「バグダッドの魔術師」のストーリー

古代ペルシャの都バグダッドでは、命旦夕にせまったラシッド王に後継者がないのでもめていた。そこへ急使があってカイロのジュルナーが攻めのぼって来たと報告した。そこで巫女のお告げにより側近のシャマディンとノロディンが政務を代行し、魔法の王アスモディアスの采配に一切がゆだねられた。アスモディアスは魔術師アリ・マムード(ディック・ショーン)をバグダッドに派遣する命を出し、ノロディンの息子ハサン(バーリー・コウ)とシャマディンの娘ヤシミーン(ダイアン・ベイカー)が結ばれ王位につくべきだと言い渡した。遂にジュルナーはバグダッドを攻め落とした。その日魔術師アリはバグダッドに入ったが、酒に目のない彼は酒場で泥酔してしまった。怒ったアスモディアスはアリを普通の人間に落し、彼の空かける愛馬を駄馬に変えた。一方腹黒いシャマディンは侵略者ジュルナーとヤシミーンを結びつけようと計り、ハサンを殺そうと計ったが、ハサンは砂漠に逃れた。父のノロディンは投獄された。やがてハサンをおびき寄せる手段として、ノロディン処刑が公示され、ジュルナーとヤシミーンの婚約も発表された。ところがヤシミーンは父に反抗してノロディンを砂漠に逃し、ハサンとともに彼女はバグダッド奪回をはかった。間もなくハサンはバグダッドに潜入し、ヤシミーンの護衛隊長になった。一方これも王室の魔術師となってもぐり込んでいたアリの手引で、ハサンとジュルナーは酒場に対決するべくくわだてられたが失敗に帰し、ハサンとノロディンは投獄された。止むなくアリはアスモディアスに泣きつき神通力をとりもどした。アリの神通力はバグダッドのジュルナーを滅ぼし、ハサンとヤシミーンの2人に幸福をもたらした。

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