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「人生、ブラボー!」のストーリー
42歳、独身のダヴィッド(パトリック・ユアール)は、過去に行った693回の精子提供を通じて、突然533人の子どもの父親だと告げられ、さらにその中の142人の子どもたちから身元開示の裁判を求められる。ダヴィッドは友人の弁護士(アントワーヌ・ベルトラン)に相談し、匿名を守るための裁判の準備を始めるが、ふと1枚だけ見たプロフィールが、なんと自分の応援するサッカーチームのスター選手だった。これをきっかけに自分の子供たちに興味を持ったダヴィッドは、身元を隠して子供たちへの逆訪問を始める。役者志望、路上ミュージシャン、ゲイ、薬物依存症、障害を持った子……それぞれの人生を生きるティーンエイジャーの子供たちの姿を見たダヴィッドに、彼らに対して何かしてあげたいという気持ちが芽生え、自身の正体を明かしたいという葛藤を抱き始める。しかし、自身の借金問題が大きくのしかかり、妊娠中の彼女ヴァレリー(ジュリー・ルブレトン)からは子どもの父親として認知しないと言われてしまう。国中のメディアも注目するなか始まった裁判の結果は? そして、精子提供で得たお金の使い道とは?