検索結果
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STRANGERS
現代社会に潜む甘い罠と不安の渦の中で、自分自身を見失っていくひとりの女性を映し出す心理サスペンス・スリラー。婚約者の浮気を知り、同僚に導かれマッチングアプリを始めた直子。気付けばやめることができなくなっていた彼女は、さらなる不安の渦に沈んでゆく。出演は「夜明けまでバス停で」の大西礼芳、「大阪闇金」の柾木玲弥、「彼方のうた」の小川あん、「偶然と想像」の玄理。監督は本作が長編デビューとなる池田健太。 -
ゴンドラ(2023)
「ツバル TUVALU」「ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を」などの<セリフなし映画>のファイト・ヘルマー監督が贈る、山間を行き交う二つのゴンドラが世界をすこしだけ幸福にする物語。ゴンドラに乗務する二人の女性イヴァとニノの機知とユーモアが、ゴンドラを便利な乗り物だけではない「夢の空間」へと変えていく。2023年の東京国際映画祭でワールド・プレミアされ、「着替えするゴンドラがすごい」「どんなに落ち込んでる人が見ても笑顔になる」と観客の人気を集めた。美しいジョージアの風景の中で行ったり来たりするゴンドラ。世界のどこかに行けるわけではないけれど想像力があればどこへでも行ける。そんなメッセージが込められたヒューマン・ムーヴィー。 -
地獄のSE
田舎町の中学生の恋をユニークで独創的な手法で構築した青春ドラマ。初監督作「散文、ただしルール」でカナザワ映画祭グランプリに輝いた川上さわの初長編。中学生の天野モモは、電車の中で町に狂いの雰囲気が解き放たれる瞬間を目撃。恋に忙しい天野は、それを気に止める余裕がなかったが、天野の想い人・早坂にに子は……。出演は、本作で演技初挑戦となる綴由良、 写真・演じること・映像などを通じて作品を発表し続ける“わたしのような天気”。 -
リトル・ワンダーズ
レトロフューチャーな世界観と魅力的なキャラクターで、各国の映画祭を魅了したネオ・アドベンチャー。パイを手に入れる冒険に出た悪ガキ3人組。だが謎の魔女集団に遭遇し、怪しい企みに巻き込まれてしまう。魔女の娘を仲間に加え、4人で大人に立ち向かうが……。出演は「ヴァイラル」のリオ・ティプトン、『レイン・オブ・ザ・スーパーメン』のチャールズ・ハルフォード。監督は本作が長編デビューとなるウェストン・ラズーリ。 -
グレース
息が詰まるような停滞感で覆われたロシア辺境を舞台にした、父と娘のロードムービー。移動映画館を営みながら日銭を稼ぎ、荒涼とした風景が続くロシア南西部の辺境の地を旅する寡黙な父と思春期の娘。母親の不在が二人の緊張した関係に影を落とし……。ドキュメンタリー出身の新鋭イリヤ・ポヴォロツキー監督が、東欧の民話を基に、先の見えない旅路を行く父と思春期の不安を抱える娘を描く。2023年第76回カンヌ国際映画祭監督週間部門にセレクトされ、同年のカンヌ国際映画祭で上映された唯一のロシア映画。ロシアによるウクライナ軍事侵攻が本格化する前の2021年秋に撮影された。 -
国境ナイトクルージング
偶然出会った3人の若者たちの心の変化を、煌めく映像美と叙情的音楽で綴る青春ドラマ。漢字とハングルが混ざり合う中国と北朝鮮との国境の街・延吉。数日間、目的もなく極寒の街をクルーズ(観光)するうちに、ナナ、ハオフォン、シャオの凍り付いた心がほどけてゆく。出演は「少年の君」のチョウ・ドンユイ、「唐人街探偵」シリーズのリウ・ハオラン、「あなたがここにいてほしい」のチュー・チューシアオ。監督・脚本は「イロイロ ぬくもりの記憶」のアンソニー・チェン。第76回カンヌ国際映画祭〈ある視点部門〉出品。第96回アカデミー賞国際長編映画賞〈シンガポール代表〉。 -
カフネ
大阪芸術大学に在学中の21歳の新鋭・杵村春希(きねむらはるき)による長編初監督作品。大学生25名のスタッフが美しい海と山に挟まれた世界遺産の町・三重県熊野市でオールロケを敢行。高校生の“望まない妊娠”をきっかけに、さまざまに揺れ動く人びとの心と心を繊細かつ静かに描いた青春映画。オーディションでヒロイン澪に選ばれたのは山崎翠佳。コブクロの歌「卒業」のMTVで披露したコンテンポラリーダンスで脚光を浴び、『虎に翼』のヒロイン寅子のクラスメイト佐野光子役でも注目を集めている。2023年3月・第18回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門にて杵村が最年少監督として初ノミネートされたほか、2023年11月・第24回TAMA NEW WAVEある視点部門などで上映されて話題を呼んだ。 -
二つの季節しかない村
「雪の轍」でカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝いたヌリ・ビルゲ・ジェイランが、トルコのアナトリア東部を舞台に、壮大な自然の中に人間の卑小さを描き出すドラマ。村人から尊敬される美術教師のサメットはある日、虚偽の“不適切な接触”を告発される。メルヴェ・ディズダルは、本作でトルコ人初のカンヌ国際映画祭女優賞に輝いた。 -
悠優の君へ
監督の福原野乃花の実体験を基に、強迫症を隠して生きる高校生とその友情を描く。常に一人で過ごす高校生の悠は、毎日同じ時間に手を洗い続ける生徒が気になっていた。“普通”から離れて生きる悠と“普通”に憧れる優乃。互いの孤独と向き合う2人は……。主演は福原の友人でもある俳優の水崎涼花。 -
最後の乗客
バウウェリー映画祭など海外の映画祭で各種賞を獲得した、東日本大震災をテーマにした自主制作の中編ミステリー。ある夜、奇妙な女性客を乗せたタクシードライバーの遠藤は、飛び出してきた母子も同乗させることになり、2組共通の目的地である浜町に向かう。監督は、大江千里『Tiny Snow』のMVなどを手がけてきた、宮城県仙台市出身の映像ディレクター堀江貴。出演は、アイドルグループAKB48の元メンバーで仙台市出身の岩田華怜、「侍タイムスリッパー」の冨家ノリマサほか。2024年3月8日より仙台のチネ・ラヴィータにて上映。2024年10月11日より全国公開。