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  •   細田守監督×スタジオ地図(企画・制作)により、王女スカーレットの復讐の旅を描いた「果てしなきスカーレット」。11月21日(金)に日本で封切られ、12月12日(金)よりアメリカでも劇場公開されることが決まった。ティザービジュアルと特報映像が到着した。     父を殺され、復讐にも失敗した王女スカーレットは、“死者の国”で目を覚ます。そこで宿敵への復讐を遂げ、“見果てぬ場所”に辿り着かなければ、《虚無》となり存在が消えてしまう。 想像を絶する冒険。終わりなき闘い。時空を超えた運命の出会い。旅の果てに、スカーレットは生きる道を見出せるか──。   https://www.youtube.com/watch?v=XETw4Yy79nY   細田守監督コメント この作品を考え出したのは2022年3月頃です。 2021年にコロナ禍があり、世界はコロナというウイルスに対し一致団結していたように思っていました。ところが2022年、それが終わりかけたタイミングに世界のあちこちで戦争が起こり、世の中がカチッと悪い方向に変わった感覚がありました。日常だと思っていたものが崩れていく様子を毎日ニュースで僕らは知ることになる。自分自身が生きていること、過ごしている世の中、そして今のこの平和というものは非常に危ういものだと、ショックを受けました。 平和ではない世の中をどうやって生きていくべきなのか、ということの答えを、世界中の人が求めている。答えがあるのかないのかわからないけれども、みんなどうしたら争いが解決するのか、どうしたら僕らは安心して生きていけるのか、という答えをみんな必死に探している。今作品を作るなら、そういうみんなの切実な気持ちに対し、向き合って映画を作るべきじゃないか、というところから『果てしなきスカーレット』という作品を発想したんです。 世界で起こっている出来事を見ると、深い遺恨や復讐心が次々と生まれてしまう状況だと感じています。「復讐」すれば「報復」がある。その連鎖は延々終わらない。どこかでそのループから抜け出さないといけないけれど、簡単に抜け出せるような甘いものではない。映画の中で「復讐」せざるを得ない状況に主人公が追い詰められたら、ないしはもし僕らが追い詰められたとしたら、どのような行動をとるべきなのか? 頭では「復讐」のループを断ち切らないといけないと分かっていても、感情的にそんなことが可能なのか? 課題を突き付けられた気がしました。それで“復讐の物語”を作ろうと思ったんです。   「果てしなきスカーレット」 監督・脚本・原作:細田守 企画・制作:スタジオ地図 ©2025 スタジオ地図 公式サイト:https://scarlet-movie.jp/
  •   田舎からトリノに出てきた、思春期真っただ中の16歳の少女が、3つ年上の美しく自由な女性と出会い、互いの姿に自分の未来/過去を映しながら、徐々に惹かれ合っていく姿を描く「美しい夏」が8月1日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開することが決定。ティザービジュアルと予告編が解禁した。 チェーザレ・パヴェーゼが1940年に執筆したイタリア文学界の最高峰ストレーガ賞受賞作『美しい夏』を映画化。イタリアの女性監督ラウラ・ルケッティが、物語のベースはそのままに翻案し、多くの観客を魅了した。 16歳の少女のジーニア役を等身大に演じたのは、『墓泥棒と失われた女神』(24)で主人公アーサーの恋人役を演じた、イーレ・ヴィアネッロ。一方、3つ年上のアメーリアを演じたのは、モニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルの娘ディーヴァ・カッセル。 予告編は、『あのころはいつもお祭りだった』という原作の書き出しとともに、夏の午後の湖畔にジーニアと友人たちが集う中、アメーリアが彼女らの前に初めて姿を現す印象的な出会いのシーンで幕を開ける。ジーニアはアメーリアに誘われ、やがて画家たちが集う魅惑的なパーティーの場へと足を踏み入れる。『彼女がいれば 何もかもはるかに容易だった』──彼女の人生が変わり始める予感が漂い、期待が膨らむ予告編となっている。   https://youtu.be/QG50_CIsxD0 「美しい夏」 監督・脚本:ラウラ・ルケッティ 出演:イーレ・ヴィアネッロ、ディーヴァ・カッセル 原作:『美しい夏』チェーザレ・パヴェーゼ作 河島英昭訳(岩波書店) 2023/イタリア/イタリア語・フランス語/111分/カラー/2.39:1/5.1 原題:La Bella Estate 英題:The Beautiful Summer 字幕:増子操 字幕監修:関口英子 提供:日本イタリア映画社 配給:ミモザフィルムズ 後援:イタリア大使館 特別協力:イタリア文化会館 ©2023 Kino Produzioni, 9.99 Films
  • 国際映画祭での華々しい実績を誇る、中国の気鋭映監督、ワン・ビン、ロウ・イエ、ジャ・ジャンクー。彼らの最新作がこの春、同時期に公開される。ワン・ビン「青春 -帰-(第2部)」「青春 -帰-(第3部)」は4/26(土)、ロウ・イエ「未完成の映画」は5/2(金)、ジャ・ジャンクー「新世紀ロマンティクス」は5/9(金)から、それぞれ上映スタート。 この3作品の公開にあわせて『キネマ旬報』電子版および4月18日発売の『キネマ旬報』5月号では、特集記事「中国映画作家3人が見た、いまの中国」を掲載している。   [caption id="attachment_49646" align="aligncenter" width="1024"] 「青春 -帰-(第2部)」© 2023 Gladys Glover - House on Fire - CS Production - ARTE France Cinéma - Les Films Fauves - Volya Films - WANG bing[/caption] 57歳のワン・ビン、60歳のロウ・イエ、54歳のジャ・ジャンクー。同世代の3人は改革開放後の中国、極端な格差社会が広がり表現が厳しく規制されている故国を、カメラの目でどのように見ているのか。 「青春」によって「一つの場所、一つの時代が浮かび上がる」とワン・ビンは主張する。「未完成の映画」が中国で公開される可能性はまったくないロウ・イエは、「この映画を完成させること自体が一つの成果だと考えられます。残るのは何か、私には分かりません」と嘆息する。そして「新世紀の最初の21年間を振り返ってみた」ジャ・ジャンクーは「どれだけ多くのことが忘れ去られたのか」気づいたそうだ。 それぞれのやり方で現代中国と向き合っている彼らの映画を、本特集では3人の映画のプロ、四方田犬彦、川口敦子、晏妮が批評している。 [caption id="attachment_49647" align="aligncenter" width="1024"] 「青春 -帰-(第3部)」 © 2023 Gladys Glover - House on Fire - CS Production - ARTE France Cinéma - Les Films Fauves - Volya Films - WANG bing[/caption] ワン・ビン「青春」は中国・織里(しょくり)で働く少年少女の群像を記録したドキュメンタリー。今回上映される第2部、第3部と2024年4月に公開された「青春 -春-」を合わせると、上映時間は実に9時間53分に及ぶ。思わずひるんでしまう程の超長尺だが、四方田犬彦は「(ワン・ビンは)ランズマンの「SHOAHショア」(ナチスによるホロコーストの全容に関係者の証言のみで迫ろうとした、全篇9時間27分の超大作。映画史における偉大な達成のひとつ)をいかにして乗り越えるかという問題意識から出発」していることを強調。「映画的持続こそが映画体験の本質であると考える作家の作品」と大絶賛する。そして川口敦子は「ただただ見続けることで、国と人、歴史的現在へのしぶとい批評の目を浮上させてしまう」ワン・ビンの映画力を称える。そして上海出身の晏妮は「止まることなく、一作ごとに目覚ましく進化していく」ワン・ビンの映像革新に目をみはっている。   [caption id="attachment_49648" align="aligncenter" width="1024"] 「未完成の映画」© Essential Films & YingFilms Pte. Ltd.[/caption] 新型コロナウイルスの感染爆発によって滞在先の武漢のホテルに閉じ込められた撮影クルーと俳優たちを、ドキュメンタリータッチで描いたロウ・イエ「未完成の映画」を四方田は「虚構と現実の間にはもはや境界などとうに消滅してしまったという残酷な認識を観客と共有しようと試みている」と評する。川口は「歴史的現在の切り取り方を断行する、その挑発性にロウの自恃が透けて見える」、晏妮は「国内でタブーとされたコロナ期間を真正面から「記録した」本作は、映画とはなにかを再考させる貴重な一本に違いない」と、その勇気を称えている。   [caption id="attachment_49649" align="aligncenter" width="1024"] 「新世紀ロマンティクス」© 2024 X stream Pictures All rights reserved[/caption] 「新世紀ロマンティクス」ではチャオ・タオ、ジャ・ジャンクーの妻で彼の映画のミューズが、恋人ビンとめまぐるしく変化する街に飲み込まれ翻弄され、出逢いと別れを繰り返す。でも、時間は戻らないからとにかく、前に向かって進むしかない。その彼女のまなざしの美しさに、四方田と川口は撃たれた。「ウイルス蔓延時に顔をマスクで隠した男女が、どのように偶然の再会を果たすことができるのか。女優は目と眉と額だけで勝負をする」(四方田)「その心を意志ある沈黙で体現し、今への怒り、悲しみの先にそれでもなお前を向く覚悟を腹の底から吐き出した「はっ」のたった一言に託し切る」 四方田犬彦、川口敦子、晏妮の作品評全文は、『キネマ旬報』電子版および4月18日発売の『キネマ旬報』5月号内の特集「中国映画作家3人が見た、いまの中国」で読むことができる。 文=キネマ旬報編集部 キネマ旬報 2025年5月号 No.1962 2025年4月18日(金)発売 (雑誌コード:02991-05) 定価1320円(税込) 【詳細・購入はコチラ】 ・Amazon ・KINEJUN ONLINE SHOP
  •   筧美和子の映画初主演により、人生につまずいた大人たちが病気を抱えながらも前向きな少女と出会ったことで、絆を育みながら再び歩み出す姿を描いた「オオムタアツシの青春」が、9月より全国公開される。ティザービジュアルと特報映像が到着した。     舞台はかつて炭鉱町として賑わった福岡県大牟田市。洋菓子店を開くことを夢見るパティシエの主人公を筧美和子が演じ、過去を隠して同地にやってきた青年役を福山翔大、糖尿病を患う少女の母親役を林田麻里、人知れず車上生活を送る男性の役を陣内孝則が務める。監督は「ラーメン侍」「恋のしずく」「いのちスケッチ」の瀬木直貴。心に触れる物語に注目したい。   https://www.youtube.com/watch?v=BKUTNSRlcQs   「オオムタアツシの青春」 監督:瀬木直貴 出演:筧美和子、福山翔大、林田麻里、陣内孝則 プロデューサー:宮崎逸郎、瀬木直貴 脚本:松本稔 音楽:田上和由 製作:「オオムタアツシの青春」製作委員会(無限フィルムズ、ソウルボート、渡辺商会、西日本新聞社、九州朝日放送、テレビ西日本、TVQ九州放送、ホンダカーズ博多、スタッフ・アンド・ブレーン、ピークスマインド) 後援:福岡県、大牟田市、大牟田商工会議所、大牟田医師会、大牟田観光協会 制作プロダクション:ソウルボート 配給:フリック ©2025「オオムタアツシの青春」製作委員会 公式サイト:omuta-atsushi.com
  •   ミュージカル映画の黄金期を支え「若草の頃」「巴里のアメリカ人」「バンド・ワゴン」「恋の手ほどき」など数々の傑作を生み出したヴィンセント・ミネリの作品の中でも上映機会の少ないメロドラマ作品だけを厳選した上映がStrangerとGucchi's Free Schoolの共同企画として6月27日(金)〜7月24日(木)にミニシアターStrangerにて開催が決定。ラインナップが発表された。       本特集では5作品が上映される。フランス文学の最高峰、フローベールの同名小説を映画化した「ボヴァリー夫人」。近年再評価が進むミネリの異色作「蜘蛛の巣」。社会に馴染めないものたちや何かを諦めたものたちの、行き場のない感情が凝縮された隠れた傑作「走り来る人々」。あらゆる対立をドラマティックに浮き彫りにした神話的悲劇「肉体の遺産」。ゴダールが1963年の映画ベスト10に選出した「明日になれば他人」。 上映スケジュールの詳細はStrangerの劇場公式サイトにて後日発表される。   上映作品 「ボヴァリー夫人」 Madame Bovary 1949年/114分/アメリカ/モノクロ 監督:ヴィンセント・ミネリ/原作:ギュスターヴ・フローベール/脚本:ロバート・アードリー/撮影:ロバート・プランク/音楽:ミクロス・ローザ 出演:ジェニファー・ジョーンズ、ヴァン・ヘフリン、ルイ・ジュールダン、アルフ・ケリン、グラディス・クーパー、ジェームズ・メイソン 幼い頃から優雅な生活や情熱的な恋に憧れていたエマは田舎町の医師と結婚するが、思い描いていた結婚生活とは程遠く平凡な毎日に嫌気がさしていた。ある時、舞踏会に招待されたことを機にエマの欲望は加速していく。フランス文学の最高峰、フローベールの同名小説を映画化した本作、不倫を重ね破滅へと向かうジェニファー・ジョーンズの美しさが際立つ。映画史に残る必見のダンスシーンは瞬きすら許さない。 「蜘蛛の巣」 The Cobweb 1955年/124分/アメリカ/カラー 監督:ヴィンセント・ミネリ/原作:ウィリアム・ギブスン/脚本:ジョン・パクストン/撮影: ジョージ・J・フォルシー/音楽:レナード・ローゼンマン 出演:リチャード・ウィドマーク、ローレン・バコール、シャルル・ボワイエ、グロリア・グレアム、リリアン・ギッシュ、ジョン・カー、スーザン・ストラスバーグ ある精神病院で図書室のカーテンを新調することになり、院長は作業療法の一環として患者たちにそのデザインを任せることにした。しかし一方で院長の妻はカーテン作りのために高級な布を取り寄せ、また一方ではベテラン職員が安価な生地を注文していた。それぞれの些細な思惑は次第に大きな亀裂となり、やがて患者や職員、その家族に隠された無数の綻びを浮き彫りにする。近年再評価が進むミネリの異色作。 「走り来る人々」 Some Came Running 1958年/137分/アメリカ/カラー 監督:ヴィンセント・ミネリ/原作:ジェームズ・ジョーンズ/脚本:ジョン・パトリック、アーサー・シークマン/撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ/音楽:エルマー・バーンスタイン 出演:フランク・シナトラ、ディーン・マーティン、シャーリー・マクレーン、マーサ・ハイヤー、アーサー・ケネディ、ナンシー・ゲイツ 十数年ぶりに故郷に戻ってきた退役軍人のデヴィッド。アルコール依存症の彼は小説も書いているが、しばらく執筆からは距離を置いていた。疎遠になっていた兄の紹介で教師のグエンと出会い惹かれていくが、グエンは彼を受け入れることができず……。社会に馴染めないものたち、何かを諦めたものたちの、行き場のない感情が凝縮された隠れた傑作。タイトルはマルコによる福音書10章の一節から取られている。 「肉体の遺産」 Home from the Hill 1960年/150分/アメリカ/カラー 監督:ヴィンセント・ミネリ/原作:ウィリアム・ハンフリー/脚本:ハリエット・フランク・Jr、アーヴィング・ラヴェッチ/撮影:ミルトン・R・クラスナー/音楽:ブロニスラウ・ケイパー 出演:ロバート・ミッチャム、エリノア・パーカー、ジョージ・ペパード、ジョージ・ハミルトン、ルアナ・パットン、エヴェレット・スローン、アン・セイモア アメリカ南部、ウェード・ハニカットはその土地で最も有名な大地主で、狩の名手でもあった。女遊びも激しく妻との関係は冷え切っていたが、息子セロンに狩猟や男らしさを教えることで父親として尊敬の念を抱かれていた。しかしあることがきっかけでウェードの過去が明らかになり……。血と愛と憎しみが蠢き、親と子、男と女、混沌と秩序、あらゆる対立をドラマティックに浮き彫りにした神話的で壮大な悲劇。 「明日になれば他人」 Two Weeks in Another Town 1962年/107分/アメリカ/カラー 監督:ヴィンセント・ミネリ/原作:アーウィン・ショー/脚本:チャールズ・シュニー/撮影:ミルトン・R・クラスナー/音楽:デイヴィッド・ラクシン 出演:カーク・ダグラス、エドワード・G・ロビンソン、シド・チャリシー、ジョージ・ハミルトン、クレア・トレヴァー、ダリア・ラヴィ、ロザンナ・スキャフィーノ 落ちぶれた映画スターがかつて世話になった監督からローマに呼ばれチネチッタ撮影所へ行ってみると、そこで待っていたのはアフレコ演出の依頼だった。心機一転、映画を完成させるために奔走するのだが……。『悪人と美女』の後日譚とも言える内幕もので、ゴダールが1963年の映画ベスト10にも選出。感情過多な登場人物たち、そして常軌を逸したかのような車の暴走シーンは、異様なほどに見るものを圧倒する。   ヴィンセント・ミネリ特集「Hidden Things of Vincente Minnelli」 開催場所:Stranger(東京都墨田区菊川3-7-1 菊川会館ビル1階) 開催期間:2025年6月27日(金)〜7月24日(木) 上映作品:「ボヴァリー夫⼈」、「蜘蛛の巣」、「⾛り来る⼈々」、「⾁体の遺産」、「明⽇になれば他⼈」 劇場公式HP:https://stranger.jp/ ※1⽇2作品、⽇替わり上映