解説
太平洋と日本海を桜で結ぶ夢に挑んだ男の生涯を描く人間ドラマ。47年の短い生涯を桜の植樹に捧げた故佐藤良次氏の手記をまとめあげた中村儀朋の『さくら道』(風媒社・刊)を原作に、「月光の夏」の神山征二郎が監督。脚本は加藤伸代、撮影は伊藤嘉宏が担当。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「さくら(1994)」のストーリー
昭和41年。国鉄バスの車掌・佐藤良次は、自分の勤務する名金線を桜の道にしてお客さんに喜んでほしいと考え、植樹を始める。妻・千加子の心配をよそに幼なじみでもある運転手の浩太の協力もあって本格的に植樹は進み、良次は桜功労者として表彰されたり新聞の取材を受けたりするが、台風の日でも出かけてしまう彼はやがてガンに冒される。担当の梶原医師の忠告にもかかわらず、良次は体を蝕まれながらも、車掌の仕事の合間に植樹に打ち込む日々を送る。桜博士として知られる笹部から教えられた荘川桜も7年目にして遂に発芽し苗として成長した。良次はその苗を「荘川七郎」と名づけ、意気投合した輪島の校長・中浦に託した。昭和52年1月。名古屋の鉄道病院に入院した良次は、爛漫と咲く荘川桜の道なりを走る幼い自分の姿を思い描くうち、息をひきとるのだった。
「さくら(1994)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「さくら(1994)」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1994 |
公開年月日 | 1994年4月9日 |
上映時間 | 108分 |
製作会社 | 映画「さくら」製作委員会=クレスト=青銅プロダクション作品(製作協力=神山プロダクション) |
配給 | ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画=映画「さくら」製作委員会 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1993年7月上旬号 夏の特別号 | 撮影現場訪問 さくら |
1994年3月上旬号 | グラビア 《New Release》(新作映画紹介) さくら |
1994年3月下旬号 | 特集 さくら 作品評 |
1994年5月下旬号 | 劇場公開映画批評 さくら |
1994年6月上旬号 | グラビア 《Talky Talk(News)》 「さくら」 |
1994年6月下旬号 | 日本映画紹介 さくら |