解説
孫にあてた祖母の手紙をめぐる自分探しの旅を描いた一編。監督は「ブーベの恋人」で知られるルイジ・コメンチーニの娘クリスティーヌ・コメンチーニ。イタリアで戦後最大のベストセラーとなった、スザンナ・タマーロの同名小説(草思社刊)を基に、コメンチーニとロベルタ・マッツォーニが脚色。主演は老女のヒロインに「王妃マルゴ」のヴィルナ・リージ、若き日の役に「イタリア不思議旅」のマルゲリータ・ブイがそれぞれ扮した。共演は「ゴールデンアイ」のチェッキー・カリョほか。
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「心のおもむくままに」のストーリー
母を幼くして亡くしたマルタにとって、唯一の肉親の祖母オルガの訃報が留学先のアメリカに届いた。イタリアに帰郷した彼女を待っていたのは、愛犬のブックと、オルガが人生の想いを孫娘に残した一冊のノートだった。孤独だった少女時代、親の望むままの結婚。ありふれた毎日。そんな日常から飛び出して旅に出たオルガは、既婚者のエルネストと出会う。胸の鼓動、恋の予感……、エルネストと激しい恋におちる。夫のもとに帰ったオルガに彼の訃報が伝えられる。しかもオルガのお腹には彼の子供がいた。なすすべを持たない彼女は真実を告げれぬまま、娘イラリアを生む。成長したイラリアは町を去り、父のわからぬ娘マルタを生んだ。金の無心に帰ってきたイラリアにオルガは真実を告げるのだった。衝撃に打ちのめされたイラリアは自動車事故で死ぬ。オルガの手紙を読み終えたマルタはブックを連れてウィーンに旅立った。
「心のおもむくままに」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「心のおもむくままに」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス ドイツ イタリア |
製作年 | 1995 |
公開年月日 | 1997年4月19日 |
上映時間 | 107分 |
製作会社 | GMT=プロジェクト・フィルム=ヴィデア作品 |
配給 | エース ピクチャーズ=日本ヘラルド映画配給(フジテレビジョン=ポニーキャニオン=エース ピクチャーズ提供) |
レイティング |
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1997年4月下旬号 |
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