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- エルム街の悪夢(2010)
- ストーリー
「エルム街の悪夢(2010)」のストーリー
エルム街に住むナンシー(ルーニー・マーラ)、クリス(ケイティ・キャシディ)、クエンティン(カイル・ガルナー)、ジェシー(トーマス・デッカー)、そしてディーン(ケラン・ラッツ)は皆、夜になると同じ夢にうなされていた。赤と緑のストライプのボロボロのセーター、焼け爛れた顔を半分隠しているよれよれのフェドーラ帽、指の部分が鉄の爪のような刃になっているグローブを身につけた男が現れ、その恐ろしい声までも皆が同じように聞こえていた。男は彼らの夢の歪んだ世界の中で一人ひとりを脅していくが、そこから逃れるには夢から覚めるしか方法はない。そんな中、ナンシーたちは夢の中での出来事が実際にも起こり、生き延びるには眠らずにいるしかないことを悟る。そして、謎の男が行う“狩り”という夢の中だけのはずの話に、なぜ自分たち巻き込まれたのかを突き止めようとするのだった。やがて不眠のため憔悴しきったナンシーたちは、彼らの親たちが何かを隠していることを知る。そこには長く闇に葬られていた過去があり、それが今、彼らに襲いかかってきたのだ。自らを守るため、ナンシーたちは悪夢の王、フレディ・クルーガー(ジャッキー・アール・ヘイリー)と対決することを決意する……。