「進め幌馬車」のストーリー

ロイ・ロジャースは彼が主宰する『開拓の子』楽団と共に、オクラホマのチェロキーからニューヨークへ出たが、一詐欺師のため一同一文なしになってしまった。折しも故郷のチェロキーから、家の当主ギャピイ・ウィッタカー老危篤の電報があった。ローイは途方にくれたが、同郷のペギー・レーンが歌手をしているのを思い出し、ようやく金を借りてチェロキーに舞い戻った。ところがギャピイ老の危篤は嘘で、隣家のレーンが喧嘩をしかけて来たための呼び寄せ状だった。ペギーも同じ日、祖母から電報を受け取って帰って来ていた。ローン盆地を半分ずつ所有しているこの両家は、昔から敵視し合って来たのである。ところが町の勢力家ガードナーが両家の土地をわがものにしようと企み、両家が仲違いするように策動したことを、ローイは知った。1日、チェロキー慣例の馬車競走が行われ、ウィッタカー家もレーン家も、自分の土地をかけて出場する。ガードナーは是非1着を占めようと、ウィッタカー家の馬車の水槽に秘かにガソリンを詰め、レース中火事を起こさせる。レーン家の御者は危険なので競走を棄権しようとした。ローイは代わりになり、ガードナーの馬車に迫るが、再び彼の奸計にかかり馬車は転覆した。しかしガードナー得意の祝賀会席上、映写された映画で彼の奸策は全く暴露された。ローイは商品の土地をレーン家と分け合い、ペギーとの不和もまったく氷解し、2人は微笑み合った。

今日は映画何の日?

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