母(1988)

はは
上映日
1988年4月29日

製作国
日本

制作年
1988
上映時間
75分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

事故で全身麻痺となった夫を看病するため、母であることを放棄した女性の生きる姿を描く。田中敬子の作文『母』を元に、「きみが輝くとき」の松山善三が脚本を執筆。監督は「典子は、今」の松山、撮影は「美味しい女たち」の山崎善弘がそれぞれ担当。
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「母(1988)」のストーリー

昭和30年、秋。東北のある村で農業を営んでいた磯村久一郎は、祭りに参加した際騎馬戦で落馬し、半身不随になってしまった。磯村には妻と5人の子供がいたが、この事故をきっかけに生活は激変した。母が夫の看病に専念するために、母親であることを放棄したのである。子供たちは勉強以外の家事--炊事、洗濯、掃除なども自分たちでしなければならなくなった。幼い子供たちは母を憎み、父を恨んだ。そして、「父を殺せば、母はまた自分たちの母に戻ってくれる」とも老えたが、過酷な運命に絶えて頑張り続けた。やがて15年が経ち、子供たちはそれぞれ就職や結婚をし、独立して生計を立てていた。末っ子の久子もようやく隣村の青年と結婚することになり、式の当日、家に立ち寄った。そこで久子は母が全身麻痺となった父に、口移しで食事をさせている姿を目撃し、感動とショックを覚えるのだった。それからさらに13年後、父は息を引きとった。そして、生まれてから一度も村を出たことのなかった母は、ニューヨーク旅行へ出かけ、自由の女神像や摩天楼を見物した。

「母(1988)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「母(1988)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1988
公開年月日 1988年4月29日
上映時間 75分
製作会社 松竹=ビッグバン=キネマ東京
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

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