「マルセリーノ・パーネ ヴィーノ」のストーリー

17世紀イタリア、ウンブリア地方の田舎町。ある日、11人の修道士達は、キャベツ畑に置き去りにされていた可愛い赤ん坊を拾う。彼らは赤ん坊にマルセリーノと名前をつけ、自分達の手で育てることにした。やがて少年に成長したマルセリーノ(ニコロ・パオルッチ)は、ある旅芸人一座の少年と母親の愛情深い様子を見て、生まれて初めて「母親」の存在を知る。母親のいないマルセリーノは、修道院の聖母マリアの壁画に母親の面影を求めるようになる。しばらくしてマルセリーノは、子供のいない伯爵の家にもらわれていったが、そこでの暮らしは彼には耐え難いものだった。マルセリーノは修道院に逃げ帰ってしまった。修道士達は、追いかけてきた伯爵の家来からマルセリーノをかくまうために、彼を屋根裏部屋に隠した。そこでマルセリーノはキリストの磔像を見つける。マルセリーノは台所からこっそりパンと葡萄酒を持ち出して、キリスト像に差し出して祈った。「僕のママに会わせて下さい」と。するとマルセリーノは、静かに天に召されていった。

今日は映画何の日?

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