「映画版 未来日記 The Future Diary On The Film」のストーリー

「未来日記」。それは、これから起こることが既に書かれている不思議な愛の日記である。これを手にした者は、日記に書かれている通りに行動しなければならない。但し、日記に書かれているのは最初のシーンと最後のシーンだけ。その間の科白は全てアドリブである。島根県隠岐西ノ島。自分に自信が持てない都会の女子高校生・佐藤友香さんと、人に必要とされているか不安を抱える都会の男子高校生・鶴野太朗くんは、未来日記に導かれ、あるバス停で都会にコンプレックスを持っている島の男子高校生・三島邦起くんと出会う。3人は、それぞれにこの夏の目標を立てる。三島くんは島の伝統行事である徹夜相撲をやり遂げることを、佐藤さんは島に伝わる踊りをマスターし夏祭りで披露することを、鶴野くんは丘一面にヒメヒマワリの花を咲かせることを。そして、3人の恋物語が始まった。佐藤さんにほのかな想いを寄せながら、日記によってふたりの恋のサポート役に回らねばならない三島くん。そんな彼の気持ちを知り、日記によって東京へ帰ることを選択する鶴野くん。また、三島くんと鶴野くんの間で気持ちが揺れ動く佐藤さん。やがて、3人に別れの時がやってくる。ヒメヒマワリの花こそ咲かせることは出来なかったものの、徹夜相撲をやり遂げた三島くん、夏祭りで踊りを成功させた佐藤さん。この夏の経験を通して成長した3人は、最初に出会ったバス停で永遠の別れをする。だがその後、最後の日記が佐藤さんに渡され、三島くんと鶴野くんとのそれぞれの待ち合わせ場所が告げられる。佐藤さんが向かったのは、鶴野くんとの待ち合わせ場所だった。