女主人と愛猫の本編シーン、著名人コメント到着。「サハラのカフェのマリカ」

女主人と愛猫の本編シーン、著名人コメント到着。「サハラのカフェのマリカ」

サハラ砂漠の真ん中でカフェをひとりで切り盛りする年老いた女主人と、行き交う人々を捉えたドキュメンタリー「サハラのカフェのマリカ」が、8月26日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開。本編映像と著名人のコメントが到着した。

 

 

第72回ロカルノ国際映画祭最優秀新人監督賞および第11回DMZ国際ドキュメンタリー映画祭最高賞に輝いた本作。到着した本編映像は、女主人マリカが愛猫ミミと戯れる姿を映し出す。

お笑い芸人のかが屋・加賀翔をはじめとする著名人のコメントは以下(敬称略)。

 

ほとんど色の無い砂漠と無機質な喫茶店で行われる会話は、全く違う文化や考え、経験を伝えるのに最適なシチュエーションであるように感じた。淡いが緊張のある背景に人物が映される時、感情はより強烈に迫ってくるようで、静かだが情熱的な独特の臨場感があり心が掴まれる。冒頭、マリカさんがお客さんと話す時、顔を全く見ずどこか一点を見つめて話しているのがとても印象的で、それは一見すると冷ややかな印象を受けたが、後半、マリカさんが顔に虫が止まった時、それを払うことをせずそのままにして歌い出したのを観て、あらゆることに身を委ねて受け入れているのだと感じた。どの場面で止めても心に留まるものがある素晴らしい映画です。
──かが屋 加賀翔(お笑い芸人)

インシャッラー(アッラーの御心のままに)。作中で何度も耳にするこの言葉。
他者に期待する事なく、不必要に深入りせず、させないマリカのそのバランスは、「達観し、自立した強い女性」のみ嫌味なく成り立つ。
まさに彼女の人生は「インシャッラー」なのだ。そんなマリカだからこそ発せられる温もりを求め、旅人が訪ねてくる。
何もない砂漠地帯に、まさにオアシスを発見した。心の拠り所と温もりを目で感じた一作である。
──CRAZY COCO(元外資系CA芸人)

世界で最も過酷と言われるサハラマラソンを走った時、大自然の厳しさと壮大な美しさに、人間の無力さを痛感させられた。
そんな場所に老女が1人でカフェ…?!
行き交う旅人たちを受け入れ、見送るマリカには、砂入りのオムレツを食べて笑う強さがある。
──ヤハラリカ(モデル/砂漠ランナー)

カフェの女主人マリカは表情も豊かで憎めない、人間的にとてもチャーミングな人でしたね。
実在しているカフェに行って、実際に映画のようにマリカとたわいのない会話をしてみたくなりました。そして見終わった後で振り返ると、真実の話はどれだったのかがわからなくなり、それはまるでサハラ砂漠で見た蜃気楼のようで……。捉えようとしても捉えきれない、それでいて心地よい余韻を残してくれた映画でした。
──小澤太一(写真家)

魅力的な被写体に出会った瞬間、映画の作り手はどのように振る舞うものだろうか。初見の瞬間に電撃が走ったように、体が動かなくなることもあるだろう。最初は気付かず、段々と被写体としての魅力を発見していくこともあるだろう。
マリカのカフェの暖簾(のれん)を初めてくぐる瞬間、初めてマリカと話したとき、監督たちはどのように感じたのかに思いを馳せた。本作のリズムとサウンドスケープは、その第一印象に決定付けられている。
──神保慶政(映画監督/元秘境専門旅行会社社員)

砂漠のなかの朽ちそうなカフェは、立ち寄る者が絶えない聖者廟のよう。マリカの皺深い顔、肥満した体に惹きつけられる。投げやりだが巧みな彼女の客あしらいを通して、アルジェリアの過去と現在も見えてくる。
──石川清子(文学研究者)

 

 

※アップリンク吉祥寺でトークイベントも決定、ゲストは以下(敬称略)
8/27(土)13:25回上映後 野町和嘉(写真家)
8/28(日)13:25回上映後 私市正年(イスラーム研究者)

 

© 143 rue du désert Hassen Ferhani Centrale Électrique -Allers Retours Films
配給:ムーリンプロダクション

▶︎ おばあちゃんが営む “砂漠のオアシス”。「サハラのカフェのマリカ」

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