解説
フランスの片田舎を舞台にした瑞々しいラブ・ストーリー。女流監督コニー・テンプルマンの処女作である。主演のナヌーに「サマーストーリー」「エリック・ザ・バイキング バルハラへの航海」のイモジェン・スタッブス、彼女と恋に落ちるフランス人青年に「なまいきシャルロット」「美しすぎて」のジャン・フィリップ・エコフェ、ナヌーのかつての恋人に「マイ・レフトフット」でアカデミー主演男優賞受賞の若手実力派、ダニエル・デイ・ルイスがそれぞれふんしている。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「風の中の恋人たち」のストーリー
ヨーロッパへ放浪の旅に出たイギリス娘のナヌー(イモジェン・スタッブス)。フランスの田舎町で情熱的な青年リュック(ジャン・フィリップ・エコフェ)と出会った彼女は、誘われるまま同棲するようになる。フランス語が不自由なナヌーにも優しく接してくれる村の人々。日常そのものの生活を送るうちに、ナヌーは大学に進むだけが人生ではないのでは、と思い始める。ナヌーを心配した父(パトリック・オコーネル)と母(アン・マリー・ジャブロー)、そしてかつての恋人マックス(ダニエル・デイ・ルイス)が相次いでイギリスからやってきたが、それぞれリュックの素朴ながら強烈な印象を胸に、ナヌーの幸福を願って村をあとにした。ただ、リュックは政治活動に身を投じており、さすがのナヌーも度重なる事件に不安を感じずにはいられなかった。小さないさかいの連続が、ナヌーに決断を迫った。このまま村に残るか、写真家として生きていく夢を選ぶのか。長いためらいの後、ナヌーは決断し、リュックと出会った列車の中にひとりで座っていた。怒ったようにやってきたリュックが列車から降りると、ナヌーは「私を愛してる?」と聞いてみた。リュックの「イエス」という答えは風に乗って聞こえてくるのだった。
「風の中の恋人たち」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「風の中の恋人たち」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | イギリス フランス |
製作年 | 1986 |
公開年月日 | 1991年9月14日 |
製作会社 | アンブレラ・フィルムズ=アリオン・プロ |
配給 | アスキー映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1991年10月上旬号 | グラビア《Coming Attractions》(新作紹介) 風の中の恋人たち |
1991年10月下旬号 | 外国映画批評 風の中の恋人たち |