解説
ロックが好きな高校生の青春群像を描く。吉岡紗千子原作の同名手記の映画化で、脚本は「九月の冗談クラブバンド」の長崎俊一と、北原陽一が共同で執筆。監督は同作の長崎俊一、撮影は「パッセンジャー 過ぎ去りし日々」の杉村博章がそれぞれ担当。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「ロックよ、静かに流れよ」のストーリー
俊介は両親の離婚がきっかけで母・妹と共に東京から長野県松本市へ引越してきた。転校早々、ツッパリのミネさとトンダから喧嘩を売られたが、そんな関係もいつしか友情に変わっていった。ある日、仲間のトモが他校の生徒に絡まれ、それを俊介、ミネさ、トンダの3人が助けたことで友情は深まった。さらに4人を結びつけたのは、みんなロックが好きで“クライム”というバンドのファンということだった。そして、俊介らもバンドを結成することになり、楽器を買うためにアルバイトを始めたが、お金はなかなか貯まらない。そこで“郷土提言賞”という懸賞論文に応募して見事賞金30万円を手にするが、内容は見かけだけで不良と決めつけ真実を見極めようとしない教育の現場を批判したものだった。俊介らはバンドを“ミッドナイト・エンジェル”と名付けて練習に励み、デビューは憧れの“クライム”と同じ11月30日と決めた。しかし、不幸にもデビューを目前にしてミネさが、オートバイ事故で帰らぬ人になってしまう。俊介、トンダ、トモは3人でもバンドを続けるかどうか悩むが、デビュー・コンサートをミネさの追悼コンサートとすることにした。新聞社のホールを借りた3人は、ミネさの遺影を前にギンギンのロックを歌う。大勢の観客の中には俊介の母や妹、ミネさの母の姿もあった。そして3人はミネさの思い出を胸に“ミッドナイト・エンジェル”を成功させたのだった。
「ロックよ、静かに流れよ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ロックよ、静かに流れよ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1988 |
公開年月日 | 1988年2月20日 |
上映時間 | 100分 |
製作会社 | プルミエ・インターナショナル=ジャニーズ事務所=東宝 |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1988年2月上旬号 | 撮影現場訪問 ロックよ静かに流れよ |
1988年2月下旬決算特別号 | 試写室 ロックよ、静かに流れよ |
1988年3月上旬号 |
グラビア ロックよ、静かに流れよ 特集 ロックよ、静かに流れよ 大学生と映画ファンによる座談会 阪本晃×安藤均×志村律子×鈴村たけし |
1988年4月上旬号 | 日本映画批評 ロックよ、静かに流れよ |
1988年5月上旬号 | 日本映画紹介 ロックよ、静かに流れよ |