「荒野の女たち」のストーリー

1935年夏。中国と蒙古の国境附近はカンらの率いる馬賊たちの無法地帯だった。救済と伝道のアメリカ隣保館の長、アンドルース(マーガレット・レイトン)はエマ(スー・リオン)や、ペサー、彼の妊娠中の妻たちと壁を廻らし門を閉ざして僅かな平和の中にいた。ある日、吉報がもたらされた。医師が来るというのだ。女医カートライト(アン・バンクロフト)は酒を呑み、タバコを喫うという活動的な女で、アンドルースのクリスチャンの生活態度と相いれなかった。ある夜遅くイギリス隣保館が襲われ中国人を伴なって非難して来た。しかも、この中国人避難民の中からコレラで死ぬ人が出た。カートライトの処置で伝染をくい止めたのも束の間、この地区の治安維持をしていた中国部隊が移動しカンの恐怖を感じさせられた。立ち退きの提案を拒否したアンドルースに誤算はないと思われたが偵察に出て行ったペサーが死体になった。隣保館は瞬時のうちに蹂躙された。白人の女たちは物置小屋に押し込められ、中国人は虐殺された。そんな最中、ペサー夫人は産気づき、カートライトはカンらに直談判して医療器を取りもどした。がカートライトの不敵さに興味を抱いたカンの、好色な代償ー夫人の出産を終えてから彼女の体をカンに与える、という約束をした。男の子が生まれた。カートライトのお陰で女たちは待遇が良くなった。アンドルースは彼女を好色女と罵ったが、ほかの女たちは彼女の犠牲をよく知っていた。彼女はカンを説き、隣保館の全員を脱出させた。やがてカンの部屋に入り、2つの杯に酒を注ぎ、カンとともに呑んだ。それは毒杯であった…

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