「BANDAGE バンデイジ」のストーリー
1990年代、バンドブーム真っ直中の日本の音楽業界では、たくさんのバンドがデビューしては、次々と消えていった。そんな中、LANDSというバンドがあった。アサコ(北乃きい)とミハル(杏)は、都内の高校に通う普通の高校生だった。しかし親の不祥事のため、ミハルが学校を辞めることになる。その日、ミハルはアサコにLANDSのCDをあげる。アサコは、天才的な音楽センスを持つユキヤ(高良健吾)に惹かれ、LANDSのファンになる。アサコはミハルとLANDSのライブに行き、彼らの楽屋に忍び込む。そして、ヴォーカルのナツ(赤西仁)、ドラムのリュージ(金子ノブアキ)、ベースのケンジ(笠原秀幸)たちと出会う。ナツはアサコのことを気に入り、LANDSの練習スタジオへ連れていく。そこには、ユキヤや、キーボードのアルミ(柴本幸)たちが音楽にすべてを注ぎ込む姿があった。LANDSの練習を見て喜んでいたアサコだったが、マネージャーのユカリ(伊藤歩)は彼女をスタジオから追い出す。アサコのことが気になるナツは、2人の仲を取り持つため、体調を崩したユカリの部屋にアサコを行かせる。アサコはユカリを介抱し、LANDSのマネージャーとして関わっていくことになる。バンドを取り巻くマネージャーや音楽プロデューサーら、大人たちの葛藤や欲望を巻き込み、LANDSがメジャーへと上り詰めていくなか、メンバーたちには確執が生まれていく。