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「ハーフ・ア・チャンス」のストーリー
高級車窃盗常習犯のアリス(ヴァネッサ・パラディ)は出所後、服役中に亡くなった母親ジュリエットが遺したカセット・テープで、自分の父親が彼女が20年前同時に愛したふたりの男のどちらかだと知らされる。ふたりの男とはジュリアン・ヴィニャル(アラン・ドロン)とレオ・ブラサック(ジャン=ポール・ベルモンド)。ところが、ジュリアンは表向きはレストランのオーナーだが実は名うての宝石泥棒、レオは今は中古高級車販売業者ながらかつては外国人部隊で鳴らしたエリート軍人だった。突然娘として現れたアリスをめぐってお互いに父親だと張り合うふたりだが、ひょんなことからアリスがチェチェン・マフィアのドラッグ取引の大金を積んだ高級車を拝借してしまい、マフィアの魔手が3人に伸びる。3人はマフィアのドン、アナトーリ(ヴァレリー・ガタエフ)の誕生パーティ会場に乗り込んで大暴れして反撃、マフィアに挑む。マフィアはアリスを誘拐するが、ふたりは敵の本拠地に殴り込み、みごとアリスを救出し、凱歌をあげるのだった。