解説
真面目一方の社会学者としたたかな女の奇妙な愛の形を描く。監督はフランソワ・トリュフォー、脚本はトリュフォーとジャン・ルー・ダバディ、原作はヘンリー・ファレル、撮影はピエール・ウィリアム・グレン、音楽はジョルジュ・ドルリューが各々担当。出演はベルナデット・ラフォン、シャルル・デネール、フィリップ・レオタール、アンドレ・デュソリエ、ギイ・マルシャン、アンヌ・クレイスなど。
ユーザーレビュー
「私のように美しい娘」のストーリー
社会学者スタニスラフ・プレビン(A・デュソリエ)の出版するはずだった書物「犯罪女性」は、予告まで出しておきながら、いまだ店頭には出ていなかった。それは彼が余儀ない事件に捲き込まれたからだった--。今を去ること一年前、彼は女性が犯罪に至る動機や、その心理的構造についての論文をものにすべく、ある女囚刑務所にそのサンプルを探しに出かけたのだった。女看守からさまざまな紹介を受けるが、彼は塔の上から愛人を突き落した罪で服役しているカミーユ・ブリス(B・ラフォン)を選ぶ。定期的な訪問とインタビューが開始された。彼女の語る物語は生々しく新鮮だった。その自由奔放さ、その明朗かったつさは、うぶで硬物な学者先生には知るすべもない魅惑的な世界だった。彼は次第に彼女に魅せられ、彼女の訴える無実の罪という言葉をうのみにして、事件の真相を究明することになり現地に飛んだ。そこでどうにかカミーユの無罪を証明するだけの材料を入手すると、裁判にかけた。晴れて出所した彼女とプレビンが語り合っている所に彼女の昔の愛人と称する男アルチュール(C・デネール)が現われ、プレビンを殴り倒した。当然のことながら、それからの出来事を彼は知らない。カミーユはアルチュールを拳銃で撃ち殺し、その拳銃を気絶しているプレビンの手に握らせた。……
「私のように美しい娘」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「私のように美しい娘」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1971 |
公開年月日 | 1974年10月15日 |
製作会社 | レ・フィルム・デュ・キャロッス |
配給 | 日本ヘラルド映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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