解説
8ミリ好きの男の人生が、映画によって狂ってしまう悲劇を描いたドラマ。監督・脚本は「殺人に関する短いフィルム」のクシシュトフ・キェシロフスキ、台詞はキェシロフスキと主演のイェジー・スツールの共同、撮影はヤツェク・ペトリツキ、音楽はクシシュトフ・クニッテルが担当。出演はほかにマウゴジャータ・ジャブコウスカなど。
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「アマチュア(1990)」のストーリー
フィリップ・モス(イェジー・スツール)は、娘の誕生日に子供の成長を撮ろうと8ミリカメラを買うが妻のイルカ(マウゴジャータ・ジャブコウスカ)にはそれが理解できなかった。ある日フィリップは、上司のオスチュ(イェジー・ノヴァク)と共に工場長(ステファン・チュジェフスキ)に呼び出され、工場の25周年記念式典の模様を撮るように言われる。そして凝り性のフィリップの作りあげたフィルムは、工場長の検閲で何箇所もカットされるが、たまたま中央のアマチュア映画協会のアンヌ(エヴァ・ポカス)がこれを気に入り、コンクールに出展を勧める。そしてこの映画祭で入賞を果たしたフィリップは、カメラが自分の人生を違った新しいものにできることに気づき、増々映画作りに精を出すが、工場長は有名になったフィリップに干渉し、一方イルカとの夫婦仲は悪化する。そんな環境の中で映画だけが生きがいになってゆくフィリップは、工場で悪条件の元で働く小人夫婦の姿を撮り、それはテレビで放映されるまでになるが、それが原因でオスチュは左遷される。そして妻に去られ、職場での人間関係もうまくいかなくなったフィリップは、自分に向けてキャメラを回し始めるのだった。
「アマチュア(1990)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「アマチュア(1990)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ポーランド |
製作年 | 1979 |
公開年月日 | 1990年4月27日 |
製作会社 | ゼスプィ・フィルモーヴィ=映像集団「トール」 |
配給 | シネカノン |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
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