解説
「踊る大紐育」のヴェラリ・エレンが英国に渡って主演した一九五一年度色彩ミュージカル。F・ダンマンとH・ローゼンフィールドの映画用原作からヴァル・ゲストが脚色、「天国と地獄」のブルース・ハンバーストンが監督に当る。撮影は「三つの情熱」のアーウィン・ヒリヤー、作曲はミッシャ・スポリアンスキーで、ヴェラ・エレンは、『ピカデリイ・ファンタジイ』他二曲を踊る。共演者は「天国への階段」のデイヴィッド・ニーヴンと「ロッキーの春風」のセザール・ロメロ、他にボビー・ハウズ、ゴードン・ジャクソン、ダイアン・ハート、サンドラ・ドーンら。
ユーザーレビュー
「銀の靴(1951)」のストーリー
エンジンバラで毎年催される世界芸術祭でのこと。アメリカからやって来た興行師のフロスト(C・ロメロ)はミュージカルショウを公演する意気込みだが内幕は火の車、借金取りに責めたてられていた。処がふとしたことから彼は、一座の踊り子ジャネット・ジョオンズ(ヴェラ・エレン)がスコットランド一の大富豪ブルーノの婚約者だという噂をききこみ、早速彼女を主演者にとりたてることにした。これは根も葉もないデマながら、ジャネットはスタアの魅力にひかれて噂を否定しなかった。当のブルーノ(D・ニヴェン)は噂の真相を探りに劇場へやって来たが、彼をポールという新聞記者と間違えたジャネットが率直な対応をしたためにすっかり気に入ってしまい、人違いを気付かれぬまま彼女と逢びきをはじめた。さてフロストは債権者達から追いまくられて切端つまり、ジャネットとブルーノが会食している席へ、彼らを呼ぶ約束をしてしまった。仕方なくジャネットは、ポール(即ち本物のブルーノ)をブルーノに化けさせて出席した。翌日ブルーノはフロストに一萬ポンドの小切手を提供したが彼を偽者と思いこんでいるジャネットは、てっきり彼が恋のために偽造を行ったのだとフロストにぶちまけた。ショウの初日は開かれたが、舞台裏ではフロストの密告からブルーノが警官に追いかけられ、てんやわんやの騒ぎがはじまった。しかしやがてポールこそブルーノであることも判り、スタアになったジャネットは、噂通り大富豪の許婚者におさまった。
「銀の靴(1951)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「銀の靴(1951)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ミュージカル |
製作国 | イギリス |
製作年 | 1951 |
公開年月日 | 1952年4月10日 |
上映時間 | 97分 |
製作会社 | アソシエイテッド・ブリティッシュ |
配給 | 英協=NCC |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
音量 | モノラル |