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デビルズ・バス
第88回アカデミー賞外国語映画賞のオーストリア代表作品に選出された「グッドナイト・マミー」(14)のヴェロニカ・フランツ&ゼヴリン・フィアラ監督が、実際の裁判記録をもとに宗教とタブーに支配された歴史の暗部を描いた問題作。18世紀半ば、古い伝統が残る村に嫁いだアグネスは、世界との不和を理由にこの世から消え去ってしまいたいと願うが、宗教上自死することを許されず、やがて驚くべき行動に出てしまう。出演は「The Dreamed Ones(原題)」のアーニャ・プラシュク、「パラダイス:愛」のマリア・ホーフスタッター。第74回ベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞。 -
ノスフェラトゥ(2024)
「ライトハウス」のロバート・エガース監督が、F・W・ムルナウ監督の『吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)』に独自の視点を入れて撮り上げたホラー。新婚のトーマスと妻エレン。仕事で夫が留守の間、エレンは夢の中に現れる得体のしれない<彼>の幻覚に恐怖を募らせ……。出演は「IT/イット」シリーズのビル・スカルスガルド、「ザ・メニュー」のニコラス・ホルト、「ヴォイジャー」のリリー=ローズ・デップ。第97回アカデミー賞にて撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネート。 -
はるうらら
「茶飲友達」「ソワレ」などの外山文治監督が、「ゴールド・ボーイ」の星乃あんな、ドラマ『嗤う淑女』の河村ここあの新星二人を主演に迎えた短編。中学生のハルは幼い頃に離婚し家を出て行った父親をSNSで偶然見つけ、自分にそっくりなクラスメイトのウララと互いになりかわって会いに行く。ハルの父親を「エキストランド」「星に願いを。」の吉沢悠が演じる。現代の東京の“かたすみのひかり”をコンセプトにした短編集『東京予報―映画監督外山文治短編作品集―』の一作品として劇場公開(同時上映「名前、呼んでほしい」「forget-me-not」)。 -
フィクティシャス・ポイント
現実・空想の往来を独自の解釈・世界観で描き、大須インディペンデント・フィルム・フェスティバル観客賞、GACHINKO Film賞を受賞した空想連続活劇。身に覚えのない幻影に囚われた久坂部碧は突如、ある連続殺人事件に巻き込まれる。監督は「FRONTIER」(2020年/立教大学映像身体学科卒業制作)で京都国際学生映画祭の実行委員賞を受賞した服部正和。出演は、オーディションで主人公に選ばれた両羽ももか、「明ける夜に」の五十嵐諒。映画配給レーベル・Cinemagoとミニシアター・下北沢トリウッドがタッグを組み、新世代監督の劇場公開デビュー作を連続公開する『終点なき映画たち Route:1』にて上映。 -
ガール・ウィズ・ニードル
第一次世界大戦後のデンマークで起きた連続殺人事件を基に、貧困に陥り苦難を強いられた女性をモノクロの映像で描き、人間の闇と光に迫った歴史ドラマ。工場のオーナーに捨てられ仕事も失った妊婦カロリーネは、もぐりの養子縁組斡旋所を営むダウマを手伝い始めるが、それは悪夢の始まりだった。監督は、「スウェット」が第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されたマグヌス・フォン・ホーン。カロリーネを「MISS OSAKA/ミス・オオサカ」「ゴッドランド/GODLAND」のヴィク・カーメン・ソネが、望まれない子どもたちの里親探しを支援するダウマを「罪と女王」のトリーネ・デュアホルムが演じる。2024年第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。2025年第97回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた(デンマーク代表作品)。 -
無名の人生
独学で作り始めた短編アニメ「MAHOROBA」でPFFアワード2022審査員特別賞をはじめ数々の賞を獲得した鈴木達也監督初の長編編アニメ。生まれてから死ぬまでに蔑称や源氏名などいくつもの呼称で呼ばれた主人公の波乱に満ちた100年の生涯を、高齢ドライバーや芸能界の闇、若年層の不詳の死、戦争などのセンセーショナルな社会問題を絡めながら、全10章の構成で描く。鈴木監督が一人で描き上げ、章ごとにタッチも色彩も変化する。「音楽」の岩井澤健治監督が本作をプロデュース。主役の声をラッパーのACE COOLが担当した。 -
わたしの頭はいつもうるさい
インディーズ映画の登竜門・第18回田辺・弁慶映画祭で、初監督、主演、プロデュースも兼ねた宮森玲実が俳優賞に輝いた青春ドラマ。小説家を目指して上京したものの、泣かず飛ばずの25歳の“のぞみ”は、18歳の“ノゾミ”から“ちゃんとやったか?”と問い詰められ……。共演は「ナミビアの砂漠」の細井じゅん、「誰かの花」の笠松七海、「死刑にいたる病」の鈴木卓爾、「朽ちないサクラ」の藤田朋子。2025年5月9日よりテアトル新宿にて開催の「田辺・弁慶映画祭セレクション2025」にて上映。 -
6時間後に君は死ぬ
推理作家・高野和明による同名小説をK-POPグループNCTのジェヒョン主演で映画化した韓国・日本合作のサスペンス。30歳の誕生日の日、ジョンユンは道ですれ違った男から「6時間後に殺される」と予言される。半信半疑ながら男と行動を共にするうちに、先に殺人鬼を見つけ出し運命を変えようと決意。他人の未来が見える男と死を予言された女の、未来をかけた緊迫のカウントダウンが始まる。監督は日本映画学校出身、「雨時々晴れ」(2015年第10回大阪アジアン映画祭にて上映)などを手がけたイ・ユンソク。死を予知するミステリアスな男ジョンウをジェヒョンが、突如死を予言される女を「炎上ドライブ」のパク・ジュヒョンが、連続殺人犯を追う刑事ギフンを「目撃者」「夜間飛行」のクァク・シヤンが演じる。2025年第20回大阪アジアン映画祭にて日本初上映。 -
サブスタンス
カンヌ国際映画祭脚本賞受賞、第82回ゴールデングローブ賞にてデミ・ムーアが主演女優賞を受賞した、狂気のホラー・エンターテインメント。50歳を迎えて容姿の衰えを理由に仕事が減少した元人気女優エリザベスは、再生医療“サブスタンス”に挑戦する。すると、彼女の上位互換体“スー”が現れ、若さと美貌を武器にスターダムを駆け上がっていくが……。共演は「憐れみの3章」のマーガレット・クアリー、「ライトスタッフ」のデニス・クエイド。監督・脚本は「REVENGE リベンジ」のコラリー・ファルジャ。 -
More/モア
西野カナやLiSAなど数々のMVを手がけ、「チャロの囀り」(2024)でデビューを果たした末吉ノブ監督による長編第二作。ウエディングドレス姿の幼馴染ゆきを乗せて車を走らせる康太。そんなふたりの会話を中心に、過去と現在を交差させながら展開する“後悔”の物語。出演は「チャロの囀り」の卯ノ原圭吾、「ナポレオンと私」の米村真理。100点