やから始まるものでの検索結果

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  •   任侠の一門に生まれながらも歌舞伎の世界に飛び込んだ喜久雄は、激動の高度経済成長期に芸を磨き、見果てぬ夢を追い求めていく──。吉田修一の作家生活20周年を飾る芸道小説であり、芸術選奨文部科学大臣賞と中央公論文芸賞をダブル受賞した『国宝』が映画化。主演を吉沢亮、監督を「悪人」「怒り」に続く吉田作品となる李相日が務め、脚本は「八日目の蝉」などの奥寺佐渡子が手掛ける。2025年公開。     〈コメント〉 吉田修一(原作) 「悪人」「怒り」、そして「国宝」へ。 夢が叶う。三たび、信頼する李相日監督に自作を預けられる喜びにあふれている。 そしてもう一つ、夢が叶う。「国宝」執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女方・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。 その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて。 李相日(監督) 芸に身を捧げ、人生を翻弄される多彩な登場人物たちが織りなす豪華絢爛な歌舞伎の世界観。吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟”に要した年月です。決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです。数多ある困難を超えた先に拡がる未知の世界に、関係者一同胸昂る思いです。 吉沢亮 吉田修一先生×李相日監督の3作目。 『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何も出来なかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようも無い昂まりと悔しさ。 そして『国宝』では当事者としてなにを思うのでしょう。 稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です。   「国宝」 原作:「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊) 脚本:奥寺佐渡子 監督:李相日 主演:吉沢亮 製作幹事:アニプレックス/MYRIAGON STUDIO 制作プロダクション:クレデウス 配給:東宝
  •   「逃げきれた夢」の俊英・二ノ宮隆太郎監督が、三者三様の若者が人生の疑問に向き合いながら未来に抵抗する姿を描いた「若武者」が、5月25日(土)より国内外のミニシアターで同時期公開(U-NEXTで国内同時配信)。メインビジュアルと予告編が到着した。     「誰もが観たい映画ではなく、誰かが観たい映画をつくる」を使命に、コギトワークスがU-NEXTの協力を得て立ち上げた新レーベル〈New Counter Films〉。その第1弾作品となるのが「若武者」だ。 滑稽に見える行動を重ねながら人が与え合う影響を考察していく主人公3人を演じるのは、坂東龍汰、髙橋里恩、清水尚弥。その脇を、木野花、豊原功補、岩松了らが固める。音楽を手掛けるのはgroup_inouのimai。   二ノ宮隆太郎監督コメント この映画の若者は、一見とても幼稚なことを話します。ですが、この世界をどう生きていくことが自分にとって、他人にとって、世界にとっての革命になるのかということを真剣に思考します。素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと他に無い映画を作りました。ぜひ観ていただけたら幸いです。   https://www.youtube.com/watch?v=25Wx4Zu0xj8   「若武者」 監督・脚本:二ノ宮隆太郎 エグゼクティブ・プロデューサー:堤天心、関友彦 プロデューサー:鈴木徳至 撮影:岩永洋 録音・整音・効果:松野泉 美術:福島奈央花 スタイリスト:小笠原吉恵 ヘアメイク:河本花葉 編集:長瀬万里 音楽:imai 助監督:平波亘 制作担当:大川奏耶、井口慶 企画協力:國實瑞惠 企画:New Counter Films 製作:コギトワークス、U-NEXT 制作プロダクション・配給:コギトワークス 配信:U-NEXT 出演:坂東龍汰、髙橋里恩、清水尚弥、木越明、冴木柚葉、大友律、坂口征夫、宮下今日子、純乃あみ、土屋陽翔、新名基浩、小林リュージュ、須森隆文、島津志織、大河内健太郎、五頭岳夫、矢野陽子、矢島康美、木野花、豊原功補、岩松了 2024年/日本/DCP/カラー/スタンダード(1.33:1)/5.1ch/103分 Copyright 2023 “若武者” New Counter Films LLC. ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:https://www.wakamusha.com/
  •   終わりなき男女の対決を描いた、ポップでアヴァンギャルドなイタリア製エロティック・スリラー「男女残酷物語/サソリ決戦」(1969)が、6月7日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほかで日本劇場初公開。場面写真と特報映像が到着した。     主演は「黄金の七人」「女性上位時代」のフィリップ・ルロワと「クレイジー・キラー 悪魔の焼却炉」「ルチオ・フルチの 恐怖!黒猫」のダグマー・ラッサンダー。ムーディなスコアを手掛けたのは「ベニスの愛」「血みどろの入江」のステルヴィオ・チプリアーニ。   https://www.youtube.com/watch?v=23V-R_JSTdQ   特報映像の終盤、ルロワ演じる主人公が進み入るカラフルな巨大像は、ニキ・ド・サンファルの作品〈ホン〉のレプリカだ。 長らく埋もれていたが、海外でようやく評価の声が上がり始めた本作。その華麗に狂った世界を楽しみたい。   「男女残酷物語/サソリ決戦」 監督・脚本:ピエロ・スキヴァザッパ 製作:ジュゼッペ・ザッカリエーロ 撮影:サンテ・アキーリ 美術:フランチェスコ・クッピーニ 衣装:エンリコ・サバティーニ 編集:カルロ・リアリイ 音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ 出演:フィリップ・ルロワ、ダグマー・ラッサンダー、ロレンツァ・グェッリエリ、バロ・ソレリ、マリア・クマニ・クアジモド、ミレッラ・パンフィーリ 1969年/イタリア映画/ビスタ/90分/原題:Femina Ridens/英題:The Laughing Woman|The Frightened Woman/映倫区分:G / S-4383 キングレコード提供 アンプラグド配給 ©1969 – Cemo Film (Italia) - Surf Film All Rights Reserved -
  •   リュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て、ドッグマンと呼ばれた男の愛と暴力に彩られた切なくも壮絶な人生を描いた「DOGMAN ドッグマン」が、3月8日(金)より新宿バルト9ほかで全国公開。ドッグマンが犬たちと共に、激しくも珍妙な方法でギャングのボスを懲らしめるシーンの映像が到着した。   https://www.youtube.com/watch?v=LHbMB4Tpo_Q   主演は「アンチヴァイラル」「ニトラム/NITRAM」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。映画は第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にノミネート。ベッソンの原点回帰といえる、ダークでエッジの利いたエンタテインメント作品だ。     Story ある夜、一台のトラックが警察に止められる。運転席には負傷した女装の男、荷台には十数匹の犬。ドッグマンと呼ばれるその男は、半生を語り始めた。 犬小屋で育てられた少年時代は、暴力がすべてだった。トラウマを抱えながらも犬たちに救われて成長し、恋をし、世間に馴染もうとするが、裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。そんな絶望的な人生を受け入れ、生きていくため、彼は犬たちと共に犯罪に手を染めていくが、“死刑執行人”と呼ばれるギャングに目を付けられ……。   「DOGMAN ドッグマン」 脚本・監督:リュック・ベッソン 出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ 2023年/フランス/カラー/シネマスコープ/5.1ch/114分/英語・スペイン語/PG12/日本語字幕:横井和子/原題:DOGMAN/配給:クロックワークス © Photo: Shanna Besson - 2023 - LBP - EuropaCorp - TF1 Films Production – All Rights Reserved. 公式サイト:https://klockworx-v.com/dogman/
  •   [caption id="attachment_35898" align="aligncenter" width="1024"] 「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」[/caption] 岡田茂生誕100年に当たる今年、3月の東映チャンネルでは選りすぐりの17作を放映する。そこで彼の功績を作品と共に振り返ってみたい。 戦後の東映草創期 戦後の東映草創期から21世紀の初頭まで、東映はもとより日本映画界を牽引し続けてきた岡田茂、そのキャリアは「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」(50/関川秀雄監督)に始まる。 1947年に東映の前身・東横映画に入社した岡田は翌48年に製作主任に昇格し、戦没学生の遺稿集を基とする同作を企画し、周囲の反対を押し切って完成させ、結果は大ヒットとなった。実は岡田自身も学徒動員で召集され、多くの学友を戦争で失っていた。その鎮魂の思いを込めての映画化であった。映画そのものの内容はインパール作戦における学徒兵の悲劇と、学業時代の回想が描かれる。クライマックス、砲弾飛び交う戦場の真っただ中で、かつての教師と教え子が授業を始めるシーンも圧巻であった。 東京撮影所の現代アクション路線 1950年代半ば以降、東映京都撮影所が時代劇王国として明るく賑わう一方、現代劇を製作する東京撮影所は苦境に立たされていた。そこで1962年、東京撮影所所長に就任した岡田は、若手助監督を次々と監督デビューさせるなど、所内を活性化。その中の一人、深作欣二監督の「誇り高き挑戦」(62)が興行的に苦戦したことから、岡田は海外テレビドラマ『アンタッチャブル』を模倣したかのような「ギャング対Gメン」(62)を深作に撮らせ、これが成功したことから東京撮影所の現代アクション路線が活性化していく。   [caption id="attachment_35902" align="aligncenter" width="1024"] 「日本俠客伝」[/caption] 時代劇から任俠映画路線へ 1964年、京都撮影所所長に復帰した岡田はスターの資質を引き出すことにも秀でていた。その一例が、それまでスターとして飛躍しきれてなかった高倉健を主演に据えた「日本俠客伝」(64/マキノ雅弘監督)の大成功だろう。いわゆる任俠の士たる主人公が敵対する悪しきやくざ組織を成敗する基本ストーリーで、これをシリーズ化させたあたりから東映は時代劇から任俠映画路線へ一気に舵を切ることにもなった。 1960年代、テレビの台頭で日本映画界が斜陽化していく中、岡田は時代劇などかつての東映の十八番路線をテレビに移行させ、逆に映画はテレビで放送できない〝不良性感度〟の高いものを作るべく腐心していく。その中には主演・梅宮辰夫の人気を不動のものとし、シリーズ化もされた猥雑な魅力極まるコミカル・アクション映画「不良番長」(68/野田幸男監督)も含まれている。 [caption id="attachment_35900" align="aligncenter" width="1024"] 「徳川女系図」[/caption] 東映ポルノ第1号ともいわれる「徳川女系図」(68/石井輝男監督)は大奥内の二大派閥の対立を背景に徳川五代将軍・綱吉の酒池肉林を描いたもので、こちらも異常性愛路線というスキャンダラスでエログロな話題を振り撒き続けていく。さらには実在のやくざ組織トップの半生を高倉健主演でヒロイックに描いた「山口組三代目」(73/山下耕作監督)のような実録路線も大いに物議を醸したが、こうした路線の影響で東映の映画館から女性客がすっかり消えてしまったのも事実ではあった。   [caption id="attachment_35901" align="aligncenter" width="1024"] 「柳生一族の陰謀」[/caption] [caption id="attachment_35905" align="aligncenter" width="1024"] 「社葬」[/caption] 時代劇の復活 しかし1970年代後半、実録ものに陰りが出始めたこともあって、岡田茂は一度捨てた時代劇を「柳生一族の陰謀」(78)で復活させる。徳川三代将軍の座をめぐる骨肉の争いを徳川家光派・柳生但馬守宗矩を主軸に描いていく。主演の大スター萬屋錦之介にとって久々の東映時代劇だったこともあり、映画は大ヒット。以後、再び東映では定期的に時代劇が作られるようになっていった。やはり東映が生んだ大スター鶴田浩二が死去し、その葬儀委員長を岡田が務めたことが企画のヒントになったのが「社葬」(89/舛田利雄監督)である。大手新聞社社長の葬儀に伴う社内外の一筋縄ではいかないさまざまな人間模様をブラックユーモアたっぷりに描いた快作であった。 岡田茂は映画をあくまでも〝商品〟とみなし、その時々の流行を見据えながら芸術性などどこ吹く風、右も左も問わない作品製作に勤しみ続けた。そこを揶揄する向きもあるだろうが、逆にその潔い姿勢が東映という映画会社を存続させ得たことも間違いないだろうし、結果としても現在残された作品群も立派に映画として屹立し続けているのである。     文=増當竜也 制作=キネマ旬報社 (「キネマ旬報」2024年3月号より転載)   岡田茂(おかだ・しげる)(1924.3.2~2011.5.9) 1947年に東京帝国大学(現・東京大学)経済学部を卒業後、東横映画(後の東映)に入社。京都撮影所長、東京撮影所長を歴任し、1971年8月代表取締役に就任。代表取締役会長、相談役を経て、2006年名誉会長に就任。2011年5月9日、肺炎のため死去。 岡田茂 生誕100年【東映映画 百花繚乱】 ◎3月の東映チャンネルは岡田茂生誕100年を記念し、以下の17作品を放映。日本映画史に残る作品群をこの機会にぜひ、ご覧ください! ★放送タイトル 【詳細な放送予定は東映チャンネルのHPをご覧ください】 https://www.toeich.jp/feature/detail/okada-shigeru 日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声 4Kリマスター版(50) ギャング対Gメン(62) 五番町夕霧楼(63) 日本俠客伝 4Kリマスター版(64) 飢餓海峡(65) 不良番長(68) 徳川女系図[R15+](68) 緋牡丹博徒 一宿一飯(68) 山口組三代目(73) 夜明けの旗 松本治一郎伝(76) 恐竜・怪鳥の伝説(77) 柳生一族の陰謀 4Kリマスター版(78) 地獄(79) 二百三高地(80) 甦れ魔女(80) 空海(84) 社葬(89) ©東映