解説
ディズニー・アニメの名作「101匹わんちゃん大行進」(61)を、実写でリメイクしたファミリー・コメディ。「エース・ベンチュラ」などを手掛けた名動物トレーナーのゲイリー・ゲローが訓練を重ねた総勢200匹もの犬たちの名演と主演のグレン・クローズの怪演の対決が見もの。監督は「陽のあたる教室」のスティーヴン・ヘレク。脚本は「ホーム・アローン」シリーズのヒットメーカー、ジョン・ヒューズ。製作はヒューズとリカルド・メストレス、製作総指揮はエドワード・S・フェルドマン。撮影は「ジャッジ・ドレッド」のエイドリアン・ビドル、音楽のマイケル・ケイメンと編集のトゥルーディ・シップは「陽のあたる教室」に続いての参加。美術は「ロブ・ロイ ロマンに生きた男」のアシュトン・ゴートン、衣裳は「フック」のアンソニー・パウエルと、ローズマリー・バロウズ。動物たちの危険で難しいシーンにはSFXが使われ、「ベイブ」のジム・ヘンソンズ・クリーチャー・ショップと「ツイスター」のILMが担当。主演は「ジキル&ハイド」のグレン・クローズ、「チャタレイ夫人の恋人」のジョエリー・リチャードソン、「グース」のジェフ・ダニエルズほか。日本語吹替版も同時公開。
ユーザーレビュー
「101」のストーリー
ロジャー(ジェフ・ダニエルズ)はロンドンに住む、売れないゲーム・デザイナー。アニタ(ジョエリー・リチャードソン)はまだ駆け出しのファッション・デザイナー。2人はある日、それぞれが飼っているダルメシアン犬を公園で散歩させている途中、ロジャーの連れているポンゴとアニタのパーディが恋に落ち、飼い主たちもまた恋に落ち、2人と2組のカップルに。アニタの乳母でメイドのナニー(ジョーン・プロウライト)も加わり、新婚生活が始まった。やがてパーディは15匹のかわいい小犬を産み、ロジャー家は幸福に包まれる。だが、アニタの上司でファッション業界に君臨する女王クルエラ・デ・ヴィル(グレン・クローズ)が彼らに目をつけた。毛皮マニアの彼女の夢は、ダルメシアンの小犬の毛皮で作ったコートを着ること。目的のためなら手段を選ばぬ彼女は手下のジャスパーとホーレスに命じて、15匹の小犬を誘拐。突然、小犬たちを盗まれたロジャーとアニタは途方に暮れるが、手掛かりはない。ポンゴは犬たちの情報ネットワークを使って、小犬たちの足取りを追う。老犬の〈大佐〉とその忠実な部下のキッパーからの情報で、雪深い北の村の空家となっている屋敷に、ポンゴとパーディの子供たちを含めて99匹ものダルメシアンの小犬が捕らわれていることが判明。残忍な毛皮職人スキナーにコートを作らせるつもりらしい。ポンゴとパーディは現場に急行、大佐とキッパーは農場の動物たちを総動員して救出作戦を開始。99匹のダルメシアン犬は大脱走は無事に成功。クルエラ一味も一網打尽にされ、犬たちの世界にも平和が戻った。
「101」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「101」のスペック
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