解説
みなし児の姉妹が自分達の新しい家族を作り上げていく、風変わりで感動的なロード・ムービー。監督・脚本はジム・ジャームッシュやアベル・フェラーラらの下でスクリプトスーパーバイザーを務めていたリサ・クリューガ。本作の脚本がサンダンス・インスティテュートのフィルムメイカー・ライターズ・ラボに選ばれ劇映画デビューを果たした。製作はディーン・シルヴァーズとマーレン・ヘッチ。撮影は監督の弟でミュージックビデオの撮影などで知られるトム・クリューガ。音楽は俳優・ミュージシャンとして活躍している「ブルー・イン・ザ・フェイス」のジョン・ルーリー。美術は「ビフォア・ザ・レイン」のシャロン・ラモフスキー。編集は「ダイ・ハード3」のコリーン・シャープ。衣裳はジェニファー・パーカー。出演は「赤ちゃんはトップレディがお好き」のマリー・ケイ・プレイス、「理由」のスカーレット・ヨハンセン、アレクサ・パラディノほか。
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ユーザーレビュー
「のら猫の日記」のストーリー
11歳のマニー(スカーレット・ヨハンセン)と16歳のロー(アレクサ・パラディノ)は孤児の姉妹。ローは預けられていた里親のもとからマニーを誘拐し、ワゴンで町から町へと旅を続ける。食べ物は万引きし、ガソリンは男の子とセックスしてもらうという気ままな生活だが、ある日、ローは自分が妊娠してしまった事に気づく。他の人間の助けがいると思い、マタニティ・ショップで出産の知識に長けているエレーン(マリー・ケイ・プレイス)を見つけ、誘拐した。始めは姉妹に心を開こうとしなかったエレーンだが、次第に母親の役割を果たしていく。そんな時、彼女達が隠れていた山荘に、持ち主の男(ポール・ギルフォイル)が現れた。エレーンは彼を殴って監禁した。しかしやがて男は脱走。その事が原因でローとエレーンはケンカするが、マニーの取り計らいで仲直り。そしてローは河原で元気な男の子を出産した。翌朝、赤ん坊を含めたこの4人は、新しい家族として、再び自由な旅に出発するのだった。
「のら猫の日記」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「のら猫の日記」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1996 |
公開年月日 | 1997年12月27日 |
上映時間 | 88分 |
製作会社 | レイクショア・インターナショナル作品 |
配給 | ユーロスペース配給(ユーロスペース=ポニーキャニオン提供) |
レイティング |
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