解説
風来坊と刑事のコンビが、爆弾魔を相手に活躍を繰り広げるコメディ。監督は「卍舞2 妖艶三女濡れ絵巻」の小笠原佳文。撮影は同作で組んだ宮島正弘。主演は人気漫才コンビのトミーズと、C・C・ガールズの藤森夕子。95年に大阪、名古屋で先行公開(1995年4月29日より)され、東京では同年5月13・14日に2日間のみの特別上映が行われたのち、96年に正式公開された。
ユーザーレビュー
「チンピラぶるーす ど・アホ!」のストーリー
喧嘩っ早くて女好きの風来坊・マサは、結婚を約束した美人精神科医の朝倉麗子を追って大阪へ戻ってきた。マサと幼なじみの早川ケンは、離婚の危機にさらされながらも刑事に昇進しており、爆弾事件の容疑者・大崎を追っていた。そんなケンの元に、大崎の次の狙いは麗子であるとの情報が届く。元警察の爆弾処理班だった大崎は、精神異常を理由に仕事を解雇された過去を持ち、それを恨みに同僚を爆死させていたのだが、今度は彼を診察した麗子にその手が伸びていたのだ。早速ケンは先輩・古田と麗子の部屋の張り込みを開始する。だが、そこへ麗子を訪ねてきたマサが現れて、女房から本当はマサが好きだったと告白されていたケンや、若い女房に振り回されている古田は、麗子の身の危険を知って強引に参加しようとするマサを、いやいやながらも捜査に加えることにした。マサは、麗子が酔った勢いの冗談で結婚を約束したと分かってショックを受けたが、それでも懸命に麗子の身辺をガードする。しかし、そんなマサの隙を狙って大崎が麗子を拉致し、爆弾を仕掛けられたマサたちは動きが取れなくなってしまった。大崎は、麗子の婚約者・白川の勤める病院へ逃亡資金を取りに行くようマサに指示する。マサは限られた時間の中、舎弟のヒロシの手を借りて大崎逮捕と麗子救出に成功。ケンや古田も女房とヨリを戻して、事件は一件落着した。ひとり残されたマサは、再び孤独な旅の生活へと戻っていった。
「チンピラぶるーす ど・アホ!」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「チンピラぶるーす ど・アホ!」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1996 |
公開年月日 | 1996年1月27日 |
上映時間 | 83分 |
製作会社 | ファニーエンジェル作品(製作協力*映像京都/企画*ファニーエンジェル) |
配給 | ファニーエンジェル |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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