解説
十億リラのダイヤの原石掠奪を描いた犯罪映画。製作はベニト・ベルタチーニ、監督は新鋭ミーノ・ゲリーニ。脚本はアドリアーノ・バラッコ、フェルナンド・ディ・レオ、ミーノ・ゲリーニの共作。撮影はフランコ・デリ・コリ、音楽はエジスト・マッキが担当。出演はジョゼフ・コットン、フランカ・ポールセロー、ミリー・ビターレ、チェザーレ・ミチエリ・ピカルディなど。イーストマンカラー、テクニスコープ。
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「顔役(1969)」のストーリー
暗黒街の帝王だったディステル(J・コットン)も、十年の刑期を終えて出獄して来た時には、昔の部下セムプレシしか迎えに出てこなかった。現在暗黒街を牛耳っているのはアファタトだと聞いたディステルは、さっそく彼を訪ね、大仕事の資金を求めるが、拒絶されてしまう。しかし、アファタトは一度は拒絶したものの、賭博で作ったセプブレシの借金を利用し、彼に逆に金を与え、ディステルの動静をさぐらせようと企む。そうとは知らず、金の入ったディステルは、大仕事の準備を始め、射撃の名人ルディ(C・M・ピカルディ)、女優の卵のカタリナ(F・ポレセロ)、それに昔の仲間の「旅人」を仲間に引き込んだ。大仕事というのは、南アフリカから運ばれる十億リラのダイヤめ原石を、途中で、飛行機から奪うということだった。計画は一分の狂いもなく進み、ダイヤは彼等の手中におさめられた。しかし、彼等がダイヤを分配しようとした時、アファタトの一味が襲撃して来た。激しい射ち合いのなかで、ディステルなど、ほとんどすべてが死んでしまった。生き残っていたのはルディとカタリナだけであった。二人はすぐにダイヤをもって逃亡をはかったが、ルディは途中カタリナをおきざりにして、一人ユーゴ国境へ向った。だが、麻薬で体の弱っていた彼は、国境付近の山を登る途中、倒れてしまった。そうして、ダイヤは再び、自然の中に帰って行った。
「顔役(1969)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「顔役(1969)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1969 |
公開年月日 | 1970年2月21日 |
製作会社 | ベマ・フィルムス |
配給 | NCC |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |