宇宙大怪獣ギララ
うちゅうだいかいじゅうぎらら The X from Outer Space- 上映日
- 1967年3月25日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 1967
- 上映時間
- 88分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- SF
解説
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
オープニングロゴで富士山が出てきて、ああ、これは松竹の怪獣映画なんだ、と知る。そしてそのまま本編に入ると富士山が映って、なんだかかんだかセンター(正確に言うと富士宇宙センター)が出てくる。上手い!!拍手!このくらいしか褒めるところ無いからね、この映画。
この映画は子供向けの映画だから、と自分に言い聞かせながら観ていた。宇宙飛行士の通信員が軽くても子供映画だから、宇宙センターでの宇宙船モニターの表示がチャチでも子供映画だから、外国人が日本語話しているけど、子供映画だから。宇宙船から観た地球が自転していないのも子供映画だから、と言い聞かせていた。それにしても演出がだるい映画だったなあ。ギララが登場するまでが長いよなあ。月基地に檜風呂なんて、いやいや子供映画だから。宇宙船があんなに簡単に穴が開いて、それを溶接で直せてしまうなんて、いやいや子供映画だから。ずいぶんと子供たちに嘘を教えまくっているなあ。
後半になってギララが登場するのだが、ギララに何をさせたいのか判らないので、ただ街を破壊していくシーンを取りまくっているだけ。製作費の多くをこのミニチュアの製作と破壊に使ってしまったのではないか。
役者も殆ど知らない役者ばかり。岡田英次と穂積隆信は判ったが後は知らない。宇宙船の通信員でチャラチャラした乗組員が柳沢真一だったんだ。あと、月面基地に藤岡弘がいた様だが判りませんでした。
監督の二本松嘉瑞と言う人、全く知らないのだが、ウェキおじさんによると松竹はわざわざハリウッドまで行かせて勉強させたらしいが、監督として全く下手くそ。テレビドラマの子供向け特撮でももう少しまともじゃない?
映画の中で謎の円盤が出てきたのだが、あれは何だったの?ギララとどんな関係があるの?宇宙船にこびりついた光る球の物体を持ち込んでギララになるのだが、この発想は後に「エイリアン」や「ライフ」の先駆けだ。特に床が溶けているのは「エイリアン」と同じ。それとギララの着ぐるみが安いのとスーツアクターの演技が下手くそ(これは演出か?)。
当時、東宝がゴジラ、大映がガメラで怪獣映画でもうけていたので、松竹も3匹目のドジョウを狙ったのでしょうが大失敗の作品でした。ちなみに日活はガッパを作った。ガッパは子供の時に友だちと観に行ったなあ。
「宇宙大怪獣ギララ」のストーリー
「宇宙大怪獣ギララ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「宇宙大怪獣ギララ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | SF |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1967 |
公開年月日 | 1967年3月25日 |
上映時間 | 88分 |
製作会社 | 松竹 |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | モノラル |