私の20世紀
わたしのにじゅっせいき MY 20TH CENTURY- 上映日
- 1990年1月20日
- 製作国
- ハンガリー 西ドイツ
- 制作年
- 1989
- 上映時間
- 102分
- レーティング
- R-15
- ジャンル
- ドラマ
解説
双子の数奇な運命を軸に、光と影をモチーフに20世紀へオマージュを捧げるファンタスティック映画。製作はノルベルト・フリオドラオデル、監督・脚本は本作品が長篇第一作になるイルディコ・エニエデイ、撮影はティボォール・マテ、音楽はラースロー・ヴィドッキーが担当。出演はドロサ・セグダ、オレーグ・ヤンコフスキーほか。89年カンヌ映画祭新人監督賞受賞。2019年3月30日より4Kレストア版が全国順次公開(配給:サンリス)。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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ライター石村加奈1900年の大晦日、生き別れた双子の姉妹が、オリエント急行に乗り合わせた運命的瞬間を、食堂車の飾り窓越しに映る華やかなドーラの顔から、暗がりのホームに立つ、不安... もっと見る
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映像演出、映画評論荻野洋一90年の初公開時は感動に咽せったわけではない。リヴェットやカサヴェテス、ガレルやドワイヨンの日本公開が本格化しつつあった当時、ヒリヒリとした生のリアリティが上位... もっと見る
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脚本家北里宇一郎「心と体と」の鹿の夢が、ここでは映画全体の夢となって。双子姉妹のマッチの炎。それがエジソンの電球の光となって、ヘルメットにライトを点した男たちのパレードとなる。... もっと見る
「私の20世紀」のストーリー
1880年、ブタペスト。母(ドロサ・セグダ)に死なれ雪の降る公園で、毛布にうづくまる小さな双子の姉妹ドラとリリは、通りがかった2人の紳士に別々にもらわれていった。それから20年後、その美貌で男をたぶらかす女詐欺師になっていたドラ(D・セグダ=二役)と、活動家にもらわれテロリストになっていたリリ(D・セグダ=三役)は、偶然に大晦日のオリエント急行に乗りあわせるが、その時2人はすれ違ってしまう。一方、以前からリリを愛していた謎の男Z(オレーグ・ヤンコフスキー)は、旅の客船でドラに目を奪われ、ふたりは一夜を共にした。それはリリとドラを結びつけるきっかけとなり、国会議事堂を爆破することに使命を感じるリリは、ある夜Zと再会し、彼に荒々しく抱かれてしまう。2人が別人であることを知らないZは、やがて再会したリリとドラの誘惑の罠におちてゆくのだった。
「私の20世紀」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「私の20世紀」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ハンガリー 西ドイツ |
製作年 | 1989 |
公開年月日 | 1990年1月20日 |
上映時間 | 102分 |
配給 | 俳優座シネマテン |
レイティング | R-15 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |
公式サイト | https://www.senlis.co.jp/my20th/ |
コピーライト | (C) Hungarian National Film Fund- Film Archive/photo:Istvan Javor |
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