「ブリングリング」のストーリー
ハリウッド・スターやセレブらが多く住むアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス市カラバサス。ニッキー(エマ・ワトソン)は血のつながらない妹のサム(タイッサ・ファーミガ)や末の妹エミリーとともに、学校へは通わず、母ローリー(レスリー・マン)の自宅教育を受けていた。自己啓発書『ザ・シークレット』に書かれた『引き寄せの法則』を説くローリー。学校を退学し1年間の自主学習を経て新しい学校へ転入したマーク(イズラエル・ブルサール)は、登校初日から周囲にバカにされてしまう。唯一レベッカ(ケイティ・チャン)だけが彼に優しく声をかけ、ファッションやブランドについて話し合ううちに二人は意気投合。クラブへ繰り出したマークやレベッカ、クロエ(クレア・ジュリアン)は、そこでニッキーとサムに出会う。彼らは写真を撮り、フェイスブックに投稿。そして、生まれてはじめてできた親友のレベッカにマークはのめりこんでいく。ある日、ヒルトンホテル創業者一族の令嬢であるパリス・ヒルトンがラスベガスでパーティーをするとの情報を入手したマークとレベッカは、彼女の自宅やその周辺の様子をインターネットで調べて侵入。豪華な家の様子などをニッキーに話したところ、ニッキーは泥棒したいと言い出す。マークとレベッカ、ニッキー、サム、クロエの5人は、パリスのマイアミでのパーティーの予定を調べ上げ、邸宅に侵入。クローゼットにあるおびただしい数のきらびやかな服やアクセサリーに目を見張り、備え付けのクラブ・ルームではしゃぎまわる。すっかり虜になってしまった5人は、次々とセレブリティの予定を調べては留守宅に侵入し、品々を盗んでいく。しかし無軌道な彼らの行動は、やがて明るみになる……。