の同名人気漫画を原作に、2022年4~6月にNHKで全10話が放送された。 山下が演じた主人公の永瀬財地は、巧みな話術と爽やかな笑顔で次々と契約を成立させ、勤務する登坂不動産でトップセールスを誇るやり手の不動産営業マン。しかし息を吐くように嘘をつくことから、陰では“ライアー永瀬”とも呼ばれており、契約をとるためなら何でもする非情な男でもある。そして、私生活ではタワマンに住み、高級車を乗り回す、絵に描いたようなリッチライフを送っていたが、ある日、アパートの建設予定地にあった祠を壊したことから、祟りで嘘がつけない体になってしまう。言わなくていいことまでペラペラ喋り、以前なら絶対に口にしなかったデメリットを正直に伝えてしまうどころか、デメリットに気付かず契約しようとした客に暴言を吐き、契約寸前の案件が次々と台なしになっていく。会社での成績は急下降し、歩合制の給料も下がった永瀬は、安アパートに引越しを強いられ、仕事も私生活も激変。そんな正直すぎる不動産屋となってしまった永瀬の奮闘が、家を売る人と家を求める人との人間ドラマを交えて、痛快に描かれていく。 本作の見所は、まずはやはりこの主人公・永瀬のキャラクターの面白さ。嘘をつこうとすると風が吹き、歯に衣着せぬ本音を口走ってしまうようになった姿がコミカルに描かれる。社交辞令や方便でも嘘がつけなくなってしまった永瀬は、自らのセールススタイルを変え、メリットだけでなくデメリットも正直に伝え、お客様にすべてを納得してもらった上で契約してもらうという、誠実さを売りにした営業マンへと変わっていく。その効率が悪く泥臭い営業スタイルは、嘘がつけないため仕方なく選んだものだったが、お客様の心からの感謝の言葉や、かつてなかった達成感を得て、永瀬自身も変えることになっていく。 この永瀬役を山下が好演。その端正な顔立ちや代表作の『クロサギ』『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』などで演じた役柄からもクールなイメージの強い山下だが、今回はどうにもカッコがつかない姿を体当たりで演じており、スマートな二枚目のイメージとの落差があるからこそ、嘘をつけずに四苦八苦する姿が面白い。永瀬が口走ってしまう本音は、時におかしく、時に痛快。いけすかないデキる二枚目から、不器用だが人間臭い愛すべき男となっていく変化を、山下が巧みに表現してみせている。 不動産の知識を学びながら笑って泣ける人間ドラマ 生活の基礎である衣食住の一つをテーマにした本作は、住居や土地を売る人、買う人、貸す人、借りる人、それぞれの人生に関わる人間ドラマでもあり、永瀬が担当するお客様たちとして毎回様々な人々が登場。売買には大金が動き、家族関係や人生にも大きく関わる住居の問題を扱っているだけに、そこで描かれる人間ドラマは切実。家の相続、子どもが生まれる夫婦の新居探し、将来を見越した不動産投資などに絡む様々な問題が描かれ、誰もが身近で共感できるものとなっている。 また、その物語の中では、リアルな不動産業界の裏側や、知っていると得をする不動産の専門知識もわかりやすく解説されていく。家賃の豆知識といったものから、夫婦が互いに連帯保証人となる“ペアローン”、専門技術者が家の欠陥の有無を調べる“インスペクション”などのほか、サブリース契約、専属専任契約、賃貸併用住宅、リバースモーゲージ、建築条件付き土地、地面師、事故物件などなど。そんな専門知識から、家の相続やローンを組む際の注意点などまで、物語の中でわかりやすく教えてくれる。祟りで嘘がつけなくなるというファンタジーやコメディ要素を交えつつ、感動の人間ドラマや不動産情報がリアルに綴られていくのも大きな見所となっている。 さらに、豪華な出演者たちも見所の一つ。永瀬の部下で仕事の相棒的存在となる新人営業社員の月下咲良役を、放送中の連続テレビ小説『舞いあがれ!』のヒロインの福原遥が演じているほか、市原隼人、シソンヌの長谷川忍、草刈正雄らが永瀬の務める登坂不動産の社員役で出演。ほかにも、ライバル会社の社員役などで、倉科カナ、高橋克典、泉里香、大地真央らがレギュラー出演。永瀬と月下の凸凹コンビぶりや、永瀬と部長のパワハラ寸前のやりとりなど、レギュラー陣同士のコミカルな掛け合いの楽しさも本作の大きな魅力となっている。 また、各話のゲストには、加藤雅也、近藤公園、手塚理美、でんでん、徳永えり、風吹ジュン、前田吟などが出演。さらに第1話と最終話には、山﨑努も出演している。近年は厳選した作品にしか出演していない山﨑だが、親交が深い山下の主演作であることから、今回の出演依頼を快諾したという。山下は山﨑を師匠のように慕っており、約10年ぶりの師弟共演が実現している。 人間ドラマとしてはもちろん、不動産業界を知ることのできるビジネスドラマとしても楽しめる本作。放送中の反響も大きかったようだが、原作も連載中であるため、ぜひとも続編を期待したい作品だ。 名場面や撮影秘話を楽しめる特典映像 10月21日にリリースされるDVD BOXとブルーレイBOXには、特典映像も収録。各話のダイジェストやスペシャル予告のほか、公式サイトで公開されていたノーカット名珍場面などが収められている。 さらには、ドラマの好評を受けて最終回の翌週に放送された『正直不動産 感謝祭』も収録。山下ら主要キャストのほか監督や脚本家たちが、名場面を振り返ったり、撮影時の裏話を明かしている。山下が、専門用語を交えた長台詞が多くて寿命が縮むほど覚えるのに苦労したことや本作に参加できた喜びを語っているほか、山﨑努から贈られた直筆の手紙に思わず涙ぐむ山下の姿なども収められており、まさにファンへのご愛顧に応えるお楽しみ映像が満載の番組も収録されている。   文=天本伸一郎 制作=キネマ旬報社   「正直不動産」 ●10月19日(水)DVD&ブルーレイ発売(レンタル同時) DVD&ブルーレイの詳細情報はこちら ●正直不動産 DVDBOX 全5枚組 20,900円(税込) ※5枚組  <映像特典>正直不動産 感謝祭、正直ダイジェスト、「正直不動産」が5分で分かる!、「正直不動産」最終章へ!、ノーカット名珍場面 <封入特典>ブックレット   ●正直不動産 ブルーレイBOX 全5枚 23,650円(税込) ※5枚組  <映像特典>正直不動産 感謝祭、正直ダイジェスト、「正直不動産」が5分で分かる!、「正直不動産」最終章へ!、ノーカット名珍場面 <封入特典>ブックレット   ●2022/日本/本編445分+特典117分 ●原作:大谷アキラ(漫画)/夏原 武(原案)/水野光博(脚本) ●脚本:根本ノンジ ●音楽:佐橋俊彦 ●出演:山下智久、福原 遥、市原隼人、泉 里香、大地真央、長谷川 忍、倉科カナ、草刈正雄 ほか ●発行・販売元:NHKエンタープライズ ©2022NHK / テレパック ©大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館
  • 名作「ロッキー」に始まるシリーズの最新作「クリード3」(原題)が、2023年に全国公開。特報映像とキャラクターポスター2種が解禁された。       ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)がライバルで盟友だったアポロ・クリードの息子であるアドニス(マイケル・B・ジョーダン)にすべてを託し、ふたりで頂点を目指していく姿を描いた「クリード チャンプを継ぐ男」。アポロを亡き者にした“殺人マシーン”イワン・ドラゴの息子であるヴィクターにアドニスが立ち向かう「クリード 炎の宿敵」。続く新作「クリード3」では、アドニスの新たな物語が展開する。     アドニスの前に18年ぶりにボクサーとなって現れたのは、家族のように一緒に育った親友ダミアン・アンダーソン(ジョナサン・メジャース)。ある事件をきっかけに刑務所に入り、何もかも奪われたダミアンは、愛する者すべてに牙を向け始める。実はアドニスの栄光の陰には、誰にも言えない過去があった──。 過去と向き合いリングでの決着を決意するアドニス、対するのはかつての自分自身。チャンプを継ぐ男は、果たして未来を切り開けるか? アドニス役で主演するマイケル・B・ジョーダンは今回、初の監督を担当。敵対するダミアン役のジョナサン・メジャースは、「アベンジャーズ」シリーズ最新作で征服者カーン役に抜擢されたのも話題に。アドニスの妻ビアンカ役はテッサ・トンプソンが続投し、「クリード チャンプを継ぐ男」を監督したライアン・クーグラーは前作に続きプロデュースに回った。     マイケル・B・ジョーダンはオンライン記者会見でコメント。初監督については、「僕自身のキャリアにとっても、完璧なタイミングだったと思う。撮影現場で育ち、20年以上この業界にいて、最初は背景やエキストラの仕事から始め、すべての撮影現場を見てきた。みんなの仕事ぶりを見て、実際の映画製作やストーリーテリングがどのように行われるかをこの目で見てきたんだ。そしてついに、僕のキャリアにおいて、ただカメラの前にいるだけでなく、ストーリーを伝えたいと思うところに到達した。過去に2度演じたことのあるこのキャラクターとは7~8年共にいる。それに、35歳になった今の僕には言いたいことが山ほどある。男として。若い黒人の男性として。キャラクターやストーリーを通して、僕の人生経験や、自分自身の一部を、どのように世界に伝えることが出来るか、ということだった」と意気込みを吐露。 「そして僕は、多くの素晴らしい監督たちと仕事をする機会に恵まれてきたし、そういったストーリーテリングのレベルに達することを目指したいと思っている。僕は静かにそれを見守り、僕が試してみたいと思うさまざまなことをまとめてきたんだ。もうかなりの長い間。だからステップアップとして、監督する機会を待っていたようなもの。そして、この作品が僕にとって、その機会だったんだ。『クリード チャンプを継ぐ男』の時、ライアン・クーグラーはこう言っていた。『適切な時期というのはない。とにかく深いところに飛び込んで、やってみることだよ』と。彼は僕に多くの励ましを与えてくれた。僕にとって、今がその時なんだと感じたんだよ。」と続けた。 演技と監督業の並行については「言葉にするのは難しい。毎日が闘いだった。すべてをやり遂げるという挑戦であり、マルチタスクでもある。ストーリーを練り上げ、体調を整え、各部署に彼らが仕事をするのに必要なものを提供し、さらにアドニスとしての役作りへのプロセスもある。でも、正直なところ、僕の周りにいた人たちのおかげでここまでこれたんだ」と胸を張る。 強敵ダミアンを演じたジョナサン・メジャースについては、「素晴らしい俳優だ。この物語に参加してもらえてとても、とても幸運だった。そして監督としても、彼のような伴走者を得られたことも。彼は毎日、戦争に行く準備をして、仕事をする準備をして現場に現れた。僕と彼は、これまでそんな機会を持てたことはないほどの深い絆で結ばれた。ダミアンというキャラクターは、アドニスの人生の柱となる重要な人物であることは間違いない。それがアドニスの元に戻ってきて、彼は対処する必要があるんだ」と称賛。さらに「長年にわたって一緒に仕事ができて幸運だった、素晴らしいテッサ・トンプソンがいる。彼女との絆は本物だ。お互いに信頼し合い、一緒に演じてきて、そして今、ストーリーテラーとしての僕を信頼してくれたことは、彼女が僕に与えてくれた最大の贈物だ。彼らキャストの励ましや、信頼関係があるからこそ、不可能に思えることでも挑戦できるんだ」とパートナーに感謝した。 今回のテーマについては、「僕たちにとって、家族は常に核となるものだと思う。家族、そして思いやりの心はね。そして、自分の過去と向き合い、本当の自分を見つけるというのは、僕たちがこの映画で語っているテーマの一つだと思う。それは原点回帰のようなもの。自分がどこから来たのかを振り返ることは、この映画でもとても重要だ。過去の清算や、自分の行動に責任を持つことは、僕らが取り上げたいことだった。誰もが共感できるストーリーを作りたかった。この作品には、僕自身が多く入っている。多くの人たちにとっても共感できる要素を見出だしてくれことを願っている」と述べた。   ©2023 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
  • テレビ放映15周年を迎えたアードマン・アニメーションズ制作のクレイ・アニメーション「ひつじのショーン」。そのシリーズ最新作となる映画「ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!」が、12月16日(金)より2週間限定公開される。場面写真が到着した。     第50回エミー賞にノミネートされ、シリーズ5度目の受賞となるのか注目される「ひつじのショーン 〜クリスマスの冒険〜 劇場公開版」に、懐かしのシリーズ2より「だんろの前で」「ある雪の日」「メリークリスマス!」の3編を合わせたクリスマス・スペシャルとして上映される本作。 場面写真では、ベン一家の車の上をソリで大ジャンプするショーンと仲間たち、そしてスキーで滑走するビッツァーの姿が。しかしショーンの仲間がソリから落ちかけて宙ぶらりんに!     プレゼントボックスに入ったティミーがトラックでどこかへ運ばれていくシーンも登場。慌てて追いかけるショーンたちだが、果たして追いつくのか。ハプニング連続でドキドキの展開となりそうだ。     デコレーションした小屋でごちそうを囲むショーンたち。迷子のティミーを探し出し、揃って温かいクリスマスを送れるのか──?       Story モッシーボトム牧場のクリスマスイブ。 仲間とクリスマスの準備をしていたショーンは、大きな靴下を手に入れようと忍び込んだ牧場主の家で大暴れ。そのうちに、ティミーがサンタを追ってクリスマス・マーケットで迷子になってしまう。ショーンたちはティミーを探しに町へ出るも、ティミーが隠れていたギフトボックスは、地元のセレブである牧場主ベンの車に乗せられ、消えてしまう。 果たしてショーンたちは、ティミーを無事に助け出せるか?   © Aardman Animations Ltd 2021